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新・地震学セミナー

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  [2534] 地震や津波の発生メカニズムも解明されていないのに、「いじめ裁判」を行うべきではない
Date: 2017-06-28 (Wed)
 東電の福島第一原発事故をめぐり、「津波予見対策」の責任問題が問われる刑事裁判が30日に始まるという報道がありました。



[2430]現実味が増している「間違いだらけの地震学が国を滅ぼす」でもコメントしましたが、“津波が予見されていた”というのは、科学的な根拠のあるものではありません。現実に津波は少なくとも3箇所で発生し、二つの津波が福島第一原発の位置する場所で重なったことが、データを見ると明らかです。このようなことまで事前に予見できていたわけではありません。したがって、事前予測の数値というのは科学的な根拠はありません。

また、南から襲った津波([1832]参照、)は勿来沖でのCCS作業による可能性もあります。「CCS作業は日本では危険である」と地震爆発論学会は警告しておりますが、なぜ地震が起きるのかさえ把握していないのが、地震学の現状です。

何も分かっていない状況下で企業側にだけ責任を負わすことは間違っています。
[2430]のコメントを抜粋して再掲しておきます。

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地震爆発論から見た東北大震災の真相


地震爆発論から見た東北大震災の真相でも解説しましたが、あの津波は二つの津波が不幸にも第一原発の前で重なったものです。しかも南方からの津波は勿来沖で行っていたCCSによって起きた爆発によって発生した可能性があります。CCSを実施していなければあのような事にはならなかったはずです。

また当時の菅首相が知ったかぶりをして邪魔立てしなければ、冷却はすばやく行われていたはずです。女川も福島第二原発も事故を起こしていません。安全に緊急停止していました。
 その他にも爆発の原因に関しても真相解明がなされていません。いくつかの謎が残っていて、真相が不明であるのに、国と東電の責任だけを追及するのは間違っています。

 地震の発生確率そのものが信頼性のあるものではありません。地震学の基礎にあるプレートテクトニクス理論そのものが間違いです。地震学者の無知の責任は大きなものがあります。
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 地震学者は「国家の衰退」に関して大きな責任があることを認識してください。

沈黙は罪です



  [2533] 地震関連の対策を大転換すべき絶好の機会
Date: 2017-06-27 (Tue)
文科省が南海トラフでの地震観測で「観測空白域」を解消するべく取り組みを行うと決めたそうです。静岡県沖には気象庁の観測網、紀伊半島周辺には防災科学技術研究所の観測網があり、高地沖から、宮崎沖の観測空白域に文科省が取り組むということ事です。


産経新聞2017年6月27日


どのような機器を設置するのか知りませんが、紀伊半島周辺に設置されている「地震計」「水圧計」というのは「地震の発生後」に記録される情報であり、「発生前」には何の情報も記録されない可能性が高いものです。つまり「地震の前兆」を記録するものではありません。

そのような観測網を敷くよりは「諸説あり」(「2532」参照)で紹介された京大の梅野教授の手法に重点を置いた方がいいのではないかと思います。梅野教授は地震学には素人ですから、地震学者は無視しているのかもしれませんが、「地震の直前予知」には無関係な「地震発生後の情報」の収集を強化しても国家的な「地震対策の進歩」にはなりません

昨日(6月26日)の産経新聞にも、「南海トラフ全域が同時に動くM9.1クラスの地震対策として新たな防災対応の検討を政府は開始した」という報道がありましたが、対策を講じるi専門家の大学教授達の言葉に、地震のメカニズムを念頭においた抜本的な解決案の話は何もありません。

産経新聞2017年6月26日「南海トラフ地震と大震法」より


河田教授は「地震にはまだ分からないことが多く、謙虚さが必要」と述べています。まずは、プレートテクトニクス理論から脱皮して、地震発生のメカニズムを謙虚に学び直すことから始めるべきだと思います。

今年は地震研究の「大転換の年」とすべき絶好の機会だと捉えています。 地震の専門家以外の発想をも謙虚に取り入れていただきたくお願いいたします。

  [2532] 地震爆発論を報道しない「諸説あり」という番組
Date: 2017-06-26 (Mon)
 知人から「諸説あり」という番組で「地震予知」の話があったが、諸説というので石田理論も出てくるかと思って見ていたが、出てこなかった。見ていなかったのなら録画を送ると連絡がありました。
テレビは見ていませんでしたが、ネット上で調べると載っていました。

諸説あり「地震予知は本当に不可能なのか」 20170506

最初に出てくる京大の梅野教授は、地震に関しては全くの素人ですが、内容は地震爆発論の立場からも有効な手法です。

セミナー[2340]にも紹介してあります。

電子数が増えるのは水の熱解離により、地下に自由電子が発生し、地表にも放出されるからです。この方法で一秒単位の変化(時系列)から、方向スペクトルを求めれば、震源地を決定することもできるはずです。原理的には「海の波の方向観測」と同じですから可能です。([2348]参照)


水が熱解離することにより発生する自由電子が地表にも放出される。
そのために、空中の電子数が増え、電離層も下がる。
この時系列情報から方向スペクトルを分析すれば、震源位置を推定することができるはずである。


地震爆発論をベースに考えていけば、いろんな予知方法が見つかると思いますが、東大をはじめとする地震研究の主流が「測地学的研究」に固執しているために、研究費が電磁気学的な方面に回ってこないようです。

これは政治的な力で方向転換する必要がありますが、その前に「地震爆発論」を受け入れてもらう必要があります。

別の意味では、プレートテクトニクスの間違いに気付いてもらうことです。


 それにしても、番組の最後にも出てきますが(気象庁の女性分析官)、あれだけ自信に満ちて「東海地震だけは予知ができる」と言って「大震法」まで作った地震学者たちが今は、「地震予知は不可能」という立場に立っているのには不信感を抱きます。東海地震の予知にかけた「無駄金をどうしてくれるんだ」と言いたくもなります。

長尾教授の「地下の天気図」論は、地震のメカニズムを踏まえたものではありません。「面白さ」と言う点ではマスコミ受けは良いのかもしれませんが、これまた学者としての誠実な信念は感じません。

発光現象はセントエルモの火の様なものではありません。地震時の爆発音を「未解明の現象」と言っているのでは、地震の発振メカニズムが理解されていないことを物語っているのと同じです。「分からないことを分ったように説明する」よりは市井の地震論にも関心を寄せることが学者の誠意ではないでしょうか。

植物の地電流感知能力を地震予知に利用する話も紹介されていますが、地電流がなぜ発生するのかを説明している「もう一つの地震学」をどうして紹介しないのでしょうか。

ネット上では石田地震論に関心のある市井の人がたくさん存在しているのに、いつまで経っても、地震爆発論を紹介するマスコミは現れません。

 このままでは、少なくとも地震学会とマスコミは知性的な組織ではないと認識されるでしょう。

  [2531] 地震は爆発現象であることを早く理解し、報道して欲しい
Date: 2017-06-25 (Sun)
 今朝は御嶽山の麓の王滝村付近でかなり大きな地震(M5.7)がありました。名古屋でもかなり揺れましたが、気象庁は「プレートが押す力による歪が蓄積されて、それが解放した」と解説するのでしょう。しかし、それは違います。地震は爆発現象です。御嶽山の噴火と現象的には同じです。蓋が吹き飛ぶのが火山噴火ですが、今回は蓋が頑丈で吹き飛ばなかったというだけの違いです。これはフンボルトが把握していた地震現象と火山噴火の理解です。
 
 また、新聞報道では、四川大地震が起きたのとほぼ同じ地域にある茂県という場所で地震が起きました。

成都の北180kmにある茂県で地震
四川大地震は隣接する汶川で大きな被害が出た。



産経新聞の報道では「家が爆発するような音がした」とか「『ゴーゴー』という巨大な音で目が覚めた」とかの報道があります。


地震は爆発現象であることを教えているのですが、「断層地震説」に凝り固まった地震学者とマスコミ報道陣には「真相を把握しよう」という気がないのでしょうか。いつまでたっても、「固定観念」を捨てようとはしません。

地震のメカニズムは古代ギリシャの自然科学者も探求していましたが、酸素と水素の化学反応式が把握されるまでは解明することはありませんでした。しかし「爆縮」という体積が減少する爆発があることを知ったなら、ギリシャ・ローマの科学者でも「地震爆発論」を納得したであろうと思います。

地震は爆発であることを早く理解し、報道してください。

  [2530] ゆっくり滑り、ゆっくり地震は地震現象とは無関係である
Date: 2017-06-24 (Sat)
[2526]にも紹介した「南海トラフのゆっくり滑り」の件が今日の読売新聞にも載っていました。

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紀伊半島沖、「ゆっくり滑り」周期的に観測
6/24(土) 14:09配信

読売新聞

(写真:読売新聞)


 海洋研究開発機構や東京大などの研究チームは、南海トラフ巨大地震が懸念される紀伊半島南東沖で、ゆっくりとプレート(岩板)境界面が滑る「ゆっくり滑り」が、8〜15か月周期で起こっているのを観測したと発表した。

 詳しい震源域の状態や、地震のメカニズム解明につながる可能性があるという。論文が米科学誌サイエンスに掲載された。

 南海トラフでは、海側のプレートが陸側のプレートを巻き込むように下に沈み込んでいる。そのひずみに耐えきれずに境界が急に動くことで、最大でマグニチュード9級の巨大地震が起こると想定されている。一方、境界がゆっくり動く「ゆっくり滑り」については、よく分かっていない

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「ゆっくり滑り」、「ゆっくり地震」という現象はよく分っていないそうですが、「地震現象」を「断層運動」と誤解しているための起きている、プレートテクトニクス理論の矛盾を示すものだと地震爆発論の立場では判定します。

分かっていないのに、さも重大な意味のある現象であるかのように「南海トラフ地震」と関連させて、国家予算を使用して良いものでしょうか、どのような成果があるのかを期限を切って予算執行することも考えなければいけないと思います。注:参照

「ゆっくり滑り、地震」がどのように把握されているのかを知るために、NIEDの資料から紹介します。

5.3 津波と津波地震・ゆっくり地震 - NIED Hi―netに載っている概説です。

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=== 図5.13 GPSで捉えられた1994年三陸はるか沖地震前後の久慈における変位(Heki et al.1997、Nature、386より) ===
地震現象は爆発的瞬時に変動が生じるものです。「余効すべり」は災害を齎すものではありません。


図5.13は、 1994年三陸はるか沖地震(M7.5)の前後にGPS観測によってとらえられた、岩手県久慈観測点における変位の時間変化を示しています。地震の発生と同時に約1mの東方向への変位を示したのち、1年以上にわたってだらだらとした同じ向きの動きが見られます。
 これは、地震時の高速すべりに続いて、断層面上でゆっくりとした「余効すべり」が継続し、本震とほぼ同じくらいの地震エネルギーを地震後に解放したものと解釈されています。



=== 図5.14 断層面上のずれの時間経過の違いによる様々な「ゆっくり地震」 ===
スロースリップとか余効すべりは地震現象の本質を意味するものではありません。



 このように、様々のタイムスケールでゆっくりとした破壊が震源で進行する現象を、総称して「ゆっくり地震」または「スロースリップ」と呼び、「津波地震」はそのうちの一部とみなされます。あまりにゆっくりで、通常の意味の地震波は勿論、津波さえも伴わない地震は「サイレント地震」(沈黙地震)と呼ばれることがあります。図5.14は、様々なタイプの「ゆっくり地震」を断層面上のずれの時間経過の違いによって模式的に示したものです。

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以上がNIEDのサイトに載っているものです。

地震とは「爆発的な現象」として衝撃的に地盤変化を伴うものです。断層地震説(定説)では、「変動から地震波が放出される」と考えられていますが、「地震の原因と結果」が逆転しています。「衝撃的爆発」が原因であって、変動つまり断層はその結果です。

 また、ゆっくりと変化するような地盤変動がたとえあったとしても、「地滑り」のような現象と「地震」はまったく違います。

スロースリップという地すべり的な変動は地震の本質とはまったく関係がありません。

 「地震観」を変えないと、これ以上の地震研究の進展はありません。

 地震研究における「体系的廃棄」が必要です。


注:

10 地殻の歪みは蓄積できないに紹介した坂柳先生の批判・・・「地震学的には面白い」ので、地震予知には関係なくても予算を貰っている・・・という学者の姿勢があるのなら改めるべきです。坂柳先生の言葉を紹介します。

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それは地震予知の研究が始まった時、先ず何をすべきかと言うことになり、萩原尊禮先生の提案で今の様な研究がはじまった。
(その時)これは10年もたったなら目鼻が付くであろう、その時よく結果を検討して次を考えようと言うことで始まったと聞いている。

ところが始めて見ると、思いのほか色々な現象が現れ、地震学的には面白いが、予知には繋がらないことが分かってきた。この時期に大きな反省をすべきであった。

それが出来なかったのは萩原先生の呪縛に掛かってしまったのであろうか。それとも狭い地震学的な考えしか浮かばず、物理学的に何が本質かを考えつかなかったのか。

いずれしろそれは地震学会全体の責任であると思われる。

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以上が坂柳先生の批判の抜粋です。

地震学者の猛省が求められているのではないでしょうか。勿論マスコミも責任があるでしょう。



  [2529] 東海地震説は間違いだったと元地震研準教授が講演
Date: 2017-06-23 (Fri)
 横浜の講演会で、元東大地震研の準教授が「東海地震説は、提唱から40年たって起きていないのだから、間違いだったというべきだ」と述べたと、報じられています。

 何が間違いだったのか?プレートテクトニクスを信奉する地震学が間違っているのは明らかです。

 だから、演者が次の地震は2035年頃というのも、何の根拠もありません。

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巨大地震の再来警戒を 横浜、専門家が講演
6/18(日) 17:00配信

「歴史地震から考える21世紀の大規模災害」と題した講演が17日、横浜市神奈川区の神奈川大であった。元歴史地震研究会会長の都司嘉宣・深田地質研究所客員研究員が、平安時代の869年に起きた貞観地震と東日本大震災の酷似性を指摘。貞観地震の9年後に関東で大規模地震があったとして、その再来に対する注意や備えを呼び掛けた。

巨大地震の再来を念頭に、耐震化などを呼び掛ける都司氏
=神奈川大横浜キャンパス


 都司氏は各種の調査結果を基に、震災と貞観地震の津波浸水域が「ほぼ同じだった」とした上で、「貞観地震の溺死者は千人とされているが、当時の日本の人口は約600万人。今の人口に置き換えれば犠牲者は2万2千人ぐらい」とし、被害規模にも共通点があると論じた。

 9世紀は富士山の貞観噴火(864〜866年)や南海トラフの仁和地震(887年)などが相次ぐ「災害の世紀」だった。東日本大震災以降、水害や火山噴火が多発する現在の状況をなぞらえる研究者も少なくない。

 都司氏は9世紀の災害のうち、相模や武蔵で被害が大きかった878年の元慶地震に着目。その液状化痕が埼玉や千葉で見つかっているとして、1923年の関東大震災級の巨大地震だった可能性を強調した。

 一方、南海トラフの一部である静岡・駿河湾で切迫しているとされてきた「東海地震説」について「提唱から40年たって起きていないのだから、間違いだったというべきだ」と指摘。ただ、南海トラフ地震のこれまでの発生履歴を考慮し、次の地震は「2035年ごろに起きるのではないか」との見方を示した。

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東海地震切迫説は何度も地震学者から発信されてきましたが。一度も当たらず、一度も「陳謝」の言葉がありません、言いっ放しが続いています。

何故当たらないのかは、地震のメカニズムをきちんと把握していないからですが、「地球という生き物が何時発病するのか」という問題だからです。地域住民の摂生の仕方でどうにでもなることを、医者が予見することが困難なのと同じです。

民衆:では本当は何年ごろに地震が起きますか?

主治医:「そんな生活をしていると、そのうちに大病にかかる」というようなものだよ。

民衆:だから、何年後に発病するか教えてください。

主治医:あなたの生活態度の掛かっているから、そんな予想はできないよ。一年後かもしれないし、10年後かも分らんよ。

天罰なんて言ったら騒ぎになるから言わないけど、
あんたの摂生次第だよ。だけど地震の発生メカニズムを正しく把握して、研究すれば、直前の予兆を知ることはできるけどね。

まあ、プレート論を信奉しているうちは不可能だね。

  [2528] 付加される時期とされない時期は何で決まるのか?などの疑問
Date: 2017-06-22 (Thu)
 紹介する記事の末尾にある「地質学者は、常識と非常識を、いつも意識して、調査することが求められているのです。」という文章を見て、驚きました。

 現代の地質学者は本当に付加現象というものを信じておられるようなのです。プレート論が間違っていることが分ったら、真っ先に否定される考え方なのですが、中世のGeocentricな思想(天動説)の世界に住んでおられるようなものです。([2439]参照)

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常識と非常識より
 
ここで用いた原則が、「地層累重の法則」です。非常に常識にかなった法則です。しかし、この常識的な「地層累重の法則」が、すべての地層で、普遍的に使えるととは限らないことがわかってきました。
 
それはプレートテクトニクスという考え方の登場からです。プレートテクトニクスという考え方は、地球表面でに10数枚のプレートがあり、それが、移動しているという考えです。中央海嶺で海洋プレートは生成され、海溝で海洋プレートは沈み込みます。大陸プレートは、分裂や合体はしますが、沈み込むことはありません。

プレートテクトニクスで、海洋プレートが、大陸プレートの下に沈み込むところでは、海洋プレートの上にたまっていた地層が、プレートに伴ってもぐりこもうとします。しかし、堆積物は、軽いため、沈み込めず、プレートからはがされて、陸側のプレートにくっつきます。これを「付加」といいます。

プレートの沈み込みが続く限り、付加は続きます。前に付加した地層の下側に、つぎの地層がもぐりこんでは、付加していきます。つまり、古い地層の下に、新しい地層が入り込むのです。それが、長い間繰り返されて、大きな地質体となったものを、「付加体」と呼びます
 
付加体で形成された地層は、堆積順序が「地層累重の法則」を守っていないのです。「地層累重の法則」を守っている地層と、守っていない地層は、見かけや構成が全く違っていることもあるのですが、ときには、砂岩から泥岩という、河川が運んで「地層累重の法則」にしたがってたまった地層と同じものものがあります。

それに、「地層累重の法則」を守らない付加体で、上の地層と下からくっついた地層との境界は、薄いかみそりの刀も入らないないほどぴったりくっついていることもあります。だれが見ても、そこには時代のギャップ、それも逆転した(古いものが上、新しいのが下)ものがあるなどとはわかりません。でも、付加体では、そのような常識はずれのこと、非常識なことがおこっているのです。
 
では、そんな見てもわからないようなものを、どうして見分けたのでしょうか。
 
それは、微化石とよばれる非常に小さな化石の研究と、詳細な地質調査(センチメートル、ミリメートルのオーダーの調査や資料採集をすること)によってわかってきました。
 
 微化石は、顕微鏡や電子顕微鏡などで見なければ判別できないほど、小さな化石のことです。微化石の研究では、日本の研究者が大いに貢献しました。
 微化石は、コノドント(ヤツメウナギに近い動物の食物を選別し、すりつぶす器官)や有孔虫や放散虫、珪藻などがあります。このような多種多様な微化石を用いて、一枚一枚の地層の詳細な年代決定をおこなって、どの地層の間に時代間隙があるのかを見極めてきました。非常に根気のいる研究です。
 
 ですから、地層をみたとき、それが、「地層累重の法則」でたまったものなのか、それとも「付加体」でたまったものなのかを見分けなければなりません地質学者は、常識と非常識を、いつも意識して、調査することが求められているのです。

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 既に[2452]以降で述べてきたように、地層の上下逆転は地殻変動による「地殻の捲れあがり」で説明が付きます。プレート論はベロウソフ教授も言っているように、

「構造地質学のあらゆる基本的なデータの完全な無視の上に立ち、しかも第一に説明すべきことを全然説明しなかった」

理論です。当然様々な矛盾が出てきますので、ごちゃごちゃとした修正案が出てくることになります。

その一つが付加される時期とされない時期が交互にやってくるというものです。上記の文章「プレートの沈み込みが続く限り、付加は続く」とは矛盾するようですが、抜粋して紹介します。

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地学雑誌
Journal of Geography 119(2)362—377 2010 

付加体の構造侵食による前弧の構造発達  植田勇人
より抜粋


図 9 構造侵食—底付け再付加モデルを適用した場合の、
前弧の低角構造の成因に関する模式図。BS:青色片岩相、LA:ローソン石曹長石相。


日本列島の地史には付加期非付加期があったと考えられるが、 付加体地質学は当然ながら付加期に形成された付加体を主な研究対象とするため、非付加期における前弧テクトニクスは十分評価されてこなかった。本論文では、陸上付加体や高圧変成帯に認め られる地質構造のいくつかの特徴が、付加期に引き続く非付加期において、構造侵食と底付け再付加によって形成されるというモデルを提示した。以下にその内容をまとめる。

付加期には、側方短縮によって比較的高角な地質構造をもつ前縁付加体が形成される。この時期に底付け付加によって高圧変成岩が形成される場合には、チャートや苦鉄質岩を原岩とする付加ユニットが卓越すると推定される(図 9A)。

非付加期になると、すでにウェッジ先端付近にあった前縁付加体は深部へと引き込まれ(構造侵食)、陸源砕屑岩を多量に含む高圧変成岩が形成される(図 9B,C)。既往の高圧変成岩は、新たに引き込まれてくる浅部起源物質によって押し上げられる。この物質移動によりウェッジ上面は急傾斜化し、側方伸長場になる。既往付加体は海溝側に傾動しながら伸長し、低角な地質構造を獲得する(図 9C)。

隆起する高圧変成岩は、自身と上載地質体の薄化によって低角構造を発達させながら減圧する。

再び付加期が訪れると、付加ウェッジは側方圧縮場に戻る(図 9D)。ウェッジ先端部には新たな前縁付加体が形成されるとともに、既往付加体や高圧変成岩で構成される前弧の低角な地質構造は正立褶曲により座屈する。

本論文は、上記モデルの検討にあたり、最も単純なコーナー流を想定した。しかし実際には、 深部で塑性領域、その上位に脆性領域という、物性の異なる最低 2 層の構造が想定されるので、 より複雑なダイナミクスが進行する可能性が高い。Gerya et al.(2002)の数値計算では、蛇紋岩化した塑性的なウェッジマントル内と脆性的な地殻内とで別個のセルのコーナー流がおこる様子が提示された

そこでは、高変成度岩は塑性領域内での流れによって上昇した後に、その一部が地殻内の流れに巻き込まれることによって地表まで上昇する。Maruyama et al.(1996)は高圧変成岩の上昇過程について、初期の塑性領域での搾り出しと、後期の脆性領域における低角ユニットのドーム状隆起という、2 段階を認めた。彼らのモデルは、初期および後期の原動力としてそれぞれスラブ傾斜角の浅化と底付け付加が想定された点で、本論文で提唱した構造侵食モデルと見解が異なる。しかし彼らのモデルでは、塑性・脆性境界を挟んだ上昇モードの変化を考慮に入れて地質構造の発達が説明されている。

本論文のモデルでは、バックストップが有効に働けば脆性領域での引きずり流が塑性領域の岩石(例えば青色片岩) を搾り出す効果を期待できる(図 8B)。しかし、エクロジャイト相のような大深度までその影響が直接伝播するとは考えにくい。この点は当モデルが抱える大きな課題の一つであり、今後より深部でのダイナミクスも考慮した検討が加えられる必要がある。

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以上が抜粋記事です。
固体力学の成立する範疇での研究のはずですが、所々に、流体力学用語が出てきます。
このような粘弾性体力学の数値計算のようなことが正当なものなのかどうか、流体的固体力学のような机上の研究が評価される時代というのは後世何処まで持つのだろうと考えてしまいます。
少なくとも、プレート論の実体が明らかになれば、朝陽の下の霜の如く消え去るでしょう。

  [2527] 「お付き合い断層」は地震のメカニズムが分っていない証拠である
Date: 2017-06-17 (Sat)
「お付き合い断層」という用語がいつから使用されているのかを調べてみたら、2012年の週刊現代の記事にありました。

最悪の場所で発見された!田端→飯田橋→四ツ谷 「首都縦断」活断層でM7地震ここを直撃する「首都高倒壊」「JR中央線の外濠落下」「防衛省機能マヒ」に備えよ

 という2012年9月の記事を抜粋して紹介します。東京都内で断層が発見されたというニュースです。


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「巨大地震の後」が危ない

〈JR田端駅近くから、飯田橋駅付近を通り、外濠に沿って四ツ谷駅付近に至る全長約7kmの活断層が存在する可能性がある〉

 8月20日、地質学の専門家が集まる日本第四紀学会で発表された、衝撃的な調査結果が防災関係者たちのド肝を抜いている。

 東日本大震災から、まもなく1年半。首都圏直下でも大地震が起こる可能性があることは、たびたび報じられてきた。だが、首都のド真ん中を縦断する巨大な活断層の存在が、これほど強く示唆されたのは初めてと言ってもよい。

断層はかつて起きた大きな地震の傷痕に過ぎません。
活断層というものは存在しません。


もし今回発見された断層を震源とする地震が起これば、これらの機関が一度に壊滅する可能性さえある。まさに、日本の中枢を揺るがす「最悪の場所」に存在すると言っていいだろう。

 このような重大な危険がなぜこれまで見過ごされてきたのか。地形学が専門の池田安隆・東京大学大学院准教授はこう解説する。

「今回発見されたのは、南北方向の『正断層』というもの。実は、これは房総半島などでもたくさん見つかっています。ところが今までは、なぜ関東平野に正断層が存在するのか、理屈が分からなかったんです」

南北方向の正断層は、大地が東西方向に引っ張られることで発生する。しかし東日本大震災以前、日本列島は太平洋側のプレートに押されて東から圧縮されていた。押されているのに、なぜ引っ張られたときの断層が存在するのか---。

「活断層の専門家は扱いに悩んだ末、これらを無視してきた面もあるんですね。

 ところが3・11でプレートの歪みが解消されると圧縮されていた日本列島がもとに戻ることによって東西方向に伸びた。つまり、これらの正断層は、巨大地震のあとになって、お付き合いで、追い打ちをかけるように動くのではないかと分かってきた」(同前 池田教授)

 無視されてきた正断層は、3・11のような巨大地震のあとに動く可能性が高い、恐ろしい存在だったのだ。

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「正断層は引っ張りによって起き、逆断層は圧縮によって起きる」という理解そのものが間違っています。断層は地震の結果として起きるものですが、爆発の方向が水平なら正断層が、垂直に近ければ逆断層ができます。
爆発の方向が問題になっていることがまったく理解されていません。



爆発が水平に近ければ垂直断層が正断層になります
「熊本地震」にみる地震学の矛盾より(p.39)


このような地震学の実体では大きな地震で「お付き合い」の断層ができると解釈するのでしょうが、「病膏肓」です。

地震爆発論に切り替えるべし!


後記:

「お付き合い」というおよそ科学的でない用語が何故使用されるようになったのか本当に不思議ですが、変動地形学の学者も使っていました。

敦賀原発:真下の浦底断層と破砕帯:立地不適格の可能性より

破砕帯の危険性を指摘し続けてきた専門家がいます。
「ひとつひとつ(の被砕帯は)地震を起こさないかもしれないが、本体の活断層が大きく動いたときにおつきあいで動いてしまうと。
それで原子炉が壊れてしまうのでは」(東洋大学・渡辺満久教授〔変動地形学〕)
記録として動画も残しておきます。





  [2526] お付き合い断層?病膏肓に入った地震学
Date: 2017-06-16 (Fri)
「ひずみ」の蓄積や開放が地震現象だとする「力学無視」の地震学が継続しています。
 その一環ですが、海洋研究開発機構が「海底地盤のゆっくり滑りが繰り返されている」ことを米科学誌サイエンスに発表したというニュースがありました。「ゆっくりすべり」で歪みが蓄積される惧れがあるという内容です。

 また「お付き合い断層」という用語も生まれているそうで、地震学は「病膏肓に入る」(どうしようもない状態)という感を禁じえません。

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ゆっくり滑り、繰り返す=紀伊半島沖、浅い南海トラフ−海洋機構

 紀伊半島南東沖の南海トラフの浅い部分では、海側と陸側のプレート境界付近がゆっくりと1〜4センチ程度滑る現象が8〜15カ月間隔で繰り返されていることが分かった。海洋研究開発機構や東京大などの研究チームが16日付の米科学誌サイエンスに発表した。



ゆっくりした滑りが
たとえあるとしても、
何も怖くはない。怖いのは爆発現象である。

 
南海トラフでは海側プレートが陸側プレートの下に沈み込んでおり、境界付近にひずみが蓄積されてから急に滑ると大地震になる。浅い部分ではゆっくりとした滑りにより、ひずみの30〜55%程度が解消されているとみられるという。
 
しかし、その影響が陸地に近い、深い部分に及び、ひずみが蓄積される可能性がある。1944年の東南海地震(マグニチュード7.9)はこの陸地に近い部分が震源域となった。
 
海洋機構の荒木英一郎主任技術研究員は「ゆっくりした滑りの観測点を増やし、コンピューターによるシミュレーションと組み合わせれば、大地震のリスクを見積もる手掛かりが得られるのではないか」と話している。
 紀伊半島南東沖には沿岸からケーブルでつながった海底地震・津波観測網があるほか、探査船「ちきゅう」で深く掘削した2カ所の穴に水圧などの観測装置を設置している。研究チームは昨年まで約6年間の観測データを調べた。(2017/06/16-03:48)

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地震現象は歪みが開放して起きるのではありません。「解離ガス」という酸素と水素の混合ガスの爆発現象です。何度述べれば気付くのでしょうか。

昭和の時代に石本巳四雄先生らが説いていた「マグマ貫入理論」のほうが真実に近いのです。地震学は迷路に嵌っています。

さらに、「宏観亭見聞録」で「お付き合い断層」という専門用語があることを知りました。



この「お付き合い断層」に関して、国土地理院の地理地殻活動研究センター長という方のコメントがあります。

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1.SAR が見つけた「お付き合い断層」は地震断層の概念を変える?
:宇根 寛(地理地殻活動研究センター長)

阿蘇外輪山北西部の線状の位相不連続が現れている地域の現地調査を行ったところ、多数の地点で地表の変位を確認した。すべて位置、走向、変位の向きはSAR による分析とよく整合するものであった。この地域では地震活動は発生しておらず、応力の変化に伴う受動的な地表変動と考えられる。

 さらに、本報告では、SAR により地表の変位が面的かつ詳細に把握できるようになって以降、「お付き合い断層」がしばしば見られていることを紹介する。地表地震断層は地下の断層活動を推定する重要な手がかりとされてきたが、「お付き合い断層」が地震に伴って普遍的に発生する性質のものだとすれば、地表地震断層の見方を再整理する必要があるかもしれない。

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以上が、コメントです。
その他の文献にも「お付き合い断層」という用語があります。一例を紹介しますが、
科学論文(p.10 1-74)に載っていました。

「お付き合い断層」とは、「プレート境界の断層活動に伴う巨大地震に際して副次的に活動する断層」ということですが、写真から見て、爆発に伴ってできる「地割れ」に過ぎません。「活断層地震説」をアプリオリに受け入れてしまうと、とんでもない邪見の学問になってしまいます。地震爆発論から見ると「病膏肓にいる」、どうしようもない、という状況です。
地震学も、地質学も体系的廃棄が必要です。

霊人になった岡潔先生が以下のように語っています。



『(日本の学問は)ほとんど手本が西洋のほうにあるんだろうからなあ。残念ながら、理系教育の原型が。ほとんどあちらから入ってきているから、まあ、非常に残念なんだが。日本独自のなあ、やっぱり、オリジナリティーのある、インスピレーションを受けた「発明・発見」をつくっていかないといけないな。』

そして、関孝和の微分積分の発明などを上げています。

小川琢治・石本巳四雄先生らの地震学・地球観をどうか見直して欲しいと願っています。



  [2525] 南極大陸は今の位置ではなく、文明が存在した
Date: 2017-06-15 (Thu)
 国際科学者チームは南極への遠征で、1トン以上の恐竜の化石を発見した、とABCニュースが報じています。

 南極で恐竜の化石が発見されたニュースはライブラリー42(アロサウルス)にも紹介しました。また、福井の恐竜博物館で「オーロラを見た恐竜たち」という講演がなされた件も[1072]で紹介しました。

恐竜が生きていた時代には南極が今の位置ではなかったことははっきりしています。

その南極で恐竜の化石が1トン以上も見つかったいうニュースを紹介します。

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南極で恐竜化石が1トン以上見つかる

世界20か国の学者ら 今年8月 恐竜研究のためシベリアへ
7100万年前のものと推定され、膨大な海生爬虫類の化石が含まれている。

モササウルスの化石


クイーンズランド大の博士スティーヴ・ソルズベリ氏は語る。「我々はアロサウルスやモササウルスの化石を大量に発見した。後者は最近の映画「ジュラシックワールド」でよく知られるようになった。いずれの化石も浅海岩にあった。つまり、いずれも海生生物だったのだ」

科学者たちはまた、白亜紀後期に住んでいたアヒルなどの鳥類の化石を発見。

見つかった化石はチリに運ばれており、のち米カーネギー自然史博物館に送られさらなる研究が実施される。

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南極には「食文化」を追求したミュートラム文明を築いた人々が生きていたという話があります。恐竜の化石があるということは、今のような過酷な気象条件のもとではなかったことを意味します。

 ミュートラム文明の話もやがて、文明の痕跡が発見されて「科学的探究」の対象になってくるのでしょう。南極でピラミッドが発見されたというニュースもありましたが、「地殻移動」を考えれば何らかの文明が存在した可能性は否定できません。


 科学の世界でも「体系的な廃棄」を通して、超古代の文明の姿が明らかになってくると思います。 早く、古いからを脱ぎ去りましょう。(ミュートラム文明の話は[2385]にも紹介しました。)

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