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■ [3764]『悪魔の天下』では天使が逮捕される |
Date: 2023-03-19 (Sun) |
プーチン大統領とともに逮捕状が出されたのはプーチンから子供の権利担当として任命されたマリア・リボワ・ベロアさんです。
多くの孤児を引き取って養子にしている人物を「誘拐犯」扱いして逮捕するというのは、ICCこそが悪魔に支配された組織であるとしか思えません。
及川氏が彼女のことを紹介しています。
二人に逮捕状を出したのはICCの主任検察官カリム・カーンですが、[3662]ブチャの惨劇を命じたのは国際刑事裁判所の主任検察官だで紹介したようにブチャで起きた虐殺を命じた本人です。
自分は虐殺を計画し命令した悪党であるのに、子供を保護養育する天使のようなマリア女史を「誘拐犯人」として逮捕しようとしています。
地球上の国際的な組織が暴力団に乗っ取られたかのような事態です。
やがて目が覚めれば分ることでしょうが、日本のテレビ報道は「悪魔のプロパガンダ局」のような役割を演じています。
プーチン大統領と会談「子どもの権利担当」
“連れ去った”子ども「養子縁組」主導か(2023年2月20日)
ハイエクに見えていた「悪魔の天下」とはカリム・カーンのような悪党が公的な機関に入り込んで、悪事を働いている姿、そして、真相が見えずに報道する言論人のことだったのでしょう。
しかし、不昧因果は真理です。悪因は悪果を齎し、善因は善果をを招来します。
たとえ、恐ろしい現実が現れたとしても、再構築のための解体工事・整地作業のようなものだと考えて、推移を見たいと思います。
ただ、情けないことは日本のメディアには[悪魔の天下」が読み取れず、悪魔が善人に見えてしまっている言論人がいることです。
その中の渡部悦和、中村逸郎の二方のコメントが載った記事を紹介しておきます。
プーチン氏を追い詰める「終身刑」時効なし ロシアによる戦争犯罪をICC捜査
「元陸上自衛隊東部方面総監の渡部悦和氏は「ロシアは国連安保理の常任理事国であり、プーチン氏を裁くのは難しいのではないか。ただ、ロシア軍は明らかに人道的に許されざる行為を繰り返してきた。国際社会へのメッセージとして調査や報告がなされることが重要だ」と語った。
ICCの捜査が中長期的にプーチン氏を追い詰める可能性も指摘されている。人道に対する罪やジェノサイドなどで訴追した場合、123ある加盟国・地域には被告の拘束・引き渡し義務が生じるため、国外渡航は大きく制限される。最高刑は終身刑で、時効はない。
1990年代の旧ユーゴスラビア紛争で集団殺害を犯したとして訴追されたスロボダン・ミロシェビッチ元大統領は、2000年に政権の座を追われた後、特別法廷に引き渡された。
ロシア立て直しへ… 中村名誉教授
筑波大学の中村逸郎名誉教授は「プーチン氏も永遠に大統領の座に留まっているわけではない。次期指導者が孤立化したロシアの立て直しに向け、プーチン氏を拘束して国際社会の審判を仰ぐというシナリオは想定できるのではないか」と語った。」
■ [3763]プーチン逮捕状、トランプ起訴、日本の子育て支援策に見る『悪魔の天下取り』活動 |
Date: 2023-03-18 (Sat) |
ICC=国際刑事裁判所がロシアのプーチン大統領に逮捕状を出したことについてウクライナや欧米諸国から評価する声が上がっているという報道があります。
プーチン氏逮捕状を欧米は評価
[3762]にも書いたことですが、キエフ政権がロシア語話者である東部の自国民を虐殺しているのをやめさせるのが「特別軍事行動」であったことが無視されています。この事実を無視して、「領土侵略者プーチン」というレッテルを張って「逮捕状」を出しています。
また、アメリカでは、トランプさんが起訴される可能性があるという報道もありました。
トランプ氏自身が「21日に逮捕される、抗議せよ」と訴えています。
このような報道を見ると霊人ハイエクが13年前に語っていた『まもなく”悪魔の天下”が始まる?』という警告が現実になったような気がしてきます。
13年前[子育て支援」は民主党の政策だった
当時(2010年4月)ハイエクが言っていた『民主党の子育て支援』という政策は13年後の現在自民党岸田政権が打ち出していることにも驚きを感じます。
岸田氏が言っている「全ての子育て世帯を切れ目なく支援する総合的な制度体系というのは共産主義的な思考であり、イギリス病の原因となった「ゆりかごから墓場まで」というスローガンと同じです。しかし、「地獄への道は善意で舗装されている」という警句が教えるように、手厚すぎる善意は地獄への舗装道路のようなものです。
首相は演説の中で、
「全体の構造、意識の改革に加え、子育て支援サービスの内容についても、親が働いていても、家にいても、全ての子育て家庭に必要な支援をすること、幼児教育・保育サービスについて、量・質両面からの強化を図ること、これまで比較的支援が手薄だった妊娠、出産時から0〜2歳の支援を強化し、妊娠、出産、育児を通じて、全ての子育て家庭の様々な困難、悩みに応えられる伴走型支援を強化すること、子供の貧困、障害児や医療ケアが必要なお子さんを持つ御家庭、ひとり親家庭などに対して、より一層の支援を行うことなどが必要になっています。」
と述べていますが、これも人類を地獄に誘導する”悪魔の天下取り”が開始されたような思いがしました。
最近の世界的な流れの中に『悪魔の跳梁』が感じられてなりません。
「制度的なもの、国家的なもの、大きな枠組みのものが悪に覆われた時には、『自由』の防衛のために、個人は戦わなくてはならない」
というハイエクの言葉が重みを増してきています。
注1:
この政策は「票を買う」為のものであり、衆議院解散・総選挙が近い、という説もあります。
もう、この国の政治には「高邁なる理念」など何処にもありません。岸田首相が日本をどのような国家にしたいのか、何も伝わってきません。一度堕ちるところまで堕ちて、再建国するしかないのかもしれません。
注2:
トランプ大統領声明
私たちの国は今、第三世界となり、滅びようとしています。アメリカンドリームは死んだのだ。急進的な左翼アナーキストは、大統領選挙を妨害し、それに伴い、私たちの国の中心を破壊した。
アメリカの愛国者は逮捕され、動物のように監禁され、犯罪者や左翼の凶悪犯は通りを歩き回ることを許され、何の報復もなく殺し、燃やされている。
何百万人もの人々が国境を越えて押し寄せ、その多くは刑務所や精神病院からやってきました。犯罪とインフレは、私たちの生活様式を破壊している。
■ [3762]日本の危機的状況を説く矢野氏の解説 |
Date: 2023-03-13 (Mon) |
矢野義明元陸相補がウクライナ戦争の現状を解説しています。
44:50辺りからの基礎的な認識、つまりウクライナがロシア系住民の「民族浄化作戦」をやっていたことがプーチンの「特別軍事作戦」の基礎にあることが、なぜ渡部悦和元陸相([3739]参照)を始めとする日本の「解説者」にないのかが不思議です。
スペインから来たサッカーのイニエスタが「日本は平和な国」と述べていますが、危機がそこまで来ているのに、何も気付かないで公園で遊んでいる子供のように思えてなりません。
いつまで「平和」が続くのか非常に危険な水域に来ています。
矢野氏や用田和仁氏(元陸将 https://www.youtube.com/watch?v=lJFVXEYvzqI)のような自分の頭で考えている解説者は少数派で、多くはアメリカの戦争研究所が脚色する「嘘報道」を信じているように思えます。
矢野氏の解説にもありますがソ連時代の「野蛮なロシア兵」という固定観念で見ていて、今のロシアの民度を正しく見ていません。
ベースにあるのは日本神道の神々が伝統的に持っている「シャーマニズム」に近い信仰観にあるようです。この信仰観の元では「原因と結果」を論理的に追究したり、[[間違いを糾す」という作業が「曖昧模糊」としたもので終わってしまいます。
高等宗教としての「心の教え」がないことが原因です。先の戦争においても、国民を不幸にした「責任」を感じ、「反省」して姿勢を正すといった行動が希薄です。
幸福の科学出版での「地獄の法」が発刊された理由は、日本の宗教に「善悪を分かつ差別知」が無く、死んだらみんな「仏様」になり、「地獄界」なんて存在しない、という低レベルの宗教観に警鐘を鳴らすためのようです。
日本の歴史は高等宗教である仏教の教えとシャーマニズムに近い日本神道との間での「攻防」が繰り返されてきたという見方ができます。
聖徳太子の名前が教科書から消えるという流れがあるのも、日本神道系の「無反省」の空気感が優勢になってきているのでしょう。
このままでは日本は極東のある国に占領されて「日本省」になる可能性さえあります。
目覚めないと大変なことになることが矢野義明氏の解説から分かります。
■ [3761] 大川隆法総裁の「死亡報道」が意味すること |
Date: 2023-03-04 (Sat) |
『幸福の科学総裁大川隆法氏の死』を産経新聞をはじめ多くの新聞が報じています。
テレビ朝日でも報道しています。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/0406326504aa7ca32a7a1d7b70da2ae8efa0071d
「幸福の科学」の創始者で総裁の大川隆法氏が死去
3/2(木) 17:11配信
テレビ朝日系(ANN)
新興宗教団体「幸福の科学」の創始者で総裁の大川隆法氏が亡くなりました。66歳でした。
関係者などによりますと、大川隆法氏は先月28日、東京・港区の自宅で倒れ、近くの病院に救急搬送されましたが、2日朝、死亡が確認されました。
幸福の科学は取材に対して「お答えできない」としています。
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救急搬送された病院で、医学的に「死亡」が認定されているのに「幸福の科学では『お答えできません』としている」というのは、何故なのでしょうか。
医学に対する大きな挑戦なのかもしれません。
医学は心臓が停止したら「死亡」と判断するのでしょうが、宗教では「霊視線が切れた」ときを「死亡」と判定しています。ですから大川隆法氏の「霊視線は切れていない」と言っているのではないでしょうか。
プラトンの書いた『国家』の中にある「エルの物語」では、心臓が停止して「死亡した」とみられた青年エルの肉体が腐敗するような状況が見られないため、火葬するに忍びなく、ようやく周囲が決断して2週間後に薪に火をつけようとしたときにエルは生き返ったという話が載っています。エルの霊視線は切れていなかったということを物語っています。
カントと同時代の北欧のスエーデンボルグも一週間程度の「幽体離脱」の記録があることを、大川氏の小説『揺らぎ』の中に紹介されています。(参考)
イエスが十字架に磔にされて埋葬後、3日後に復活したという話も、「霊視線が繋がっていた」ということなのかもしれません。
宗教教団の「お答えできません」という回答は宗教的には「死亡認定」ができていない、ということでしょう。
さて、大川総裁が、エルやスウェーデンボルグのように、何日か後に「息を吹き返す」ことがあれば、医学は「死の判定」を変えないといけないことになります。
そして一般的な風習として行われている『お通夜』には意味があること、「通常(凡人)は霊視線が切れるのに24時間かかる」という習俗的知恵を大切にしないといけないことになります。
『大川隆法氏の死』という事象は「医学への挑戦」であるのかもしれませんし、数日経っても霊視線が切れず、蘇生することがあれば、イエスの復活と同じような扱いをしなければいけないことになります。
私は「幸福の科学」の信仰者の一人として、「幸福の科学」がカルト扱いから「世界宗教」へと脱皮・変身する一コマの事象だと思っています。
因みに、大川総裁は2004年にも、「心臓停止」で医学的な「死亡宣告」を受けた過去がありますが、報道はされませんでしたので、会の外には伝わっていません。
しかし幸福の科学の信仰者は皆が知っていることです。イエスが「天にまします我らの父」と呼んだイエス以上の霊格を持つ存在であることも、です。
参考:
大川隆法著小説『揺らぎ』より
■ [3760]国家リーダーとして立派なプーチン演説と情けない日本のリーダー |
Date: 2023-02-23 (Thu) |
プーチン大統領が議会で年次教書演説を行いました。
抜粋して紹介します。
国家のリーダーとして、立派な演説だと思います。
◆◆◆◆◆◆◆◆
【全文】プーチン大統領 議会で年次教書演説
2023年2月22日, 16:20 (更新: 2023年2月22日, 22:03)
(抜粋)
1年前、我々の歴史的な土地に住む人々を守るため、我が国の安全を保障するため、そして2014年のクーデター後にウクライナで生まれたネオナチ体制による脅威を取り除くため、特殊軍事作戦実施の決定が下された。
そして我々は一歩ずつ、慎重に、そして一貫して、我々の前にある課題を解決していく。
ドンバスは2014年から戦い、自分たちの土地に住み、母国語で話す権利を主張し、封鎖と止まない砲撃、ウクライナ政府からの露骨な憎しみという条件の下でも降伏せず、ロシアが助けに来てくれるのを信じて待った。
一方、あなた方もよくご存じのように、我々はこの問題を平和的手段で解決するために、本当にできる限りのことを行い、このきわめて困難な紛争を平和的に解決するため、忍耐強く協議を行った。
しかし、我々の背後ではまったく別のシナリオが用意されていた。
今、我々は、西側の指導者たちがドンバスの平和を目指すとした約束が口実であり、残酷な嘘であったことを理解した。
彼らは時間を引き延ばし、形式主義を取り、政治的な殺害や気に入らない者に対するウクライナ政権の迫害、信者たちに対する侮辱的行為に目をつぶり、ドンバスにおけるウクライナのネオナチのテロ行為をますます強く奨励した。
民族主義者の大隊の将校らは西側の軍事アカデミーや学校で訓練を受け、武器も供給された。
特に強調したいことは、特殊軍事作戦の開始前から、キエフと西側諸国との間では防空システム、戦闘機、その他の重装備のウクライナへの供給交渉が行われていたことだ。キエフ政権が核兵器を獲得しようと奮闘していたではないか。これを彼らは公言していたではないか。
米国とNATOは、我が国の国境付近に自国の軍事基地と秘密の生物学研究所を急速に展開していた。彼らは、将来の軍事行為の演出をマスターし、自分たちに従属させ、自分たちの手で奴隷化したウクライナの政権に大戦争に向けた準備をさせていたのである。
そして今、彼らはそれを公然と、あからさまに、恥じることなく認めているではないか。ミンスク合意も「ノルマンディー形式」も外交的なショーではったりだと言って、まるで自分たちの背信行為を誇り、楽しんでいるかのようだ。ドンバスが燃え、血が流され、ロシアが誠実に(私はこれを強調したい)平和的解決に邁進していた時に、彼らは人々の命を弄んでいたことが明らかになった。
我々はウクライナ国民と戦争しているわけではない。このことは今で何度も言ってきた。ウクライナの国民は、キエフ政権とその西側の支配者らの人質となった。西側は事実上、この国を政治的、軍事的、経済的に占領し、数十年にわたってウクライナの産業を破壊し、その天然資源を略奪した。その論理的帰結が社会の退廃、貧困と不平等の爆発的な増加だ。そして、そのような状況では当然ながら、戦闘行為のための材料集めなど容易くできる。人々のことなど誰も考えず、人間を破滅のために準備し、最後は消耗品にしてしまった。痛ましく、語るのも恐ろしいことだが、これは事実である。
ウクライナ紛争を煽り、拡大させ、犠牲者を増やした責任は、すべて西側エリート、そしてもちろん、キエフの現政権にある。この政権にとってはウクライナ国民は本質的に他人だ。ウクライナの現政権は自国の国益のためではなく、第三国の利益のために奉仕している。
◆◆◆◆◆◆◆◆
一部では、プーチン演説に、長崎と広島の原爆は必要がなかったという話も紹介されていますが、プーチン・ロシアの実像は西側メディアの報道とは違っているようです。
先日の及川氏の動画に登場したロシア人の女性大学教授は日本とロシアは同盟国になりたい、と語っていました。ロシア人には日本文化への憧憬のようなものがあるようです。
プーチンの見解にもありますが、マイダン・クーデターはバイデンやヌーランド(現在国務次官)らによるオバマの外交政策によって実施されたものです。
イーロンマスクはヌーランドがウクライナの戦争を激化させたと言っています。
プーチン大統領 議会で年次教書演説
岸田政権はウクライナにウクライナに55億ドルの援助をするそうですが、何という恥ずかしいことをするんでしょうか。情けない限りです。
■ [3759]『神は詩(うた)う』・日本人よ善と悪を分かつ知恵を磨こう |
Date: 2023-02-20 (Mon) |
『怨霊的存在であったにもかかわらず「天神様」として祭り上げてきました。
学問の神のような扱いで「祟り」を鎮めたのも、「不滅の正義」という海外では賛同を得る思想とは無縁のものです。
善悪を分けることが「知恵の始まり」なのですが、日本精神にはそれが薄く、マッカーサーから精神年齢が12歳と言われてしまった原因でもあるようです。
記念対談は206編の「言い切り」俳句に関して、作者(大川総裁)と生活を共にする総裁補佐とのご夫妻の対談でしたが、最後に大変気が重くなる解説がありました。
岸田首相の「善悪を分けられない」日本的過ぎる政治姿勢が国家を危険水域にまで導いているという警告でした。
その前の安倍政権に対しても「善悪の判断」に誤りがあったということです。
安倍政権が自慢した安倍ノミックスは当会の政策をパクったものだが、2度にわたる消費税上げだけは別で失政の原因になったという話題がありました。
当会の大学設立申請を不認可にしたのも「票田である宗教団体を大切にして、当会を裏切った行為」という裁定がなされていました。
それにもまして、岸田氏のウクライナ寄りの政治姿勢は日本という国家の存在を危うくしているようです。最後の首相になる可能性に言及されていましたから、外国の支配下になる危険性が急速に出てきたということでしょう。
本日、バイデン大統領が電撃的にキエフを訪問し、「軍事支援5億ドルやロシア制裁表明」を打ち上げていますが、いよいよ世界大戦に向かう危険性が出てきました。
それが見抜けない政治家諸氏のことを「国会にいる人の頭が悪すぎる」と嘆いておられました。
日本は政治家もマスコミも「善悪を分ける知恵」を持てず、バイデン政権の言うなり、CNNなどのマスコミの言うなりに動いていますが、危険度が急増しているようです。
そのアメリカにはまだ「正義漢」と言える「善悪を見抜く」人がいます。
身にかかる危険性を知りながらも「かくすれば、かくなるものと知りながら、やむにやまれぬ大和魂」と言った人でもありましょう。
及川氏が「ノルドストリームを破壊したのはバイデンだ」とすっぱ抜いたシーモア・ハーシュ氏のことを紹介しています。
ハーシュ氏はプーチンが同胞を救助するために行った「特別軍事行動」の2か月前から「ノルドストリーム爆破」を計画していたとすっぱ抜いた人です。
大本はオバマの時代から、ドイツとロシアが連携したら、独・ロが繁栄しアメリカの衰退につながるという政策がアメリカにあったのだということです。
バイデンはオバマ政権の副大統領時代から、ロシアの衰退を画し、ノルドストリームの遮断を狙ってウクライナに工作していたようです。
プーチンはバイデンが仕組んだ『罠』に嵌ったという見方もありますが、プーチンは「ウクライナのDS」を掃除するのだ、と思っているのかもしれません。大きな任務のために立ち上がったのかもしれません。
日本人も平安時代の続きのような「日本神道」ではなく、世界や宇宙を俯瞰できるような合理的で「不滅の正義を守る」新宗教を信仰したいものです。
それが『神は詩(うた)う』の真意だと感じました。
■ [3758]140kmも離れた場所での地盤崩壊の謎を解明せよ |
Date: 2023-02-20 (Mon) |
ハタイ県アルトゥノジュ地区のオリーブ園崩落を岩手・宮城内陸地震での崩落現像と同じメカニズムで解釈して「地震現象の恐ろしさ」とする見解があるようです。
しかし、140q(東京―静岡の距離)も離れた遠くの地震で大崩落が起きるとは考えられません。
産経新聞が伝える現地の声を紹介します。
◆◆◆◆
畑に突如、巨大な谷=@大地震で発生、幅100m超
地割れはハタイ県アンタキヤの郊外、シリア国境に近い村テペハンにあり、一部は幅約200〜300メートルに達しているとの報道もある。
現場からやや離れた畑で農業を営むジハンギル・ハジュオマールオウルさん(20)によると、1回目の大きな揺れの直後、丘の方角から雷が落ちたような「バリバリ」というごう音が響いた。驚いて外を見ると、暗がりの中「緑色の煙」が立ち上っていたという。(共同)
◆◆◆◆
ハタイ県アルトゥノジュ地区テぺハンで発生したオリーブ園の崩壊は岩手・宮城内陸地震(2008年6月14日M7.2 深さ8km直下型地震)で起きた荒砥沢地区の崩落とはメカニズムが違います。
[1431]では荒砥沢での崩落を以下のように紹介しています。
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「今回の地震では震源付近で4000ガルを記録したということですが、これは垂直方向に爆発が生じた正に直下型地震であったことを意味します。震源の深さが8kmでExplosionが鉛直であったとすれば半径8kmほどの円形の外側は引き領域になる可能性があります。
荒砥沢ダム周辺の崩落は引き領域に当たったために生じた大陥没であるという可能性も考えられますが、振動によってドミノ的に崩壊したという解説(テレビ報道)もありました。
どちらにしても爆破による振動が継続的に起こったために発生した地変であり、「断層運動という地変によって地震動が発信した」という解釈は成り立たないと思います。」
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荒砥沢の崩壊現場と震源とは20kmの距離しかありません。押し円錐軸が鉛直でなければ、崩落はExplosionによる加速度で起きた可能性もあります。
一方テぺハンの崩落は引き領域で発生していますが、震源からは約140kmも離れています。
井口隆氏はツイッターで荒砥沢崩壊と同じような斜面崩壊を図示されています。
黄色で囲った範囲が矢印の方向に滑ったとしていますが、この部分は動いておらず、赤い矢印の部分だけが沈降したのではないでしょうか。
現地調査をすれば分ることですが、崩壊はしていないように感じられます。
赤の矢印部分だけでも相当な地盤崩壊ですが、140qも離れた場所でこのような大きな崩落が起きることは通常の地震被害では考えられないことです。
よって、[3757]のように「シンクホール前段階の地下空隙」を推定しましたが、現地の声には、
「1回目の大きな揺れの直後、丘の方角から雷が落ちたような「バリバリ」というごう音が響いた。驚いて外を見ると、暗がりの中「緑色の煙」が立ち上っていた」
というものがあるので、別の地震がテペハンで起きていたのかもしれません。
地震学者は地震現象をもっと詳しく調査し、正しく把握しないといけないと思います。
このように震源から140qも離れた場所での大崩壊の原因を解明しないで、放置することがあってはならないでしょう。地震学を発展させるために正しい「地震の原因」を探求してください。
■ [3757]地震による被害や地変が震源からの距離に比例しない原因の一例 |
Date: 2023-02-18 (Sat) |
東大の教授が衛星画像に基づき、トルコ地震の震源近くで「25キロを越える断層が地表に見える」と紹介しています。
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トルコ大地震 地表に断層が25キロ超 特徴的な亀裂も
2/16(木) 11:54
トルコ大地震の被災地をとらえた衛星画像の分析から地表に現れた断層が25キロ以上に及ぶことが分かりました。
東京大学の渡邉英徳教授は公開されている衛星画像を分析し、トルコ南部の震源に近いガジアンテップ県ウスラヒエ付近で地震の痕跡を見つけました。
東京大学・渡邉英徳教授:「ここに地割れが大きいのができているわけです。
ここからずっとたどっていくと、もうとめどなく続いている。これはすごいですよね」
地割れはおよそ27キロ続くのが確認できました。
活断層の調査などを行う専門家はこれが今回の地震で地表に出た「横ずれ断層」だとしました。
(株)パスコ防災技術部・小俣雅志副部長:「こういうふうになってますね。こういうふうに並んでいる。
これが左横ずれ(断層)の典型的な形になってます」
空を飛ぶ雁(がん)の列のように、斜めに亀裂が並んだ「雁行配列」で、横ずれ断層の特徴です。
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内容を見ると「左横ずれ断層」のズレは大きなものではありません。長さは25kmを超える長大なものですが、この程度の「ズレ」が原因で住宅などの建築物が倒壊するとは思えません。
「断層が動くことが地震の原因である」という謬説を早く捨ててほしいものです。(「とめどなく」という表現は動詞に使う言葉であり、傷痕には使いません。とめどなく出血、なら分かりますが)
建築物が倒壊したり、地盤が崩壊するのは「爆縮と爆発」によって大きな加速度が発生するからです。
この二つの現象により、震源に向かう加速度と、震源から離れる加速度が発生し、その境界に[傷痕]としての断層が新しくできるのです。断層は地震の結果として生まれる地表の傷であって、傷である断層が「自動」的に動くことはありません。
遠田氏がまたコメントを出していますが、地震学者は地震現象を正しく把握していません。
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遠田晋次
東北大学災害科学国際研究所 教授
トルコ大地震を起こした地下の断層のズレが地表に到達しています.渡辺教授の示された衛星画像で明瞭にわかります.ただ,衛星画像が得られている部分は限られているので「25キロ超」となっています.画像そのものではなく,衛星からのレーダーで地震前後の地面の動きを解析したところ,最初のM7.8を引き起こした断層は長さ300kmにわたって左横ズレをおこしているのがわかりました(サウジアラビア・アブドラ王立科学技術大学などの解析結果).すなわち,衛星画像のようなシーンが延々300kmも続くということです.最大の食い違い(ズレ)は7mにも達しているとのこと.また,9時間後に約100km北で発生したM7.5の地震でも約150kmの長さの断層が出現したようです.こちらは最大8mも地面が食い違っているとのこと.ちなみに,熊本地震では地表断層は長さ約30kmで最大2.2mの横ズレでした.
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[3755]に紹介したアルトゥノジュでの300mに及ぶ谷の形成に関して、発生原因の可能性をもう一つの考え方を紹介します。
トルコには近年陥没穴が急増しているという一昨年のニュースです。
トルコの平原で600個の“陥没穴” ここ1年で急増(2021/5/1)
トルコで大規模な陥没が多発しています。
平原にポッカリ空いた巨大な穴。もし落ちてしまえば、自力での脱出は不可能にみえます。
これはトルコ中南部の穀倉地帯で地下水が干上がり、地面が沈下したことで発生した「陥没穴」です。
現在、トルコは気候変動などによる干ばつに見舞われています。
原因は分かっていませんが、AFP通信は、現地農家の話として、農業で使うために地下水の過剰な汲み上げが行われてきたと伝えています。
調査にあたっている専門家は、この地域で確認された「陥没穴」はおよそ600個に上り、この1年で2倍近くに増えたとしています。
この映像はトルコ中部のコンヤ県での「シンクホール」ですが、アルトゥノジュの地下には『シンクホール』になる前の地下空洞が形成されていたのかもしれません。
アルトゥノジュ地区で<発生した陥没
震源から100km以上離れていても、浅い位置に空洞があれば、地震動で陥没することは容易に推定できます。
地震被害や地形の変化が震源からの距離に比例しない一因は、この地下内部の空隙にあると考えられます。
■ [3756]アルトゥノジュよりも震源に近いエルジン地区で被害が無かった理由 |
Date: 2023-02-17 (Fri) |
トルコの地震ではこれまでの地震では見られない一見して奇妙なことが起きています。
[3755]で紹介したハタイ県アルトゥノジュ地区の「300mにも及ぶ谷の出現」もそうですが、震源により近いハタイ県エルジン地区では建物の倒壊はなかったそうで、不思議です。
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トルコ・ハタイ県の地区名
建物は倒壊せず、死傷者もなし……トルコ南部エルジンはなぜ被害が少なかったのか
2/16(木) 12:38配信
BBC News
6日に発生したトルコ・シリア地震では各地で多くの建物が倒壊し、死者は15日までに両国で計4万1000人を超えている。
こうした中、トルコ南部ハタイ県エルジン地区は、最初の地震の震源地に近いにもかかわらず、死傷者の報告がゼロだ。建物の被害も最小限で、倒壊した建物もない。
なぜなのか。
同市のウッケシュ・エルマソール市長は、建築基準を順守した建物が多いことが理由ではないかと述べた。
また、地理的にも、エルジンは地震の被害を受けにくい特徴があったという指摘が出ている。
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知事が言うように、耐震基準を守ったことも理由でしょうが、震源から離れたいくつかの場所で地盤が崩壊してしまう現象が局所的に起こっていることが不思議です。
トルコ南部のカフラマンマラシュを走る高速道路に、巨大な亀裂が発生しているのが、ドローンによって2月12日に撮影された。
トルコ南部のシリア国境近くを震源とする大地震は13日、発生から1週間が経過。
これまでに確認された死者数は両国合計で3万7000人を超えた
震源から50km北部にあるカフラマンマラシュ地区の高速道路では地盤の崩壊が起きていると、ロイターが報じています。図をクリックリすると、記事に飛び動画が見れます。
近くの道路には車が走っているのに、高速道路の一部に局所的に崩壊が発生しています。この部分が建設中で堅固性が弱いのかもしれません。
地表近くの地質構造によって崩壊の規模が局所的に違うのは当然起きることですが、崩壊の原因が、地震時の『揺れ』というものではなく、爆発現象としての第一波つまり、キラーパルスと言われる『衝撃的な力』で崩壊が起きることを理解しないといけないと思います。
日本でも中越地震ではホールダン金具(家屋をコンクリート基礎に固着する金具)がちぎれてしまいましたが、地震学会も建築学会も問題として取り上げようとはしていません、無視しています。([1472]参照)
金属製の留め具を破壊するほどの力は爆発による衝撃波(キラー・パルス)以外には説明できません。
金具の破壊もそうですが、震央から100km以上も離れたアルトゥノジュ地区の崩壊は断層地震論では説明がつきません。地震学の革命的な改革が必要です
■ [3755] トルコの地震で谷ができた理由 |
Date: 2023-02-16 (Thu) |
トルコの地震では耐震基準を守らない建築屋が逮捕されていますが、山岳地帯でもない平地で『谷』ができるような地変には対処のしようがありません。
何故このような地変が起きたのか、その原因をよく調査しておく必要があるでしょう。
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オリーブ園が真っ二つ、地震で300mの「谷」出現 トルコ南部
2023.02.15 Wed posted at 08:28 JST
トルコとシリアを襲った大地震の影響で、約300メートルに及ぶ巨大な谷間が出現した/DHA
(CNN) 緑豊かなオリーブ園が先週のトルコでの大地震で真っ二つに割れ、幅約300メートルの谷が出現する事態となった。
オリーブ園が二分される驚くべき光景が出現したのは、シリアと国境を接するトルコ南西部のアルトゥノジュ地区。とがった岩肌をむき出しにした、砂色の峡谷を思わせる割れ目は、深さ40メートル以上に達する。
亀裂の発生は、6日に発生した地震の凄まじい威力を改めて示すものだ。マグニチュード(M)7.8の地震によりシリアとトルコの両国で合わせて数万人が死亡し、複数の市街では全域が崩壊する被害が出た。
亀裂の近くに住む男性は地元メディアの取材に答え、地震発生時に「信じられない轟音(ごうおん)」が鳴り響いたと説明。「戦場のような音で目が覚めた」と振り返った。
男性は将来の危険の可能性について、専門家による調査を求めている。もう少し亀裂の位置がずれていれば、1000棟の家屋が立つ町の中央部が地割れに巻き込まれていたかもしれないと恐怖を口にした。
トルコは複数のプレートの境界をまたぐ地域に位置するため、強い地震が起こりやすい。M7.0以上の地震に見舞われたのは過去25年間で7度。しかし今回ほど多くの死者が出た事例はこれまでにない。
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トルコで発生したM7.8地震では、ハタイ県アルトゥノジュ地区で大きな陥没が発生しています。
地震学者は岩手・宮城内陸地震で起きた荒砥沢ダム上流の斜面崩落のと同じメカニズムだと解説していますが、オリーブ園が広がるこの地区は荒戸沢のような急な斜面とは言えません。
もちろん遠田教授(下記の参考)の言うように断層の上で起きた地変ではないですから、断層のずれで起きたとは解釈できません。
地震爆発論で解釈すると、この谷ができたのは、この地区が「引き領域」になったために、沈降したのではないかと解釈できます。
アルトゥノジュ(トルコ、ハタイ県)の位置と押し引き分布関係図との関連性
トルコ大地震 震源地周辺で最大2m超の地盤変動 国土地理院解析より加工
地震発生時に「信じられない轟音(ごうおん)」が鳴り響いたという現地の声は、地震が『爆鳴気爆発』であることを証明していると思います。
地変域の動画をみると、直下で別の地震が起きていたかのような惨状です。M7,8の震源からは100km以上はなれた地区でこのような惨状が起きるとは驚きです。地下で起きた爆発のエネルギーが地表に向けて放出し易い構造(通路)があるのかもしれません。
早く地震の発生原因を爆発論に切り替えて欲しいと願っています。
参考:遠田教授の意見:
遠田晋次9時間前
東北大学災害科学国際研究所 教授
報告
このオリーブ園が引き裂かれた写真は,今回の地震の大きさを象徴していて,とても衝撃的です.
一部に「今回の地震を起こした断層のズレで300mの谷が出現したのではないか」という噂もあるようですが,アルトゥノジュ地区は断層上にはなく,断層(地表地震断層)のズレに関連したものとは思えません.
ちなみに,今回の地震による断層のずれは水平に(横ずれ)数m程度です.むしろ強烈な揺れで丘陵地で地すべりが生じたのではないかと考えられます.このあたりの地質は,おそらく新第三紀層でガチガチの岩盤ではなく,少し柔らかめに固結しています.
2008年岩手・宮城内陸地震や2004年新潟県中越地震の時に生じたような地震性の斜面崩壊の1つだと思われます.
岩手・宮城内陸地震では荒砥沢ダムの背面斜面が深層崩壊を起こして,崩落土塊が約300m水平移動しました.奇しくも今回の「谷」の大きさと同じです.