解説19 ANS観測網での度数表示の意味

ANS観測網での度数報告の意味は、携帯電話のみによるアクセスの方には、大変分かり難いものになっているかと思います。何かの機会にPC版の解説を見ていただければ有難いと思いますが、若干の解説をさせていただきます。

観測は、方位磁石(コンパス)を磁北に合わせて固定していただき、地震の前兆として現れる磁石の針の変位角度を読み取っていただくものです。その角度が5度以上になった観測点をとりあえず異常発生点として観測マップ上に赤点でプロット表示しております。5度という数値に特別の意味はありませんが、大地震の前ならば広範囲に異常報告が出現すると思っています。携帯電話版ではマップ表示が困難ですので、数値報告の表示だけになっております。なお記録簿への記入は現在PCからですと観測者の自己記入方式になっておりますが、携帯電話からアクセスされる方には、変位角度、観測場所、日時を事務局に報告していただければ、事務局で代理記入させていただいております。現在(2004年1月8日)携帯電話から報告されている数名を入れると190名を超える観測者数となっております。