Home Search Admin
新・地震学セミナー

投稿を希望される方は、管理者ansde@ailab7.com 宛メール送信してください。管理者が内容を
判断して適宜紹介させていただきます。

過去ログは「セミナー倉庫」に収録してあります。次の索引一覧からごらんください。
http://www.ailab7.com/log/seminarsakuin.html;







  [1463] 多重震源という現象
Date: 2008-07-25 (Fri)
岩手北部の地震はマルチプルショック(多重震源)であった可能性があるという報道があります。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080724-00000077-mai-soci
<岩手北部地震>7〜8秒に3回連続のマルチプルショック
7月24日15時1分配信 毎日新聞
 岩手北部地震では、7〜8秒に3回連続で地震が発生していた可能性のあることが24日、東京大総合防災情報研究センターの古村孝志教授(地震学)の分析で分かった。同様の現象は、昨年7月に起きた新潟県中越沖地震などでも観測されている。しかし、単発の地震が多いと考えられていた地下の深いプレート(岩板)内部で起きた地震では珍しい。

 複数の地震が、短時間で発生する現象は「マルチプルショック」と呼ばれる。

 地震波には、最初に到達するP波と大きな揺れのS波がある。

 古村教授は防災科学技術研究所(茨城県つくば市)のデータを解析した。その結果、最初に小さなP波が観測され、この約5秒後に最初のP波の6〜7倍の大きさのP波、さらにその2秒後に同程度のP波が観測されていたことが分かった。また、S波もP波に対応する形で7〜8秒間に3回発生した。この結果から、プレート内部で破壊が3回続けて起きたことが判明した。古村教授は「プレート内部での地震発生メカニズムの解明に役立つのでないか」と話す。【斎藤広子】
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
以上が毎日新聞の報道です。
防災科学技術研究所のサイトによると、マルチプルショックとは、次のようなものだそうです。
「比較的大きい地震の記録において、複数のP波とS波が検出される事がある。地震断層が滑らかに破壊されず、複数と見なせる断層破壊が一つの地震断層を形成する場合である。これを多重震源(マルチプルショック)と言う。」

一例として示されているのが、昨年7月に起きた新潟県中越沖地震でのマルチプルショックで、次のような波形に現れているそうです。

東大地震研究所強震動グループサイトより

断層地震説で考えると、震源は破壊の開始点であって、断層の終点まで破壊が進行するという解釈ですから、多重震源というのはどのようなことなのか、物理的な現象としてイメージしにくいです。
地震爆発説では[1456]で述べた、爆発という第一段階と爆縮という第二段階が起こっていることがマルチプルショックの一つの原因である可能性があります。
また、[1454]で述べた、ソーセージ型のマグマ溜りの中で爆発点つまり震源が連鎖的に並ぶ連鎖震源では、図のようなダブルショックだけでなくそれ以上の複数回のショックが発生する可能性もあります。
深発地震はマグマ溜り内部での爆発ではなくて、熔融マントル内での爆発現象であると考えられますが、今回のように大きな爆発になるとマントル対流の内部に解離ガスの貯留場所が複数できて、その場合も連鎖震源になって、多重衝撃(マルチプルショックの真意)となる可能性があります。

記事の中には「単発の地震が多いと考えられていた地下の深いプレート(岩板)内部で起きた地震では珍しい。」とありますが、深発地震は通常今回のような大きな地震は少なく、単発つまり[1454]にある単震源の場合が多いということを意味しています。
マルチプルショックとは多重衝撃というべき現象で、多重震源とは意味が違うように感じられますが・・・どうでしょうか。


  [1462] また東北で大きな地震
Date: 2008-07-24 (Thu)
また、東北地方で大きな地震がありました。東北地方の被害者にはお気の毒なことですが、この地震から地震の真相を学ぶべきだと思います。報道を紹介しておきます。

太平洋プレート内部で発生=二重面の下層、小地震は頻発
7月24日2時45分配信 時事通信
 岩手県で震度6強を観測した地震は、陸側のプレート(岩盤)の下に沈み込む太平洋プレートの内部で起きた「スラブ内地震」とみられている。平田直東大地震研究所教授は「震源が相当深い。岩手・宮城内陸地震のような内陸型ではなく、太平洋プレートの沈み込みに関係する地震」と述べた。
 震源地付近は、太平洋プレートが東から西に向かって深く潜り込んでいる。気象庁によると、地震のメカニズムは東西方向に引っ張られた正断層型で、沈み込む太平洋プレート内の深い所ではこのタイプの地震が起きることが知られている。
 同教授は「この規模の地震がどの程度の頻度であるのか分からないが、起きても不思議はない場所」と指摘。東北地方で規模の大きな地震が続いたが、タイプが異なり、関連性はないという。 

岩手で震度6強 太平洋プレート内部で発生か
02:42更新http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/disaster/163696/
 東北地方の太平洋側では、東から西に移動している太平洋プレート(岩板)が陸のプレート(北米プレート)の下に沈み込んでいる。今回の地震は、太平洋プレートの内部で起きた地震とみられ、2つのプレートの境界で発生する海溝型地震とはメカニズムが異なる。
 東北大学の海野徳仁教授によると、太平洋プレートの内部で起こる地震は、上下の2層構造になっており、今回は下面で発生したため、震源が120キロという深さだった。上面と下面では地震のメカニズムも異なり、上面側では断層面に圧縮力が働く「逆断層型」、下面では断層面が引き離されように力が働く「正断層型」の地震が起こることが知られ、今回の地震は正断層型だという。
 東北地方で近年に起きた太平洋プレート内部の地震としては、平成15年5月に宮城県・気仙沼沖の深さ70キロで発生したマグニチュード(M)7・1の地震がある。この地震は、太平洋プレートの上面側で起きた逆断層型だった。
 今回の地震は、岩手、青森県を中心に広い範囲で強い揺れが観測された。これは、震源が深いために地表での距離が離れていても震源からの距離の差が小さいためで、震源の深い地震の特徴の一つだ。
 海野教授によると、太平洋プレートの下面側ではマグニチュード(M)6級までの地震は観測されるが、M7に近い規模は極めてまれだという。また、一般に震源が深いほど、余震の回数は少ないとされる。

東北地方で火災、落石、倒木…1か月で2回目の震度67
7月24日2時32分配信 読売新聞
 東北地方をまた激しい揺れが襲った。岩手県の太平洋側北部で震度6強を記録した24日未明の地震。震度5弱以上の地震は今年に入って7回目で、東北地方ではわずか約1か月の間に2回目の震度6となった。頻発する地震に、寝静まった町は不安に包まれた。

 「いきなりドーンという突き上げがあって、大きな横揺れが来た」

 震度6強を観測した岩手県洋野町。就寝中だった主婦、菖蒲沢ユリ子さん(61)は「先月の揺れよりずっと大きかった。戸棚の中のコップや食器が割れていた」と声を震わせた。

1. 町役場2階で仕事をしていた企画課の佐々木貴光さんは「最初『ドーン』と大きな縦揺れがあり、それから横揺れが続いた。揺れは大きく、カウンターにあった花瓶が落ちて割れ、給湯室の食器類も割れてめちゃくちゃになった。窓ガラスにもひびが入ったようだ」と地震直後の様子を語った。(後略)
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
いずれも、太平洋プレートとの関連で、「地震のメカニズムは東西方向に引っ張られた正断層型」という解説になっています。なぜプレートの上面では押されて逆断層になり、プレートの下面では引っ張られて正断層になるのか理屈が理解できません。

「いきなりドーンという突き上げがあって、大きな横揺れが来た」という体験談からは、地震が爆発であることを物語っています。断層地震説に拘る人はいつまでたっても、プレートとの関連を捨てようとしませんから、新しい地震観・・・といってもフンボルトの地震観に戻すだけなのですが・・・を早く広めないといけません。

それでは、「岩手、青森県を中心に広い範囲で強い揺れが観測された。これは、震源が深いために地表での距離が離れていても震源からの距離の差が小さいためで、震源の深い地震の特徴の一つだ。」と言う通説の解説とは違う地震爆発説での解説をしておきます。

深発地震ではウラジオストックあたりの地震でも東北沿岸の震度が大きくなることがあります。これは大陸端部では地殻が海洋に向けて次第に薄くなっていくので、モホ面以下の固い部分も地表に近くに位置することが原因です。マントル内部での爆発の震動が、この緻密な部分を伝播して広がるからです。今回の地震は震源が直下であったので、異常震域という問題は起きませんでしたが、大陸方面や関西、中部域での深発地震ですと、震央が無感なのに、東北では有感になるという異常震域という問題になります。
断層という爆発の傷痕ができるのは固体である地殻の内部で起きる地震の場合だけです。このような深部ではマントルは熔融していますから、正断層というような傷痕ができることはありません。

断層に関する所見に、異論があるようですが、濃尾地震で発生した断層に関しては「断層は地震の後に現れたという興味深い目撃談 」があります。地震の後からズルズルとゆっくりと動くようです。ライブラリーから抜粋します。

 例へば、明治二十四年濃尾地震の時は岐阜の東北方面数粁のところに極めて鮮かな土地の段違ひ、すなはち断層が出現した。この断層は地震と殆ど同時に出現したのであるから、断層の成生が全く地震波を発生する本源であるかの如く考へられてしまつたのである。
 當時においても故大森博士はこの断層が殆ど瞬間的に発生したものではなくて、地震後極めて緩やかにズルズルと段違ひになつたといふ話を目撃者たる一農夫から聞いて來られ、著書の中にも載せてをられるが 、・・・・・。


  [1461] 4000ガルの発生理由
Date: 2008-07-24 (Thu)
6月22日の毎日新聞に岩手宮城内陸地震で4000ガルの加速度が生じた理由が解説してありました。地層の境界で揺れが増幅したとか、「SP変換波が生じた」ということですが、このような加速度は爆発現象でしか説明できないように思います。

別の記事では「山中佳子・名古屋大准教授は、地震波を解析し、今回の地震の断層面が長さ約40km幅約15kmに及ぶことを突き止めた。この断層面が19秒かけて最大で約4メートル動き、地震が発生したと予想する。」ともありますが、19秒かけて4メートル動く物理現象から4000ガルの加速度は絶対に発生しません。
また、新聞記事には地表面では4022ガルだが、同じ場所の地下260mの地震計では上下動が640ガルという小さなものであったことが報告されています。爆発点である震源に近いにもかかわらず加速度が小さいということは動きが拘束されているということを意味しています。
これは、[1427]で述べたように地表面は自由端として自由に動けますが、地下内部は固定端として拘束されているために、動きが自由でないために加速度が小さくなることを意味しています。つまり地震が爆発現象であることを物語っているのであって、揺れが増幅したとか、変換波が生じたということではありません。ここにも、断層地震学の破綻が現れています。

  [1460] マントル固体説矛盾の証拠(2)
Date: 2008-07-23 (Wed)
Bの深発性遠地地震の波形は@およびAの波形とはまったく異なっています。マントルが固体ならばこのような違いはないはずであります。波形が極端に違う理由は個体中の爆発と、液体中の爆発の違いのように推定できますが、詳細は検討中です。
しかし、到達時刻に関してはAと違って計算値に合っているように見えます。マントルが熔融しているとすれば理論値に合うはずが無いのですが、その謎を次のように説明することができます。

B の波は通説によれば震源よりも深いマントル中へ潜り、地表に向かって伝播することになっています。実測地と理論値とが合うことから、このような高速度帯を通過する伝播経路の仮定に間違いが無いという解釈をしているのだと思いますが、それならばAの波が遅れる理由が説明できませんし、実は次のような誤解が存在します。
Bの波が理論値に合うように見えるのは次のように説明することができます。
この波は熔融しているマントル内部で発生する地震ですから、震源ではP波しか発生しません。地震計に到達するP波はOABと通過する波ですが、O―A間は液体中の伝播速度ですが、実際には短いですから、地殻内部をP波として伝播するのに要する時間に近いわけです。深く潜って長距離を伝播するとすれば高速度帯を通過させなければ合いませんが、実際はもっと短い地殻内部のコースを伝播しているので合うのです。
地震計にS波として到達するのは、震源から出たP波が地殻に突入して変換されるS波のことです。この波は0−A’間はP波なのですが、熔融マントル中のP波は地殻中のS波の速度と同じ程度ですから、O−A’−B間をS波の速度で伝播するのと同じ程度の時間になるのです。
P波とS波が共に、マントル中を伝播しているというのは誤解です。JBモデルでマントル中の伝播速度が地表付近よりも相当に大きな値を持つことになってしまうのは、伝播経路を選定する数値計算の仮定に間違いがあって、長距離を伝播するような仮定だから高速度になるわけです。
それにしても、マントルが熔融しているというのは地震学、地球物理学にとっても大問題であり、理論を根底から考え直さないといけないことになります。

以上が解説文です。これは現代流行の計算地震学の根幹を問い直す問題ですから、地震学者に真剣に取り組んでいただきたいと思います。逆に石田仮説に問題があるならば、ご教示願います。

  [1459] マントル固体説矛盾の証拠
Date: 2008-07-22 (Tue)
マントル固体説に固執することが現代地震学の混乱の原因ではないのかと思っていますが、熔融説は石田仮説の大きな柱であります。[1457]で熔融説は「地震波の伝播経路の検討から誘導される根拠のある推定」と説明しましたが、その説明である次の画像の解説文を紹介します。Aの波とは[1356]に定義した浅発性遠地地震のことであります。

Aの波が理論値よりも随分遅れることは次のように説明することができます。
浅い場所で起こった地震は石田仮説で定義する地殻とマントルとの境界にある固・液不連続面、すなわち、固体と液体の不連続面で大きく反射して、マントルの中へは進入できません。ここで反射してさらにモホ面や地表面で屈折と反射を繰り返して地震計に向かいます。高速度で伝播するはずのマントル部分は通過していないのです。つまりすべての区間で伝播速度の遅い地殻内部を伝播しているために理論値とは合わないのです。

以上が解説文です。地殻内部で発生する浅発地震は遠地地震になると、固・液不連続面が存在するために、グーテンベルグらが仮定したような伝播経路を通らないで、遅い地殻内部を通るために、計算値よりもずっと遅れて到達することになります。マントルが熔融している証拠であるということを意味しています。

  [1458] 大陸移動の原動力に関する矛盾
Date: 2008-07-22 (Tue)
次に大陸移動の原動力についての新旧2説の解説文を紹介します。


ウェゲナーの大陸移動説がいったん否定される原因となったのは大陸移動の原動力に関して説明できなかったからです。当時は岩流圏のマントルが流動する時に、その上の地殻を含むプレートが粘性摩擦によって引きずられるからであるという考え方がなされていたのですが、計算するとそれには無理があることが判明しています。
現在ではマントルの移動とは関係なくプレート自身の自重によって、沈降していくという能動的移動論という解釈が採られています。
つまり、海嶺で誕生したプレートは移動して海溝まで到達する間に冷却され、密度が高くなって、自重によって沈降していくという考えかたです。テーブルクロスがずり落ちるように水平部分のプレートを引っ張って流動して行くという解釈です。
ということは日本海溝では、太平洋プレートが自重で沈降しているのであって、ユーラシアプレートに乗っている日本列島に圧力を掛けて、それによって日本列島に巨大地震を発生させるというようなメカニズムは考え難いのではないかという解釈も出てくることになります。

それにしても、日本海溝から太平洋の海嶺までは地球円周の三分の一くらいの距離すなわち、約13,000kmもあります。その大きなテーブルクロスを6%にも満たない高々700kmの長さの沈み込みプレートの自重によって引きずり下ろすことなどできるわけが無い・・・というのが冷静な見方ではないでしょうか。
そのようなプレート論で地震の発生は説明できないということも冷静に考えれば分かることであります。

以上が解説文であります。通説のプレート論では陸側プレートに圧力を掛けて、山脈を構成させたり、潜り込んで地震を発生させたりするような能力は期待できません。ただ自重で沈んでいくというのですから・・・。
太平洋の真ん中で沈んでもおかしくないわけですが、なぜ海溝までたどり着くのか納得できる説明はありません。

  [1457] アイソスタシーという矛盾概念
Date: 2008-07-22 (Tue)
解説用DVDのナレーションの中から「アイソスタシーの概念」を紹介します。マントル熔融説に関連する地球科学上の重大問題の提言でもあります。



アイソスタシーという概念は地球科学の中では大変重要な意味を持っています。この概念があるために、アトランティスやムーなどの大陸が沈没したというのは「あり得ない話」という結論になっているのです。
アイソスタシーの概念を説明する前に、地殻の定義をしておく必用があります。
通説では大陸というものは最上部に花崗岩が存在し、その下に安山岩や玄武岩があるとされています。海洋底拡大説から導かれる結論でもありますが、海底には花崗岩は存在しないと言われています。さらにその下にはカンラン岩と云う硬くて緻密な岩石があり、地震波の伝播速度が大きく違うことが知られています。この境界面を発見者の名前をつけてモホロビッチ不連続面、略してモホ面と呼んでいます。
通説ではこのモホ面より下をマントルと呼んでいます。マントル内部には温度の高い部分があって、そこを境に上部マントル、下部マントルと呼びます。モホ面までと、上部マントルを含んだ部分を岩石圏、その下を岩流圏と呼ぶこともあります。岩流圏といっても、固体であり、せん断波であるS波も通過するとしています。つまりマントルは固体であるという立場を取っています。

一方石田仮説では、地球誕生以来の歴史から類推して少し解釈を変えています。地球は誕生してからしばらくは、マグマオーシャンという状態で陸地は存在していませんでした。
冷却が進行し、薄皮のように固形化した陸地が誕生し、海が形成され、やっと動植物や人間が生活できる環境ができたというのが間違いのない歴史であります。冷却は現在も進行していて、陸地の下はマグマオーシャンの状態であると推定できます。したがって、固形化した部分を地殻と呼び、その下には熔融状態のマグマが存在していると考えるのはごくノーマルな判断であります。
そこで、石田仮説では、モホ面の下にある固体部分までを地殻とよび、その下のマントルは熔融マグマであると解釈します。なお、この考え方は勝手な憶測で決めているのではなく、後で説明する地震波の伝播経路の検討からも誘導される根拠のある推定であります。
ではここで、アイソスタシーの概念を説明します。これは「地殻はマントルよりも軽いので氷山が海に浮いているように、浮かんでいるのである。」という概念です。
通説での地殻、つまりモホ面までの厚さは大陸では厚く、海洋部分では薄いのでそのように見えるのですが、アルキメデスの原理により大きな浮力を得るために、大陸は厚くなっている、という解釈です。
ウェゲナーはこの解釈に基づいて大陸の一部が急に厚さの薄い海洋底に変化することはあり得ない、として陸橋説を論破しました。
しかし、固体であるマントルが、固体である地殻を浮力によって浮かべている・・・という説明はレオロジーという概念を使用しても、正当性が疑問視されます。レオロジーとは、固体であっても、長い時間を掛ければ氷河が移動するように変形・移動することができるという考え方です。
石田仮説では、大陸は冷却されやすく、分厚くなりますが、海洋では冷却され難くて、地殻が薄いのだと解釈します。

以上が解説文です。物質は固体であっても、長時間掛ければ変形し、移動するというレオロジーという概念は地震波の伝播問題を扱うスタート点で、マントル中を伝播すると仮定したことの矛盾を繕うために採用された「こじ付け的概念」だと思っています。実験室ではレオロジーが証明されているという認識なのでしょうが、岩石は水を含めば融点が極端に下がるということが分かっていますから、無水状態での実験結果を信じてレオロジーに固執するべきではありません。

  [1456] 解説用DVDを計画中
Date: 2008-07-20 (Sun)
現在パワーポイントで作った下記映像の解説ナレーションを作っています。
http://www.ailab7.com/ceprezen.ppt
計画では一本のDVDに仕上げる予定です。
とりあえず、石本博士のマグマ貫入理論の画像についての解説文を紹介します。


こうした宏観現象などの異常現象は弾性反撥理論ではほとんど説明することができません。
それでは次に、マグマ貫入理論を紹介します。この説はフンボルト海流、フンボルトペンギンなどとして名前の残っているドイツの博物学者フンボルトの地震観を基礎とするものですが、日本の小川琢治、石本巳四雄という先覚者が唱えた地震学説です。
なかでも、地震研究所の初代所長を務めた石本博士のマグマ貫入論は押し円錐理論として有名であり、昭和初期には一世を風靡する勢いがあったのです。
博士らは岩脈という異質の岩石が、貫入している現場を見て、地震現象とは何らかの原因でマグマが岩盤中に貫入する現象であろうと推定しました。
マグマが貫入する方向に地震の押し領域が発生し、それ以外の領域に引き領域が発生すると考えると、地表に現れる断層や、押し引き分布がうまく説明できることを発見しました。押しとは地震による地盤の初動が震源から離れるように動くことを意味し、引きとは震源に近づくような動きのことを意味します。
押し円錐が垂直な場合には、直下型地震となり、震動被害が大きくなります。規模の小さな地震でも直下で地表へ向けての爆発が起こりますから被害が大きくなるのです。
押し円錐の軸が水平の場合には、振動被害は大きくなりませんが、地盤が沈下したり、海洋部では津波の原因にもなります。
押し円錐の中心部が震源であり、ここで爆発的な貫入エネルギーが放出されるのですが、当時は貫入のエネルギー源が何なのか分かりませんでした。水素の化学反応という点に理解が向けられなかったために、爆発といえばダイナマイトの爆発のようなExplosionだけしかイメージできなかったのでしょう。その後、爆発ならば、全領域が押し領域になるはずだという短絡的発想が勢いを増して、貫入理論が廃れてしまったことは残念なことです。
貫入理論は通説では説明できない直下型地震の説明もできますし、ダブルカップルというような物理的イメージが希薄な通説よりははるかに優れた理論であります。
この貫入理論のベースにあるのは、フンボルトが火山活動を綿密に観察した結果として得られた洞察によるものであります。
フンボルトは中南米の火山活動を現地で観察し、貫入現象が深部で起こるのが地震、浅部で起こるのが火山活動であると見抜き、両者には密接な関係があると考えていました。

石田仮説はこのマグマ貫入の原因が地下水の爆発的解離現象とそれによって発生する解離ガスの結合爆縮現象であるとしています。
水が酸素と水素に解離するときに、マグマ溜りがボイラーの容器のような働きをなし、平衡破綻型と呼ばれる爆発が起きていること、これが地震の第一段階であり、第二段階では解離した水素と酸素が爆鳴気として結合し、爆縮反応を起こすこと、この二つのプロセスが短時間に起きていることが地震の真相であるとしています。

火山の爆発というのは、第一段階だけで終了し、爆縮反応が起きない場合の自然現象であると解釈されます。
この、熱解離する水素に関連して起きる二段階の地震メカニズムを簡略化して水素爆発説と呼んでいます。

以上が解説文です。マグマ溜りが存在しない深発地震や、小規模の地震は、第一段階が、ゆっくりとした反応で、爆発は起こらず、第二段階の爆鳴気爆縮のみという地震ではないのかと考えられます。巨大地震というのは最初の段階で爆発、次の段階で爆縮が起こり、押し引き領域の境界が破れて断層が生じ、被害が大きくなるのだと思われます。大きな地震では二回の爆発音があったという経験談が聞かれるのはこのためだと推定されます。小さな地震では断層はできません。

注:水素爆発ならば全領域が押しになる・・・という短絡的発想の典型が次のサイトにあるbintagire氏のような発言です。
http://d.hatena.ne.jp/goito-mineral/20040913
「bintagire 2004/09/14 09:10
せめて、メタンにすればいいのにねと思ってしまいます。そもそも、水素爆発では、メカニズムは説明できないのに・・・。地下核実験だとすべて押しだったりします。」
自然現象として起きる水素爆発は二段階の反応がありますが、ダイナマイトや核爆発では第一段階しか起こらないのです。このサイトを読むとbintagire氏は地震学を専門的に学んだ方のようですが、地震学教育がフンボルトの直感を葬り去ったようです。



  [1455] 「地震の謎を解く」の講演
Date: 2008-07-16 (Wed)
昨日は母校の土木科OB会組織が主宰する「CE技術の会」において、「地震の謎を解く」と題する講演をさせていただきました。機器の不調により準備しておいたパワーポイントが使えませんでしたので、分かりにくい講義になったかもしれませんが、活発な質問をいただき、ANSへの賛同を得ることができました。元建設省キャリア組の方、電力会社に居られた方、大手ゼネコン退職者も多く居られましたが、ダム建設のサイト選定、運用方法などと地震との関連に関心があるようでした。地震発生の理屈を踏まえると、運用時に急激な水位変動を与えないことが肝要であること、また断層上にダムサイトを選定するのは、当然危険であることなど、議論が進みました。懇親会ではあるキャリア組の方から、緊急地震速報の体制では内陸地震に対して効果が薄いので、早くこうした予知のための観測体制を敷くべきだという声があり、自分もコンパス観測を実施するから頑張れという激励を受けました。聴講者の何名かの方から会員申し込み方法の問い合わせがきております。
使用できなかったパワーポイントの資料をアップしておきます。
http://www.ailab7.com/ceprezen.ppt

  [1454] 連鎖震源の考え方
Date: 2008-07-12 (Sat)
海洋研究開発機構の調査結果速報には、人工衛星から見た津波の高さをもとに、海底地盤の変動を計算した図面が載っていました。
こうのような海底の変動は通常起こるような爆発が一箇所という点震源では説明できません。
これは深発地震の特徴としてニューオフィス48に紹介した連鎖震源の考え方で説明できます。
日本海溝や南海トラフでもその可能性がありますが、海溝に沿っては地殻の厚さが急変するために、熱の流れが激しい場所です。ここでは冷却過程にある熔融マントルのチャネルが連結したサージチャネルが存在している可能性があります。そのチャネルが球形に近いものならば単震源になりますが、ナマコ上の形態をしていれば、爆発点つまり震源が連鎖状に並ぶことが考えられます。そのような、地震の場合にはスマトラ沖地震のように、隆起する領域と沈降する領域が帯状に並ぶことになります。

海洋研究開発機構サイトより

海洋研究開発機構が行った余震の調査を見ても、地震波形は溶融マントル内での地震波形特有の形状をしているのが分かります。
震源深さは深発地震の定義よりもずっと浅い場所で起きている地震ですが、波形は[1356][1357]などに示した深発地震(Bの波)に酷似していることが分かります。P波が先行し、S波が後から到達するという浅発地震(@の波)とは明らかに違っています。

海洋研究開発機構サイトより


[1447]でも紹介しましたし、[1366]でも話題にしましたが、四国や紀伊半島で観測される深部低周波微動という現象は、サージチャネルの存在を示しているのではないかと考えています。このようなチャネルは海溝付近にも、海溝に沿って存在している可能性があります。ここでの、連鎖震源的地震が南海地震、東南海地震というような大きな地震を起こした原因かもしれません。
白鳳地震というのは高知に在った黒田郡という広大な土地を陥没させてしまったようですが、連鎖震源という巨大地震だったのでしょう。

  [1453] スマトラ沖地震再考
Date: 2008-07-12 (Sat)
[1449]で述べた「スンダ海溝には断層は見つからないでしょう。」というコメントを撤回します。理由は現地調査の報告を見るとスンダ海溝のほうが大きな地変がありそうだからです。
スマトラ沖地震が発生した直後に海洋研究開発機構が行った調査結果に、興味深いものがありました。
http://www.jamstec.go.jp/jamstec-j/PR/0503/0328/index.html

海洋開発研究機構サイトより加工させていただきました。

スンダ海溝付近の斜面に段差が100メートル以上あるという海底崩壊現象が見られます。

海洋開発研究機構サイトより

このように、スンダ海溝に大きな地震の傷痕が残っていますので、爆発の角度(押し円錐の傾斜角度)は[1449]およびニューオフィス46で述べたような、西上がりになるのではなく、もっと垂直に近いものだと思われます。写真に見られる大きな崩落は衝上げ断層(Thrust)によるものか、または岩手・宮城内陸地震において荒砥沢ダム上流に発生したような崩落が起こって、やせ尾根のように残っているものなのかは不明です。
しかし、インド洋を襲ったあの大津波が、[1449]に紹介したピボットライン付近での地変だけで発生したとは考えにくいので、もっと沖合いのスンダ海溝に近い部分で衝上げ断層が発生したことが推定できます。ピボットライン付近の東西にできる沈降領域と隆起領域も押し円錐の引き領域と押し領域に該当しますが、より大きな断層が出来るのは、沖合いのThrustではなかったかと思われます。こうした爆発が北方に連鎖的に連続して起きたことが大きな被害を引き起こした地震のメカニズムであると考えられます。

また、同じ海洋研究開発機構の調査結果速報の図面からも、海洋底の上面部分にまで達するようなThrustが形成された様子が伺えます。今回の地震ではこのような大規模な爆発がアンダマン海域までの5箇所で同時に起きたことがうかがえます。


海洋研究開発機構・調査結果速報より



  [1452] 地球温暖化理論のウソ
Date: 2008-07-10 (Thu)
昨日の新聞にWILL増刊号の広告がのっており、「定説ってウソだらけ」という言葉が目に飛び込んできました。「ガンは迷わず切除」という定説もウソだという話は先日の放射線専門医の講演で聞きましたが、色んなところに定説のウソがあるものです。
地球温暖化の原因についても[1451]で紹介したように定説のウソがあるようです。
「地球の気候に一番大きな影響があるのは雲の量である。雲の量は、宇宙空間から飛来する宇宙線の量できまる。宇宙線は太陽風が多くなると減少する、つまり、太陽が風を送らないと、宇宙線が増えて、雲が多くなり、地球は寒くなる。」というのが本当のようです。

http://video.google.com/videoplay?docid=8486751216888618909&hl=enより

アル・ゴアが示した、気温とCO2の強い相関関係は因果関係が違っているようです。気温の上昇が先に起こってその後CO2が増えてくることが記録からわかる。つまり、太陽活動が活発だと雲が少なく気温が上がってCO2も増える。太陽が不活発になると、雲が多くなり、地球が寒冷化し、生物の活動が減ってCO2が出なくなる・・・なんという明快な理屈でしょうか。
過去百年間の北極の気温はCO2とは無関係であり、太陽活動と密接な関係があることは宇宙物理学者が認めていることなのです。ウソを流しているのはメディアなのです。

http://video.google.com/videoplay?docid=8486751216888618909&hl=enより


サミットは何をやっているのでしょうか。日本はCO2排出権を今年は1〜2兆円購入する?いったいこれはどうしたということでしょうか、税金の無駄遣いの極めつけでしょう。それとも、知っていても国際政治という複雑な利害の中ではガンジガラメで、自由に動けないということなのでしょうか、空しい気がします。

地震学の定説にもウソがあるといい続けてきましたが、地球温暖化危機説とおなじく、間違いを正すことが未だにできません。
プレート説の間違い、地震波の伝播経路の間違い、活断層説の間違いなどがこれほど明瞭になっているのに、水素爆発とその傷痕に関する因果関係の取り違えに地震学者は気付いてくれません。

しかし、一般の方には賛同してくださる方が増えているのです。石田地震科学研究所では活断層の調査よりも、水素濃度を計測する全国観測網の構築に血税を使用すべきだと思っているのですが、ご協力をいただいた寄付金で少しずつ進展しています。
実は[1434]で紹介しましたように、寄付金の中から現地観測で使用できる検知器の購入を検討していましたが、取扱店の担当者の方が地震爆発論に賛同してくださいまして、破格のボランティア特別価格で提供していただけることになりました。誠に有難く感謝申し上げます。
さらに観測会員にも申し込みを頂き、寄付まで頂戴いたしました。メールには、見積価格はボランティア特価としたこと、石田理論に賛同していること、観測のメンバーになりたいこと、 寄付金として、会社名で振り込みます・・・などと書いてありました。ありがとうございました。

  [1451] 地球温暖化詐欺とガイアの意識
Date: 2008-07-08 (Tue)
地球温暖化の問題に関しては、すでにニューオフィス42 「地球温暖化」を予言するモデルの危うさにおいて、シミュレーションモデルの危うさを指摘しました。モデルには海底火山から放出される地球内部の熱量がカウントされていないことが、私は致命的な欠陥だと思っています。

次の番組は、環境問題として取り上げられている地球温暖化の対策が実は科学者の賛同が得られているわけでははなく、政治的なプロパガンダで進められているという内容の告発番組の一部です。字幕を抜粋して紹介しておきますが、巨大なマーケットに成長した気象産業の実態が暴露されています。

こうした利権構造は
セミナー[1193]利権構造に潰された地震予知体制で紹介した、測地学的地震研究を追及する姿勢にも感じられますので、環境問題ではありますが、この地震学セミナーで紹介することにいたしました。



私たちは理性の時代にいると思っています。
地球温暖化への警鐘は科学を装っていますが、科学ではなくプロパガンダです。
20世紀の地球温暖化と人類が排出した温室効果ガスを関連付ける直接的な証拠はありません。結局嘘だということです。CO2が気候を変えているとは言えません。そんなことは過去に一度もありませんでした。
温室効果ガスのCO2が大気中に増加し、それから気温が上昇すると仮定していますが、氷床コアの記録では全く逆だと分かりました。つまり、人間が気候を変えているという理論の最も根本的な前提が間違っていると分かったのです。
つまり全部胡散臭いんです。人為的地球温暖化説はもはや気候環境だけの理論ではありません。それはこの時代をつかさどるモラルと政治的大義なのです。

この番組では地球の気候は常に変動しており、現在の地球には何の変哲もないことや、人為的か否かに関わらず気候が二酸化炭素により変動するという見解を否定する科学的証拠を紹介します。いたるところで人為的な気候変動は疑いの余地なく証明されていると言われています。しかし、それは嘘です。
【地球温暖化詐欺】
Tim Ball教授:地球温暖化を信じないという人々がいますが、私は違います。私は地球温暖化は信じていますが、人為的なCO2が原因だとは思っていません。
Nir Shviv教授:数年前に聞かれたら私もCO2が原因だと答えたでしょう。私も一般の皆さんと同じようにメディアに耳を傾けてましたから・・・。

空想的終末論じみたニュース報道が増加しています。もはや、政治家は気候変動に疑問を挟んだりはしません。反対意見には非寛容的なんです。地球上での最悪の気候犯罪者(CO2排出者)が政治的に絶対許されないということは、気候変動の正統性を疑うことです。地球温暖化は政治を超えてしまいました。それは一種の新しい倫理観です。

人為的地球温暖化説への熱狂は激しさを増していますが。多くの気象学者は科学的な論拠は崩壊していると言っています。たとえば歴史的には二酸化炭素が現在の3倍から10倍あった時代もありました。もし、CO2が気候に大きな影響を与えるのならば、気候復元で分かるはずです。
地質学的な時間概念で気候について考えれば気候変動の主原因がCO2だとは思わないでしょう。ここ数十年間の主な気候変動の中でCO2で説明できるものはありません。CO2で気候が変わるとは言えません。そんなことは過去に一度もありませんでした。
人間が原因で気候システムに破滅的な変化が起きているとか、何千人もの科学者が地球温暖化に一致した意見を持っているとか言われていますが、それを真実だと思っていない科学者はたくさんいますし、私もその一人です。人為的な地球温暖化というのは通常の科学的な理論とは違います。

(報道内容)は大きな国際組織の承認を得てメディアによって伝えられています。国際連合、気象変動に関する政府間パネル、略してIPCCです。IPCCは他の国連団体と同じように政治的なものです。最終的な結論は政治的に導かれます。IPCCは1500〜2000人の世界的な科学者で構成されていると言っていますが、名簿を見れば分かる通り真実ではありません。科学者以外の人がたくさんいます。
IPCCは人数を2500人まで増やすために、グループレビューや政府関係者などを受け入れ始めました。IPCCは近づいてくる人々に賛同を求めたりしません。多くの人は反対なのです。議論に同意せず、辞めた専門家をたくさん知っていますが、執筆者リストに記載されたままです。

私はもう環境保護運動と呼びたくありません。単なる政治活動家の運動だからです。彼らは世界的な規模で大きな影響力を持つようになりました。(グリンピース)

気象学者は資金を得るために問題を必要としているのです。パニックを作り出すことに常に関心を持っています。気象科学にお金が流れて来ますから・・・。

現在地球温暖化頼みの仕事が何万とあるのが実状です。ビッグビジネスです、それ自体が巨大産業になっています。もし地球温暖化の寄り合い所帯が崩壊したら、非常に多くの人が仕事を失い新たに仕事を探すことになるでしょう。

西洋人が気象災害の脅威を煽り、発展途上国の工業発展を妨害しているという話でもあります。それはアフリカンドリームを葬るのに熱心な人がいることです。アフリカンドリームとは発展することなのです。環境保護運動は発展途上国の発展を妨害する最強の勢力と化しています。地球温暖化の物語とはどのようにメディアの恐怖扇動が世代をつかさどる思想になったかという訓話でもあります。

地球温暖化ビジネスは宗教じみています。賛同しないと異端者と言われます。私は異端者です。この番組の製作者は全員異端者です。

さらに時期をさかのぼると中世の温暖期以前にもっと暖かい時期があります。青銅器時代のとても長い期間です。完新世の気候最温暖期と呼ばれています。気温は現在より著しく高く、三千年以上続きました。8千年さかのぼると完新世に入ります。今現在の間氷期よりずっと温暖でした。北極熊は今私たちと共に生きているのですから、その時代を生き抜いたのは明白です。優れた適応能力があり、過去の温暖期にも何の問題もありませんでした。過去の気候変動は明らかに自然現象でした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
以上が日本語字幕スーパーを抜粋して紹介したものです。
二酸化炭素の排出が気温上昇の直接的原因ではないのなら、また、これまでにも地球は気温の変動を繰り返してた変哲のない自然現象である・・・というのなら、環境サミットの影も薄いものになってしまいます。
地震学においても、断層と地震の関係において因果関係の取り違えがありますが、温暖化現象に関しても、因果関係の取り違えが起きています。気温が上昇するからCO2が上昇すると言う関係のようです。気温の上昇は別の原因で生じているのが本当のようです。

本当の危機は科学知識を持ちながら、富を得るためにはこのような詐欺行為をも平気でできるという人間の意識、ガイアの意識を無視して勝手気ままにCO2を排出したり、廃液を垂れ流したり、地球に感謝する心を忘れた唯物思想にあるのかもしれません。サロンに書きましたが、「人類にとって重要な任務を持っている科学者こそが、人類の不幸の原因を培っているという、恐ろしい逆説が進行しているようです。」・・・ということかもしれません。


先ほどNHKのテレビ番組「鶴瓶の家族に乾杯」を見ていました。福井の永平寺中学の子供たちが校門を出るときに、一人残らず振り返って学び舎に一礼して下校する姿に感動を覚えました。
教室の掃除も感謝の心で雑巾掛けをする姿に、道元禅師の教えが今も息づいているのを感じて心が温まりました。
子供たちは校舎に感謝して下校していましたが、自分は地球にどれだけ感謝して生きているのだろうかと自問して、ガイア意識に不快な思いをさせているなぁ・・・と恥じ入りました。

紹介した【地球温暖化詐欺】の第二部から第五部はサロンに載せてあります。
http://blog.goo.ne.jp/isshy73177

  [1450] 地震によって起きる大崩落の原因
Date: 2008-07-07 (Mon)
大紀元日本によると、四川大地震で、中国最大の兵器庫が破壊されたそうです。抜粋して紹介します。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
http://jp.epochtimes.com/jp/2008/07/html/d64414.html
四川大地震、中共軍最大の兵器庫を破壊

大紀元日本より

・ 地震が、山の下に隠されている武器弾薬庫の連鎖爆発を引き起こし、何十年もの間使用されてきた中共軍の最大規模の兵器補給庫を完全破壊した。
・ 震源地では地震の以外、非地質的な原因で発生した振動も確認されたという。それにより発生したエネルギーは、地下核爆発に相当するという。
・ 地震が発生した時、震源地付近の山が爆発され、山頂から大量のコンクリートの破片が出たことも報道された。
・ 中国官製報道機関中国新聞社5月31日の報道によると、5月12日地震発生当時、震源地付近の映秀鎮と旋口鎮の境目にある山、突然地面と山が激しく揺れ始め、同時に凄まじい爆発音に伴い、付近の山頂に穴が開き、そこから歯磨き粉を絞り出すかのようにコンクリートの破片が三分間も噴出し続けた。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
以上が抜粋記事ですが、核爆発が起こったのではないかという心配が[1423]での記事にも報じられていました。「非地質的な原因で発生した振動」というのが、核爆発を想定させているのでしょうが、本当に核爆発であれば大変な核物質汚染が広がっているわけですから、情報を見る限りその心配はないと思います。何らかの兵器の爆発が起こった可能性はあるでしょうが、[1423]にも書きましたように、「これを書いた本人は地震爆発説をご存知ないから核爆発まで想定したのでしょうが、そこまで考える必要はないと思います。」・・・・というのが感想です。
しかしそれほど、地震の爆発力が凄まじいことを大紀元報道の写真は表しています。
岩手宮城内陸地震で発生した、荒砥沢ダム上流の破壊もそうですが、このような大崩落を起こす原因が名大教授らによって発見されたという小さな「活断層」によって引き起こされることはありません。


地震学者は爆発という原因と断層という結果の正しい因果関係を取り違えています。断層は爆発の結果起きる地表面の傷痕に過ぎません。
本当の原因は地下において大爆発が起こっていることです。爆発が浅いところで起これば、地殻が爆発のガス圧に耐えられなくなって、破壊し、破裂した部分から噴出するガス体によって、岩屑雪崩のように大崩壊するのです。

活断層調査を行ってどのような意味があるというのでしょうか。調査結果がどのように生かされてきたのでしょうか。今回の活断層調査を事前に行っていたとして、どのように利用すれば、被害の軽減に役立ったというのでしょうか。

今後実施される膨大な経費の一部で良いですから、水素濃度計の全国観測網構築に充当して欲しいと切にお願いします。


  [1449]スマトラ沖地震の沈降と隆起のメカニズム
Date: 2008-07-05 (Sat)
[1447]の追記に次のようなテレビ報道の件を紹介しました。

「丁度そんな時、スマトラ沖地震の起きた瞬間を上空からの記録フィルムがテレビにながれ、目を擦りました。丁度数珠球の様に点と思える波紋が次々と、時間差を持ちながら、生まれ、繋がり、やがて線となった波紋が、津波として東西に広がって行く光景に釘ずけになりました。驚きました。」

当時私も、テレビを見た記憶がありますが、記録フィルムだったのか、シミュレーションの結果だったのかは明確な記憶がありません。どなたか、ご記憶であれば、また動画が残っているものなら所在を教えてください。
何点かの震源から爆発の波紋のようなものが、数珠球の様に繋がって広がっていく様子が動画になっていましたが、国土地理院の次のような解析(2004.12.26の地震について解析したもの)を別の表現で報道したものだったのかもしれません。
http://www.gsi.go.jp/BOUSAI/sumatora/animation/sm+as+fltfinal.html
国土地理院の解析では東側が沈降し、西側が隆起する絵がスマトラ沖からアンダマン海まで北上して描かれています。なぜ東が沈降し西が隆起するのかは、当時の新聞にも報道されましたが、プレートの潜り込みによって起こると解釈されています。ニューオフィス46には毎日新聞と読売新聞の記事から取った図面を紹介しています。新聞記者の独善的解釈かともおもいましたが、国土地理院地理地殻活動研究センタートピックスにはもっと詳しく、解説付き図面が載っていました。

石田理論によるスマトラ地震の沈降と隆起のメカニズム



国土地理院時報2006No109より


解説には「沈み込むプレートに引きずられて下向きに変形した上側のプレート先端部が跳ね上がって地震を発生させる。このとき、図のように隆起と沈降が生じる。」とありますが、ニューオフィスに書いたような「剛体であるプレートがなぜ「こんにゃく板」のように変形するのか?」という疑問は残ったままです。
石田理論では、ニューオフィス46にも解説したように、押し円錐の軸が西から東にむかって沈むような傾斜軸になっていて、東側のバンダアチェなどは引き領域で沈降し、アンダマン諸島やシムエル島、ニアス島などは押し領域で隆起したのだと解釈しています。
追記:最新の考察は[1453][1454]にあります。

国土地理院時報2006No109
より

スンダ海溝とは、インド・オーストラリアプレートが潜り込む場所ではなくて、地殻のその下で、熔融しているマントルが対流現象として下降している場所だと考えています。
また地殻の内部にはサージチャネルが数珠玉のようにアンダマン諸島まで形成されていて、数珠玉の一つであるスマトラ沖本震の震源になったマグマチャネル内部で大爆発がおき、その爆発が連鎖的に北上して行き、あのような大災害になったのだと解釈しています。
スマトラ沖の震源からすべり始めた断層がアンダマン諸島まで開いて行き、長大な断層ができた・・・のではなく、何回かの爆発が連鎖的にアンダマン諸島付近まで起こったということだと思います。
別府湾で音波調査を行った結果では、瓜生島が沈没したことを証明すると思われる別府湾中央断層が見つかっていますが、そのような断層がピボットラインという境界には発見できるのではないかと思います。
しかし、プレートの潜り込みなどは起こりませんので、音波調査を行ってもスンダ海溝には、そのような断層はみられないでしょう。

あした起きてもおかしくない大地震(集英社刊)より

追記:「スンダ海溝には、そのような断層はみられないでしょう。」・・・というのは大きな間違いでした。[1453]で紹介します。


  [1448] 東北大学地震・噴火予知研究観測センター長への質問
Date: 2008-07-02 (Wed)
東北大学100周年記念セミナーに於いて、「ここまで来た地震予知研究」という講演をなされた長谷川昭教授(東北大学理学研究科附属地震・噴火予知研究観測センター長)にご質問します。

http://www.istu.jp/kougi/hasegawa_2005_05/hasegawa.html

講演内容の前半はすでに(6年前)、[222]アスペリティー(固着域)モデルの矛盾で紹介した内容と同じですので、私の考えはセミナー[689]の最後で述べたように、

「剛体であるというプレートのある部分は自由に滑り、ある部分は固着して滑らないということが起こり得るとは思われません。そんな挙動は剛体にはあり得ません。一枚の板で動く部分と動かない部分があるなんてことは、どう考えても矛盾です。」

となることを、お伝えし、以下に質問をさせていただきます。このサイトをご覧になっておられましたら、ご教示いただければありがたく思います。なお、先生とは面識がありませんので、どなたか仲介していただければありがたく思います。



http://www.istu.jp/kougi/hasegawa_2005_05/hasegawa.htmlより


質問1:プレートが移動する原動力はその下にあるマントルが対流しているから、その流れに乗って移動しているという解釈のようですが、マントルの粘性摩擦によって引っ張られることは無いというのが結論ではないでしょうか。現在ではプレートが冷却して、密度を増すために自重によって地球内部に沈んでいくという考え方が採用されていると思いますが・・・。

質問2:太平洋プレートの上面にパッチ状に存在するアスペリティー領域は、その上に存在する大陸側プレートの下部と固着していて、普段は滑らない、しかし一方の安定すべり域はズルズルと自由に滑るという解釈です。この場合、アスペリティー領域と安定すべり領域の境界はどうなるのでしょうか。亀裂が入るのでしょうか?
自重によって沈んでいくという太平洋プレートがなぜ大陸プレートとこのようにしっかりと固着するのか、固着させる原因は何なのでしょうか?

質問3:アスペリティ−が存在せず、ズルズルと自由に滑っている地域が世界にはあるということですが、その場所はどこなのでしょうか。

質問4:すべり量のコンター表示がありますが、中心が一番多くすべり、周囲はすべりが少ない表示になっています。すべりの進行方向に向かって考えると、コンター中心点は前方のすべり量が少ない部分がすべりを妨害することになりませんか?また後方部分には、亀裂ができるのでしょうか?両サイドはどのようになるのでしょうか?

質問5:安定すべり域は地震時に、バリアーの働きをするとあります。普段からズルズルと自由に滑っている部分なら、留め金が外れるわけですから、プレートが一体となって滑るように思いますが、なぜすべりを妨害するのでしょうか。


http://www.istu.jp/kougi/hasegawa_2005_05/hasegawa.htmlより


質問6:深発地震面として知られる和達・ベニオフゾーンのことを、通説ではプレートの潜り込みと解釈しているわけですが、プレートが自重で潜り込んでいるのなら、28度という傾斜角度でなぜ沈降するのでしょうか。マリアナ海溝付近では垂直に潜り込む([1123]の図参照)ことになりますが、なぜ場所によって沈降する角度が違うのでしょうか。図中の分力Xはマリアナ海溝ではゼロになります。

質問7:自重Gのプレート方向分力Tは引っ張り軸力になりますが、岩石は引っ張りに関しては大変弱く、固着している部分があるとすれば、その下部で引っ張り力により破断すると思われます。材料力学的には岩盤の特性が誤って解釈されているように思いますが、なぜ岩盤にそのような耐力があるのでしょうか。

質問8:応力集中→応力限界→地震の発生と解説されていますが、応力の限界に達するとは部材が破断するという意味ですが、破断すれば歪は消滅します。歪の消滅現象が地震ならば、弾性反撥地震説には相当しません。破断地震説と弾性反撥説とは[1256][1393]などに示したように矛盾した考え方だと思うのですが、ご説明いただけますでしょうか。

  [1447] 通説地震学に引かれる方のために
Date: 2008-07-01 (Tue)
東南海地震が起これば三重県南部は相当の被害が心配されるわけですが、その三重県在住の方から地震の周期性に関する質問を受けましたので、抜粋して紹介します。
―――――――――――――――――――――――――――――
「先日先生のホームページを見させていただきまして、夢中でほとんどのページを見させて頂きました。地震は水素の爆発なのだというご意見には、なるほど充分その可能性があるだろうなと感じられ、先生の理論を信じるべきであろうと、直感で感じております。

しかし、私には先生のホームページからでは、これはどうなのだろう、と云うどうもわからないことが有ります。それは、先生だけではなく現在の地震学者の先生がたの話からも説明されていないことですが、これはなんとしても知りたいことがありましたので自分で資料を作成してみました。(資料は略)
それによると、日本の北部から南部にかけて、太古の昔からの地震について、もしかして発生の順番や、定期的に発生しているのではないか?規則性のようなものがあるのではないだろうか? という疑問が浮かびます。

先生?どうなのでしょう? 私の住む三重県では100年〜150年おきに南海沖で地震が発生しているようです。この100年おきというのはなぜなのでしょう。プレートが動いていて100年めで破綻するというならプレート移動からの破綻論での従来の説明のほうが、しっくりくるようにも思います。地震の真相が水素爆発ならそれとしてなぜ100年から150年の規則性があり、巨大な地震がなぜ忘れていたころに起きるのか?ここがきちんとご説明いただければ先生の理論もがぜん浮上してくるように思います。」
―――――――――――――――――――――――――――――
以上が質問内容です。プレートの潜り込み説を信じていれば当然、
「150年も潜り続ければ、相当量の歪が蓄積されており、いつ歪の開放が起こってもおかしくない。東海地震や東南海地震は明日起こってもおかしくない。」
という脅迫観念にとらわれてしまいます。この問題は過去にも「ばるぼあ氏」から質問されて、セミナー[974]〜「977」にやりとりがありますので、以下のように簡単に回答を差し上げました。
―――――――――――――――――――――――――――――
「メールありがとうございました。地震の周期性に関しては、セミナー[263]及び、[975] [976]で議論してあります。
水の解離が起こるのは、温度上昇と圧力の減少ですが、圧力減を引き起こす原因の一つとして地殻内部にクラックが発生する場合が考えられます。
地殻にクラックが入るのは金属でも起きる疲労破壊です。地殻は毎日少なくとも2回の潮汐作用によって、繰り返し荷重を受けますので、何年かに一回の割で破壊が起こり、クラックを生じる可能性があります。
これが地震の繰り返し現象が起きる原因になりますが、正確な周期性では無いと思います。プレートの潜り込みが毎年何センチ起こる・・・という想定での周期を考えると脅迫観念に繋がりますね・・・。
[263]にある、ガイヤの意識まで入り込むと、一般的科学の範疇を超えますので反発がさらに多くなってしまいますが、本当は、そのあたりに真実があるのかもしれません。」
―――――――――――――――――――――――――――――
以上が差し上げた返信です。海溝型といわれる巨大な地震が繰り返すように同じ場所で起きていることが、通説地震学を捨てきれない理由の一つであるのかも知れません。しかし、航空機の金属部品でもおきる疲労破壊を考えれば「地震爆発論」でも巨大地震の繰り返し現象は説明が可能であります。

また通説地震学に説得性があると感じる方のもう一つの観点は、断層(という傷痕)が直線的に現れており、爆発による傷とは違う様相を示すという観点です。断層が爆発による押し領域と引き領域の境界にできる傷痕であるのならば、直下型地震の傷跡は円形または楕円形の一部のような形状となって現れるはずであり、直線状に伸びるのは矛盾である、という考え方です。

糸静構造線とか中央構造線が直線的に延びているのは、やはり爆発の傷とは違う巨大な断層というものがあるはずだろうと考えるのは当然かもしれません。
この点に関してはサージテクトニクス論の主張に耳を傾けるべきかもしれません。
サージテクトニクスでは[1157]で紹介したように、サージチャネルというものを考えています。([1177]も参照)
「サージテクトニクスには相互依存・相互作用するが独立した3つの過程が関与している。第1の過程は、地球の冷却すなわち収縮である。第2の過程は、リソスフェア内のつながったマグマチャネルのネットワークを流動する、流体〜半流体状のマグマの水平流動である。これがやがてあきらかになるサージチャネルである。第3の過程は、地球の自転に起因するものである。」
全てが納得できるものではありませんが、地球が冷却する過程で、地殻内部にマグマチャネルのネットワークが形成され、その中を流体〜半流体状のマグマが水平流動するという現象は十分にあり得ることだと思います。
地震の一つずつは一つのマグマチャネルでの爆発現象であっても、チャネルの連続したネットワークが直線状に繋がっていれば、爆発による傷ができ易い自由端の地表では直線状に連続する可能性は十分に考えられます。

[1157]に図示したようなマグマチャネルの連結した構造(サージチャネル)が地球冷却の過程で地下深部に直線状で形成されているとすれば、巨大地震による傷はガラスのひび割れのようにチャネルの方向にできることは推定できます。
[1366]で話題にした、深部低周波微動という現象は、このサージチャネル内での、微小な爆発(温泉地の泥池で微小な爆発がおきているような)が反映しているのだろうと考えています。

以上断層の反発が地震の原因であるという通説を捨て難い思いのする方に、「地殻の疲労破壊」と「サージチャネル」という二つの観点を紹介しました。

追記
地震爆発説検討の「肯定的意見」に「アルマジロのジロン」というブログにある次のような感想が収録してありました。
---------------------------------------------
「・・・・・皆さんも聞かされている”プレート移動説”。太平洋・フイリピン海溝プレートが日本列島に潜り込んで、ある期間を経て歪みが溜まり、耐えられなくなって、反動反発し、その時の振動が地震であると思わされていましたよね。
でも、素朴にも疑問がわきます。プレートの境界線や面では、連続した震源列ができるはずですよね。それが点になって報告されているんですよ。・・弱い局部だからと、追加説明しているんです。

丁度そんな時、スマトラ沖地震の起きた瞬間を上空からの記録フィルムがテレビにながれ、目を擦りました。丁度数珠球の様に点と思える波紋が次々と、時間差を持ちながら、生まれ、繋がり、やがて線となった波紋が、津波として東西に広がって行く光景に釘ずけになりました。驚きました。

そうなんです。これが真実の現象だったんです。むりやりプレート説に当てはめる報道は、さすがに・・ありませんでした。」
---------------------------------------------
・ガイヤの意識については「サロン」で語りますので、ご意見お寄せください。

  [1446] インドネシアの泥火山被害
Date: 2008-06-30 (Mon)
インド洋大津波を伴った2004年12月のスマトラ沖地震以来インドネシアでは大きな地震が連続しています。2006年の中部ジャワ地震でも大きな被害が出ましたが、その後遺症とも思える泥火山の活動による被害は日本ではあまり報道されておりません。
中部ジャワ地震の2日後にガス採掘泉の200メートル脇に泥噴出口が出現し、6日後の6月2日にはゴロゴロという爆発音とともに5メートルもの泥水が噴出し、村中が大混乱になったそうです。
以来2年以上経ちますが、依然として泥水の噴出は収まらず、多くの村が泥の下に埋まってしまいました。
■2006年5月27日
 マグニチュード5.7の中部ジャワ地震が発生(震源はシドアルジョの南西250キロ)
■2006年5月29日
 シドアルジョ県ポロン郡シリン村のラピンド社ガス採掘井、200メートル脇に泥噴出口が出現

この事件を報道する大紀元の記事を紹介します。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

http://jp.epochtimes.com/jp/2008/05/html/d50509.html

泥水を噴出している火山『ルシ』。噴射中心は深さ30mの大きな穴で、硫黄臭と白煙がもうもうと立ち、空を覆う。
大紀元日本記事より



噴出開始から二年、地球にできた大きな傷口=インドネシア
________________________________________
 【大紀元日本5月30日】インドネシア東ジャワ島ポロン郡の火山が2年前、突然高温の泥水を噴出し始め、今も止まることがない。これにより、十数ヶ所の村が浸水し、損失は37億米ドルを超える。科学者は、もし泥水を封じ込める有効な手段が見つからなければ地球に大きな傷口を作ってしまうだろうと予測しているという。

 インドネシアのメディアによると、2006年6月2日早朝、アハメッド・ムタジールさんは家の前でバイクを修理していた。8時を回った頃、地面の下からゴロゴロという唸り声を感じた。ムタジールさんは「あれが爆発だった。泥水が噴き出し始めた。5mに届くほどだった」と当時を語る。

 次の瞬間、みなが逃げまどい、村中が大混乱となった。ムタジールさんも母親と2人の兄弟と共に何も持たずに家を離れた。その時はすぐに戻れると思っていたからだ。

 しかし2年が経ち、彼の村およびポロン地区の大部分が泥水に呑み込まれ、無くなってしまった。この2年来、火山は約1億立方メートルの泥水を噴き出し12の村が埋没、1万6000人が家を失い、数十人が命を落とした。

 これまでに泥水は毎日およそ15万立方メートルを噴き出し続け、その量はプール50杯分にもなるという。噴火口に通じる狭い道路には数十台のトラックが噴出した泥水を運ぶために1列に並んで待っている。運ばれた250万立方メートルの泥は、周辺地区で建造している13kmの堰に利用されている。

 現地の人々はこの泥水を噴出している火山を『ルシ』と呼んでいる。噴射中心は深さ30mの大きな穴で、硫黄臭と白煙がもうもうと立ち、空を覆っている。

 国際通貨基金は、ルシ火山がインドネシアに与えた経済損失は37億米ドルで、状況はさらに悪化するものと見ている。科学者は、もしこの泥水を封じ込める事が出来なければ現地の地層は沈み、最終的には地球の大きな傷口を残すだろうと予測している。

これは昨年撮影されたインドネシアの航空写真。泥火山(マッド・ボルケーノ)はすでに600ヘクタールを覆い尽くしている。東ジャワ州ポロン郡の多くの家が泥水に埋没し、1万6000人がこの地区を離れている(AFP)
大紀元日本記事より

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
以上が報道記事の内容ですが、被害は予想以上に酷いようです。中部ジャワ地震のあとも、メラピ山が噴火しておりますし、この一帯の地震活動はまだまだ警戒を要します。

ウィキペディアJanJan Newsより


しかし、これだけ、火山活動と地震との関連を推定させる現象が発生しているのに、セミナー[1329]にも書きましたが、相も変わらず、プレートが潜り込んで、歪が蓄積し、それで反発が起こって・・・・という紋切り型の解釈しかできていないのが実情です。

これほどの短期間にインド洋プレートが潜り込んで毎年のように歪を蓄積・開放するなどということがおきる筈はありません。プレートが移動する原動力は海洋底を移動する間に冷却が進み密度が増加すること、つまりプレート自体が自重を増すことによって、沈んでいくというトンデ理論がまことしやかに信じられています。自分の重さで沈んでいくプレートが、お隣りのプレートをどうやって押すことができるのでしょうか。インド亜大陸は今もユーラシアプレートを押していて、ヒマラヤを高くする働きをしていると教えていますが、どうしてそんな力があるのでしょうか、どうしてインド亜大陸プレートは沈んでいかないのでしょうか。海洋プレートは海溝までやってきて冷却されるそうですが、陸上に顔を出している陸プレートはもっと冷却が進むのではないでしょうか・・・などなど、吟味すればプレート論は『ほころび』だらけであります。

真相は、地震は火山活動と同じ原因で起きていて、爆発の現象が深いか浅いかという違いだけであるというフンボルト以来の地震観が正しいのであります。火山活動はその種類によって、シドアルジョで起こっているような泥を噴出する火山活動というのも存在するわけです。泥火山はアメリカのイエローストーン公園などでも見られるものですが、このように人口密集地の平地で起こったことが悲劇に繋がったようです。

シドアルジョの泥噴出状況を示す衛星写真が以下にあります。
http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200806131705&page=2


  [1445] 江西省では井戸水が50度以上に上がる
Date: 2008-06-30 (Mon)
湖南省瀏陽から西北西へ280km程度の江西省都昌県では井戸水が急に50度以上になったそうです。地下で何かが起きているのでしょう。周囲4県の平均が19度ということですから、30度以上も高温になったということは明らかな異常です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

農家の井戸水50℃まで上昇=中国江西省
--------------------------------------------------------------------------------
 【大紀元日本6月29日】中国江西省都昌県で不思議な現象が現れた。徐埠鎮紫雲村の徐観礼さんの家の井戸水が急に高温になり、一度50℃以上になったという。人々は地震の前兆を懸念し、現在、水温急上昇の原因を調査中である。

 中国大陸メディアによると6月19日朝、紫雲村村民の徐さんが自分の家の井戸で水を汲もうとした時にいつもと違うと感じ、井戸の蓋を開けてみると熱気が立ち昇り、水を汲んでみると熱かったという。徐さんの家の井戸は深さ13m。使い始めてから11年経っており、水温が急に上昇したのは初めてだった。

 水温上昇について人々の間ではさまざまな推測が飛び交っており、ある説では四川省汶川大地震の影響、またある説では地震の前兆、さらには電動ポンプの熱が井戸水に伝わった、などと言われている。

 昨年3月に紫雲村では水道水の設置を統一し、各戸とも電動採水をしている。電動ポンプが井戸水の発熱原因ではないことを検証するため村のグループが井戸水を採取し、ポンプが原因であるという可能性を排除した。

 また同村の徐良柏さんの説明では、最初に井戸水を汲んで水温を計った時は50℃以上だった。2回目は39℃。徐観礼さんの家から50m以内の4軒の家の井戸水の平均水温は19℃であったという。

 現地ではすでに関連専門家が調査、さらに井戸水のサンプルを採取し検査を実施している。
(翻訳・市村)(08/06/29 11:36)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
唐山地震のときにも、同じような異常があったことが銭鋼著の「唐山大地震」に載っています。ライブラリー4bにも紹介してありますが、池の温度が上昇した件は以下のような記述です。
「灤県安各庄の何人かの農民が、大声をあげて池から眺び出した。この池の水は近くの温泉から流れてきていて、いつもは水温が四八度か四九度だった。その日、夜の畑仕事を終わって体を洗おうと池に眺び込んだところ、池の水は我慢できないほど熱くなっていた。不思議なことだと思いながら、「ちくしょう」などと悪口を言っていたが、これが大地震の直前現象だとはだれも思い付かなかった。」
 ライブラリ4bの後半にある発光現象のようなものが見られれば、巨大地震の前兆である可能性が高いですから、警戒し、あるいは生活弱者を避難させたほうがよいでしょう。
発光現象についてはペルー地震で撮影された動画が[1295]と[1296]に載せてあります。


  [1444] 中国湖南省で井戸が枯れる
Date: 2008-06-30 (Mon)
[1405]と[1408]で、中国湖北省恩施市で、地震の前に溜池の水がすべて無くなったという事件を話題にしました。今度は湖南省瀏陽市で百年前からある古井戸が枯れたというニュースがあります。地震の前兆でなければいいのですが、恩施市のように、地下の空洞にでも落下したのでしょうか。それとも、日本で地震の前に温泉の湯が枯れるというような地震前兆なのでしょうか。もし巨大な地震の前兆ならばもっと多くの違う前兆も出ることだと思います。
報道を紹介しておきます。
http://jp.epochtimes.com/jp/2008/06/html/d69041.html

大紀元日本の記事より


百年の古井戸が一夜にして枯れ、村人は地震の前兆ではないかと警戒している
地震の前兆か 百年の古井戸4ヶ所が一夜にして枯れる
=中国湖南省
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 【大紀元日本6月28日】6月21日、中国湖南省瀏陽市砰山村にある百年の古井戸4ヶ所が一夜にして全て枯れてしまったため、村民100人以上の生活用水に問題が出ている。また、村民はこの事が地震の前兆ではないかと心配し、パニックを引き起こしているという。地質専門家はおそらく鉱山の採掘により地下水位が下降したためではないかと見ている。
 *一夜にして井戸4ヶ所の底が見えた
 「長沙晩報」によると、砰山村37戸の住民の生活用水は全て砰山村下沅(げん)組の4つの井戸水に頼っている。6月21日晩、原因は分からないが4ヶ所全ての井戸が枯れ、底が見えてしまった。現在村民らは水桶を担ぎ、他の村へ水を汲みに行くしかない状況だという。

 村民が指差した井戸の底には一滴の水もなく、湿った井戸壁が井戸に水があった痕跡を残しており、地下水が浸み出す兆しは少しも見えない。村民である任秋生さん(80)は井戸の傍に住んでおり、この井戸水を飲んで育ったのだという。彼は、どんなに日照りの年もこの井戸は枯れたことがなかったと話している。

 21日午後11時ごろ、任さんは“ゴロゴロ”という音が聞こえたが表に出て様子を見なかった。翌朝、井戸に行くと水が無くなっていた。周揚志さん、周康朝さん、周金標さんの家の入口にある井戸3ヶ所も任さんの家と同じようになっていた。水源が足り水質も良いので村人全員がこれらの井戸水を使用していた。昨晩これら3人は自分の家の枯れてしまった井戸の前で首をかしげたという。

 *地震の前兆か
 地震が発生するのではないのか。4ヶ所すべての井戸が一夜にして枯れ、村人を心配させている。畑のそばで話し合った時、この言葉は彼らにパニックを引き起こした。村委員会は状況を鎮政府に対し報告したところ、鎮政府は人を派遣し、現場をすぐに調査した。

 瀏陽は地理的に大陸プレートの縁ではない所に位置しており、地震が起きるはずがない。パニックを鎮めるため村委員会主任の周家羅は省内の専門家に諮問し、戻って村人に説明をしたという。また周氏は別の問題も同様に早急に解決しなければならないと話している。それは、この村にはまだ水道が通っておらず井戸水の枯渇や河川の水位が半分まで下降した今、村人たちの生活と灌漑用水が問題として浮上しているということである。

 *鉱石採取との関連性
 4つの井戸が枯れてしまった原因は何か。省地質調査院専門家の李正元氏は鉱山採掘により地下水位が下降した可能性があると述べている。

 「砰山村に現れたこの状況は正常である」と話し、洞陽鎮地表はカルスト地形であり、地下水は埋蔵型鍾乳洞の影響を受ける。鉱石採掘の時、地下水を汲みあげ、一旦カルストを通してから引き出される。ここの地下水はその瞬間に流れ出し、地下水位もそれに従い高低をする。

 現在、村民が資金を集め水道管を購入し村から3000mほど離れた小渓から飲用水を引こうという案が出ている。しかし、調査によりこの小渓の下流の水位も大分下降していることが分かったという。
(翻訳・坂本)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「カルスト地形であり、地下水は埋蔵型鍾乳洞の影響を受ける。鉱石採掘の時、地下水を汲みあげ、一旦カルストを通してから引き出される。ここの地下水はその瞬間に流れ出し、地下水位もそれに従い高低をする。」
という記事内容が信憑性のあるものなら、それほど心配はないのかもしれませんが、「“ゴロゴロ”という音が聞こえたが表に出て様子を見なかった。翌朝、井戸に行くと水が無くなっていた。」というのは心配でもありますので、ほかの宏観現象も注意しておく必要があるかと思います。
「瀏陽は地理的に大陸プレートの縁ではない所に位置しており、地震が起きるはずがない」というのは明らかに間違った知識による情報です。

- SunBoard -