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新・地震学セミナー

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  [2816] 矛(ほこ)と盾(たて)を売る商人の話
Date: 2018-06-21 (Thu)
 
「これは何でも貫く矛ですよ」
「これは何でも防ぐ盾ですよ」
 
では、「何でも貫く矛で何でも貫く盾を突いたらどうなるの。」

当然ですが商人は言葉に詰ったわけです。

しかし、「思考停止」してぼんやり聞いていると「そんな素晴らしい矛と楯なら買っていこうか」という気になってしまいます。

現代社会でも気付かないでボンヤリ聞いていると「矛盾売り商人」に気付けません。「そうなんか、商人(学者)さんのいうとおりだな」で終わってしまいます。

たとえば、

「マントルは固体ですけど、長い目で見ると流体のように動いて対流しているんです」

と言われると、「ほう、そうなんですか」とうなづきます。

一方、

「プレートには長い年月の間に歪が蓄積されるんですよ、その歪が巨大になって解放されると大きな地震になるんです」

と言われると「ほう、そうなんですか、プレートの運動は恐ろしいですね」と納得してしまいます。

しかし、「マントルは流体のように自由に動けて、その上に乗っているプレートだけ歪ができるのってどうして?」と聞かれたら、学者はなんと答えるのか、まじめな学者なら答えに窮するでしょう。

商売上手な学者は「それはね、馬は自由だけど、乗ってる騎手は肩が凝るようなもんだよ」とでも言うでしょうが、騙されてはいけません。

 昔々、アテネの街で「徳を教えてやるから、授業料を払って、入塾しないさい」といっていたのがソフィストといわれる人たちです。思考停止にかかっていると「そうですか、少し高い月謝だけど、将来のために徳を学びたい」といって入塾してしまいます。

ソフィストの「矛盾」を衝いていたのが、ソクラテスですが、彼は死刑にさせられた裁判の弁明で、

「私は神によってこのポリス(アテネ)に付着させられているものなのです。このポリスは素性のいい馬なんですが、目を覚まさせておくために用意された一匹の虻なのです。あなた方を目覚めさせるためにどこへでもでかけていって、説得したり、非難することを少しもやめない者なのです」([2459]大衆が虻になって地震学者を目覚めさせよう

と言っていました。

地震爆発論学会も日本の学界(お茶の間かなぁ?)に付着させられた虻なのかもしれません。


  [2815] 噴火は低下したが地震は増えた、なぜだろうか?
Date: 2018-06-21 (Thu)
今日の産経新聞に「霧島連山 再噴火の恐れ」という記事がありました。火山噴火予知連絡会は「噴火活動は次第に低下しているが、地震活動は噴火前より高く、噴火を繰り返す可能性がある」との見解を明らかにした、とあります。



[2799]霧島連山の新燃岳、硫黄山の噴火を火山学者は何故問題にしないのかで紹介しましたが、硫黄山が噴火したのは250年ぶりのことです。近くには大霧地熱発電所が発電のために地熱の汲み上げ操業をしています。

「世界中で増えてる自然現象だよ、地球が噴火したいのだろうさ」で済ませてしまっていいものでしょうか。「地熱発電所(大霧地熱発電所)で地下内部のバランスを人為的に乱すことは危険である」と警告している声があるのに、「そんな馬鹿な話は学者が相手にしないよ」というような姿勢が続いています。

グアテマラのフエゴ山も、シナブン山も近くで地熱発電による熱水の汲み上げをやっています。事態を真剣に受け止め、噴火や地震の真相を考えないと「思考停止」のままでは皮膚癌で済んだところを骨の癌にまで放置してしまった、という事になりかねません。


  [2814]日米ともにフンボルトの地震観に戻るべし
Date: 2018-06-20 (Wed)
政治向きの記事では信頼している産経新聞の編集陣でも、地震学に関しては、地震学者の意見を垂れ流すだけです。

[2812]の紙面でも「太平洋側のプレートが押す力」が地震の原因であるような書き方でした。

昨日の夕刊にある記事も、熊本地震の前例を挙げて「同規模の地震誘発」もある、と地震学者の警戒を報じています。



「陸側のプレートに乗る西日本の内陸部は、沈み込む海のプレートに押されて地震を起すエネルギーをため込んでいて、「ひずみ集中帯」と呼ばれる。多くの活断層が集中するのはこのためだ」

としてありますが、「地震を起すエネルギーをため込む」というのは力学的に間違っています。岩盤は長期的に見れば粘弾性体ですから、エネルギーを溜めることはありません。地震エネルギーを地盤がため込むことはありえません。ステレオタイプの非論理的な報道です。

今回はどの活断層が動いたのか、特定できなかったですし、明確な断層も現れていません。「断層が動くことが地震」という“原理・原則”のような似非科学理論に束縛されています。熊本の例を引いて出している警戒コメントも日本人なら誰でも言えるような内容です。

「プレート教原理主義は」はアメリカでも蔓延しています。

オクラホマでのシェールガス採掘で地震が多発していますが、素直に考えて今まで地震が起こっていない地域に突然地震が起きたのですから、原因はシェールガスの採掘にあるはずです。アメリカでは一部の地震学者も認めている筈です。

 しかし全体的には「原理主義」に束縛されています。
USGSの記事には北アメリカ大陸プレートの境界端部から押している力が内陸部に力を及ぼしているとしてstress分布図を作成しています。

A Possible Cause of Earthquakes in the Continental Interiorより


Sketch of plate boundary stress applied to the North American plate.


分析の結果として、カリフォルニアなどの西部域は「正断層型」、中部域は「水平断層型」、そして東部域は「逆断層型」と分類していますが、全くのナンセンスな話です。



The new U.S. stress map. The colors show the style of faulting - red is normal faulting, white is strike-slip, and blue is thrust. The black lines show the direction of the stress.


日米共に、プレートの動きが地震の原因になっているという「断層地震説」で染まっていますが、このような知識では地震の真相を把握することはできません。

日米ともにフンボルトの地震観から再スタートするべきです

現在の地震学は無明に支配されています



  [2813]地震の定義は変更しなければいけない
Date: 2018-06-19 (Tue)
朝日新聞が次のように報道しています。

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M6級地震「どこでも起きる」 活断層がなくてもリスク
2018年6月19日05時00分

 「マグニチュード(M)6・1はどこでも発生しうる大きさ。全国どこでも発生しない所はないと思って対応してほしい」――。気象庁の松森敏幸・地震津波監視課長は18日、会見でこう強調した。

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これは言い換えれば
「活断層が無いからと、安心することはできません。断層が無くても地震はどこにでも起きるのです

ということです。

・「原発の敷地の活断層」をあれだけ、にぎやかに議論していた意味は無かったのか?
・島崎邦彦氏が「活断層の判定以外の非科学的論議は糾弾されます」と言っていたのはなんだったんだ?
・「地震とは断層が急激に滑ること」という定義は間違っているのか?

という疑問が生まれます。地震学者はどのように答えるのでしょうか。

[2805]「断層地震説」の間違いを何時まで放置しておくのか?でも紹介しましたが、「断層は無くても地震が起きる」と地震学者も気象庁も認定しているのですから、「断層が急激に滑ること」という定義は変更しなければいけません。

地震とは爆発現象です。大きな爆発なら明瞭な亀裂即ち断層が発生しますが。関東大震災や今回の大阪北部地震のように断層が出来ないケースも当然あります。
断層が急に滑ることが地震ではありません。

追記:

気象庁の説明では、ある面を境としてとありますが、ある面とは断層のことを意味しています。最初から断層を取り入れているのは、「証明の前提に、証明されるべきものが最初から入っているからおかしい」と石本先生が言っています。

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地震はどうして起きるのですか?

 地震とは、地下の岩盤が周囲から押される、もしくは引っ張られることによって、ある面を境として岩盤が急激にずれる現象のことをいいます。

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地震爆発論学会として島崎氏らの地震学者に公開質問状を送ったのも、このことを問題視したからです。しかし、誰からも回答がありません。

「証明の前提に結果が入っているのは真の証明とは言えないではないか」ということです。

「活断層とはなにか」第1章(東大出版会)より

1章執筆者島崎邦彦


  [2812]大阪北部地震は「断層地震説」の破綻を意味している
Date: 2018-06-19 (Tue)
大阪北部地震波は断層が見つけられないそうです。存在しないものがみつからないのは当然ですが、「断層は震源だけにある」というゴマカシをやっています。
断層が見つからないのは、断層地震説の破綻を示している可能性が大なのですが、どこまでも「断層が急激に動くことが地震である」という「独善的ドグマ(教義)」を捨てようとはしません。

「活断層の密集地」であるはずなのに、どの断層が動いたのかもはっきりとせず、発生確率はゼロに近いという「顰蹙論」捨てようとしません。
「有馬ー高槻」は判っていたけど意外に早かった・・・というようなお粗末発想です。


以下は産経ニュースの紹介です。

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震源断層は特定できず 複雑な発生メカニズム 地震調査委が評価公表

 大阪府北部で震度6弱の揺れを観測した地震の発生を受け政府の地震調査委員会は18日、臨時会合を開き今回の地震に関する評価をまとめ公表した。地震を起こした震源断層は特定できず、周辺の活断層帯と「関連した活動である可能性がある」との表現にとどまった。

 会見した平田直委員長は「(発生メカニズムが)非常に複雑で、どの断層に関連しているかを言うのは難しい」と述べた。

 今回の震源周辺は地震を起こすひずみがたまりやすい「ひずみ集中帯」に含まれ、近くには東西に延びる有馬−高槻断層帯のほか、上町、生駒の各断層帯が南北に延びている。

 このうち上町断層帯は震源から西に少し離れているが、地下の断層面は東側に向かって傾斜しており、震源周辺まで延びている可能性があると判断した。

 調査委は、今回の地震がいずれかの活断層帯に関係することは否定できないとしたが、どれか1つを特定するのは困難だという。今回のようにマグニチュード(M)6程度の規模では、断層が地表に明瞭に露出するとは考えにくい

 調査委が地震のメカニズムを複数の手法で調べたところ、一致しなかった。余震のタイプも活動域の北側は逆断層型、南側は横ずれ断層型で異なっている。平田委員長は「地下にある震源断層のずれ動いた面が、途中で折れ曲がっている可能性がある」と推測する。

 臨時会合は当初予定より1時間ほど延びて3時間近くに及んだ。平田委員長は「候補となる活断層が多くて時間がかかった。注意深く議論した」と話した。

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新聞の欄外に載せておいたように、この地震は「押し円錐」と「引き円錐」の両ケースが考えられます。あるいは、震源(爆発点)を挟んで「押し」と「引き」が混在しているのかもしれません。さらに多くの観測データから、CMT解の精度を高めないと判定できないように思います。

断層が見つからないというのは、引き円錐型なのかもしれません。引き円錐の場合には、Explosionによる「押し」領域が広がって集中的な力が働かないからです。

地震学者の意見がバラバラですが、どれもピントがずれています。
「地震爆発論」によって解釈するべきです。

  [2811] 地震発生確率がゼロに近いのに「何時起きてもおかしくない」とはどういうことか?
Date: 2018-06-18 (Mon)
毎日新聞が報じている地震学者の話は、プレート論ありきの話ばかりです。与太話もいいところでしょう。

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<大阪震度6弱>震源はひずみ集中帯 水平、垂直ずれ同時に
6/18(月) 20:29配信
毎日新聞

水道管が破裂し、水があふれた現場=大阪府高槻市で
2018年6月18日午前9時25分、本社ヘリから中村良弘撮影



 「この付近は、地下にひずみがたまりやすい『ひずみ集中帯』だ」

 西村卓也・京都大准教授(測地学)はこう指摘する。マグニチュード(M)6.1を記録した今回の地震は、東西方向から押す力がかかり断層が水平方向にずれる「横ずれ断層型」と、垂直方向にずれる「逆断層型」が同時に起きたとみられる。震源は大阪府北部を東西に延びる活断層「有馬−高槻断層帯」(約55キロ)の南だった。

 有馬−高槻断層帯の東部は過去3000年間で3回活動したとされる。1596年には推定M7.5の慶長伏見地震が起きた。政府の地震調査研究推進本部は、この断層帯で今後30年以内にM7.5程度の地震が起きる確率を「ほぼ0〜0.03%」と計算していた。

 政府の地震調査委員会は18日の会合で、地震が起きた断層を特定しなかった。M6.1と比較的小さく、震源断層のずれが地表に現れなかったためだ。しかし、震源付近には他にも、大阪府を南北に縦断する「上町断層帯」(約42キロ)▽大阪府北部から淡路島(兵庫県)へ延び、阪神大震災の震源を含む「六甲・淡路島断層帯」(約71キロ)▽生駒山地の西をほぼ南北に延びる「生駒断層帯」(約38キロ)などの活断層が集中。

西村氏は「M6級の地震は日本全国で起こりうるが、特に関西ではいつ起きてもおかしくない」と語る。

遠田晋次・東北大教授(地震地質学)は、前震の後に本震が来た熊本地震(2016年)を例に挙げ「今回の地震が種火となって、周りの断層が動く可能性がある」と注意を促す。

 南海トラフ地震の発生が近づく中、内陸型地震が増える活動期に入っているとみる専門家もいる。

 南海トラフは駿河湾から九州沖にかけて延び、過去90〜150年間隔で津波を伴うM8級の海溝型地震が起きてきた。気象庁によると、最大震度6を観測した1944年の昭和東南海地震以降、今回の地震までに起きた最大震度6弱以上の地震は全国で58回。うち50回が1995年1月17日の阪神大震災の後だ。

 梅田康弘・京都大名誉教授(地震学)は「フィリピン海プレートが徐々に沈み込むうちにユーラシアプレートの上に乗る日本列島の内陸で圧力が高まり、活断層による地震が増加すると考えられる」と解説する。

 古村孝志・東京大地震研究所教授(地震学)は「今回の地震が直接的に南海トラフ地震に関係しているかは現時点では何とも言えない」と話す。「震源の深さは13キロと浅い。余震活動が活発になることがあり注意が必要だ」と言う。【鳥井真平、渡辺諒、松本光樹】

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今回の地震は関東大震災と同じように地表に断層は出現しませんでした。地盤に亀裂が生じなかった、という事ですが、それでは「断層地震学」が破綻してしまいますので、震源断層が地表に及んでいない、という解釈をしています。

断層とは自由端部である地表に一番明瞭に現れる筈ですが、断層が存在しないのに大きな地震が起こるのでは、定説地震学者は困ってしまいます。

困って理論を見直すのが本当の科学者なのですが、地震学者は「それはこう、あれはこう」と理由をつけて「妄信、狂信」の域に入っています。

今回の地震は、東西方向から押す力がかかり断層が水平方向にずれる「横ずれ断層型」と、垂直方向にずれる「逆断層型」が同時に起きたとみられるという西村教授の話を聞くと、またまた新しい地震だったのか、というように思う人もあるかもしれません。

地震爆発論で解説すれば[2809]に述べたように「押し円錐軸」が“北北東向き上がり”に緩い角度で傾斜した爆発といえます。

しかし、CMT解の詳細は次のように少し変わった形状をしています。




キラウエア火山の火口噴火(Volcanic Eruption)のCMT解を90度回転させたような形状になっています。([2807)参照)

従ってあるいは、引き円錐軸が水平に近いような爆発だったのかもしれません。それならば、Explosionが「押し円錐」のように集中せず、断層が現れなかった理由にもなります。その点では珍しい「引き円錐型」地震だったのかもしれません。

もっと多くの観測点のデータからCMT解が作成されると、詳細がはっきりすると思います。

いずれにしても、記事にある地震学者のお話はピントがずれているといえます。

この地域は地震発生確率が「0〜0.03%」であるとされているのに「特に関西ではいつ起きてもおかしくない」と述べるのは滑稽です。「ひずみ集中帯なのに、何故確率がゼロに近いのか」、地震学者は理屈を後付で説明する講釈士のように写ります。

地震学者の発言はどんどん信頼を失っていきます。

  [2810] スロー地震という概念はプレート論ありきの妄想理論である
Date: 2018-06-18 (Mon)
千葉県沖で地震が多発傾向にあることと関連して、「スロースリップ」という言葉がマスコミで取り交わされることが多くなっています。

そもそも「スロースリップ」とはどのような現象なのでしょうか。

NHKのNEWSwebから紹介します。

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地震予測の最新研究 スロースリップとは
5月28日 22時51分



巨大地震の予測につながる可能性のある現象がおととし(2011年)3月の巨大地震の前に捉えられていたことが最新の研究で分かりました。
地震を引き起こすプレートとプレートの境目の一部がゆっくりとずれ動く「スロースリップ」と呼ばれる現象で、地震の発生メカニズムの解明につながるか、注目されています。

東北大学の伊藤喜宏助教などの研究グループは、おととしの巨大地震の前、東北沖の海底に地震計と水圧計を設置していて、地震の前と後で変化を分析しました。
この付近は陸側のプレートの下に東から海側のプレートが沈み込んでいる場所で、水圧計のデータから、地震の1か月余り前から、地盤が数センチ程度隆起したり、沈降したりする地殻変動が観測されていました。
さらに、地震計では微動と呼ばれるごく小さな揺れが捉えられていて、分析の結果、陸側のプレートの一部が西へゆっくりと動く「スロースリップ」と呼ばれる現象が発生していたと見られています。スロースリップが巨大地震の前に実際に観測されたのは、初めてだということです。
伊藤助教は、スロースリップによって震源域に力が加わり、おととしの巨大地震につながったと考えていて、地震の発生メカニズムなどの解明につながる重要な手がかりだとしています。
伊藤助教は、「スロースリップが地震を必ず引き起こすかははっきりしていないが、観測や分析を続けることで、将来的に巨大地震の発生予測につながる可能性がある」と話しています。

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ようするに、巨大地震の前に“微かな変動”があるのではないか、ひょっとしたらそれが前兆を掴む手がかりになるのではないか、という程度のものです。

千葉沖で発生している現象も東大の平田教授が言っているように、「不確かな、微かな動き」ということです。



この程度の不確かなものを、地震の前兆現象かもしれないとして、国民に問いかけるのは、私は感心できません。「関連があるかどうかはっきりしない、しかし注意して欲しい。でも、冷静に」というのじゃ、辻褄が合いませんん。

なんども言及して来ましたが、「スロー」に動く部分と固着して動かない部分(アスペリティー)の境界はどうなっているのか、「亀裂」ができるのか「圧蜜」されるのか、物理現象がはっきりとつかめません。



この報道では「スロー地震」と呼んで地震の一種のような扱いですが、実際はノイズに近いようなものです。確かに、地震爆発論で考えてもマグマ溜まりの圧力が増加すれば、微かに地盤の変化はあるかもしれません。しかし、プレートの動きとは関係ありません。プレート理論そのものが間違っていて、サブダクション(潜り込み)というのは錯覚です。


岩盤の破壊限界は10×(-4乗)という僅少なものです。本当に大きな力が作用しているのなら、とっくに破断しています。


この動画にある教授の話はGPSから得られる変位量を歪であると誤解しています。歪と変位は一緒ではありません。GPSは応力を伴わない単なる移動量を測定しているだけです。[2401]などで述べてきた「活きた歪」と「死んだ歪」が区別されていません。力学的に意味のある「活きた歪」はGPS観測のデータからは得られません。
[1899][2069][1818]などで何度も解説してきましたが、岩盤に歪が蓄積されるのは、フックの法則が効いている間だけです。
岩盤は僅少の歪でポキット折れます。折れてしまえば、歪は単なる変形(distortion)に過ぎません。弾性反発力などなくなってしまいます。


地震学者はどうしてこんな基本的なことが分からないのでしょうか。

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こうした議論を聴ていて、おかしいと思うことは既に[2209]でコメントしました。

「プレートが年間約10cmのスピードで潜り込んでいる割には、大きな地震が起きていないのが不思議だ」「その原因はプレートがゆっくりと沈み込んで歪を開放しているからだろう」という発想そのもに大きな間違いがあるからです。

「スロー地震とは何か」(NHKBooks)を書いている川崎一朗教授は「何故地震が起こらないのか?」ということが疑問なのです、と語っています。



NHKbooks「スロー地震とはなにか」より


読めばお分かりのように、地震学者は「プレート論ありき」からスタートしています。
単なる仮説であるということをすっかり忘れています

「潜り込みは真実であるから、巨大地震は何度も繰り返し起こらなくてはおかしい」というその考え方こそがおかしいことが分かっていないのです。

「ここは天国の筈だ、こんな状況はおかしい。どこかが間違っている!」と騒いでいる亡者に見えます。

地震学は泥沼にはまって、“くもの糸”を探している状態ですが、この糸はすぐに切れてしまいます。

少し過激な言い方ですが、解決策はプレート論、断層地震説という“地獄”から這い出ることです。


学者やメディアの解説は何の役にも立たない・・・ということです。


  [2809] 断層地震説では説明できない大阪の今朝の地震
Date: 2018-06-18 (Mon)
本日AM7時58分、大阪北部でM6.1の地震がおきました。家屋の倒壊などの被害は無いようですが、地震直後に何件か火災が発生しています。
神戸の地震のときのように、家屋が倒壊しないのに、火災になる原因をよく考えるべきです。
地震爆発論では高熱蒸気の噴出だと説明します。

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大阪北部地震、400年ぶり有馬-高槻断層帯が関連か

この断層帯では、1596年に慶長伏見地震(M7.5)が発生しており、同じ断層帯での地震発生は約400年ぶりです。


時事通信社
 大阪府北部を震源とする地震について記者会見する気象庁地震火山部の松森敏幸地震津波監視課長
=18日午前、東京・大手町


6月18日(月)7時58分頃、大阪府で最大震度6弱を観測する地震がありました。

震源地:大阪府北部

マグニチュード:6.1

震源の深さ:約13km

気象庁の会見によると、今回発生した地震の発震機構は、東西方向に圧力軸を持つ型

気象庁は東西方向に「圧縮軸」を持つ、と解説していますが、
押し円錐軸がやや北向き傾斜の「直下型に近い地震」、と見るべきです。


なお、速報解析では、逆断層型、横ずれ型等は決定出来ていないとのこと。

18日9時30分現在では、余震とみられる震度1以上を観測した地震8回発生しています。

長周期地震動の活動として、大阪府北部、兵庫県南東部、奈良県では、長周期地震動階級2を観測しました。

有馬-高槻断層帯が関係か

断層帯の名称は地震の傷痕につけたものです。
地震がよく起こった履歴がありますが、今回の地震とは関係がないようです。


今回の地震は、東西にのびる「有馬-高槻断層帯」、南北にのびる「上町断層帯」や「生駒断層帯」の境目付近で発生したとみられています。

そのため、これらの断層帯のいずれか、もしくは複数が影響した可能性が考えられる状況です。

気象庁の発表によると、今回の地震は上記の中の「有馬-高槻断層帯」の影響が、最も大きいとみられます。

この断層帯では、1596年に慶長伏見地震(M7.5)が発生しており、同じ断層帯での地震発生は約400年ぶりです。

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気象庁は「東西方向に圧力軸を持つ型」としていますが、明瞭な断層は見つかっていないようで、「逆断層型、横ずれ型等は決定出来ていない」としています。

体験者の話では下から突き上げられた、ということですから、「押し円錐」の軸がやや北向き傾斜になる「直下型に近い地震」だったように推定されます。
いくつかの断層帯の名が挙がっていますが、断層帯とは地震の傷痕に過ぎませんから、意味がありません。今回の地震で断層が発見できなかったら、「断層地震説」を取り下げるべきでしょう。

地震の直後から火災が発生しているのは、「断層地震説」では説明できません。



動画のほかにも火災の映像があります。



この地震で何件かの火災が起きていますが、倒壊もしていないのに、出火するのは、空き家なのではないでしょうか。
住人がいれば、朝の8時にこのような火災にはならないと思います。その前に、小火のうちに消火するはずです。
都会で空き家が多いのは、「直下型地震」が起きたときに火元になる可能性が高いのではないかと推定されます。

都会の地震災害対策を抜本的に練り直す必要があるでしょう。

空き家の床下には、高熱蒸気の噴出を止めるシートを張るべし」・・・というような。




  [2808] 安倍総理より大きな器のリーダーが欲しい
Date: 2018-06-17 (Sun)
これまでの金正恩やトランプ氏の守護霊霊言を聞いたかぎりでは、今回の米朝会談の結果は意外なものでした。これまでのアメリカ大統領と同じでトランプ氏もまた金正恩に騙されたのではないのか、という視点が巷にあるのは確かです([2804]参照)。

安倍首相も「私は騙されません」と拉致被害者の会のメンバーに語りましたが、言外に「トランプ氏は騙されたが・・・」と言っているようなものです。

米朝会談が本当に画期的なもので、新しい世界へ導くものなのかどうか、北の「敗戦処理」が本当に「明治維新」的なものになるのかどうか、霊人チャーチルの考えを聞いてみようと、15日に「チャーチルの霊言」が企画されたそうです。
本日霊言を聞いてきましたが、緊急出版もされるそうです。



チャーチルは「トランプ氏は私より器が大きな人だ、さすがに(魂の兄弟が)ジョージ・ワシントンだ」と感想を述べうえで、日本の総理大臣の姿勢に危惧を示していました。

安倍さんが「拉致被害者の全員帰国」を強く言い過ぎると、「北の開国」というチャンスを逃す惧れがあります。

拉致問題は不幸な側面を含んでいて、固執すれば、金兄妹が本心で「開国」を希望していても、先先代からの先軍政治に固執する軍部(保守派)を刺激して、逆もどり、または兄妹暗殺という不幸の可能性もある、と見ています。日本にはもう一段の器の大きなリーダーが必要だと見ています。口には出せない(出せば殺される)金兄妹の本音を見抜けるような・・・政治家ですね。

また、戦後の日本のようにGHQ方式で敗戦処理をすれば、金兄妹はA級戦犯で死刑になるだろう、しかしそのような兄弟を使って敗戦処理・改革をやらせようとするのが、トランプ氏の器の大きさだ、と感心しています。

トランプさんが「段階的な非核化」を合意したのは、与正氏の「(即非核化)をやると、二人の命はない、改革を実行する主体がなくなるが、それでもいいのですか」という言葉に即座に悟ったからのようです。「それなら分かった」と答えたそうです。

与正氏の霊言では「トランプ氏は無血開城をして、北をアメリカサイドに入れたいと考えた。自分達もそれを信用できるかどうかを見ていた」と言っています。トランプさんは「中国包囲網」の一環と考えているようです。

日本もその方向で、アジアの全体を眺めて判断できる「器の大きなリーダー」が舵取りをして欲しいものです。

歴史的な意義のあることとして、政党としても、特別版を(裏表2頁で)発行しています。

  [2807] 地震と火山噴火のメカニズムを区別するな、同じ爆発現象である
Date: 2018-06-17 (Sun)
世界中で「断層地震説」が(原理主義者の信仰のように)信じられていますが、矛盾に関しては不問に付されています。

断層の矛盾を[2805]で紹介しましたが、火山性地震がなぜ起きるのかについても、曖昧な説明で、矛盾点が多くあります。

次図は昨日からの24時間の間に起きたキラウエア火山火口付近の震源分布を示したもので。一時間に何十回と小さな地震が起きています。


ハワイ島キラウエア火山付近で6月16日に発生した地震(24時間内)
直径10km内に通常の群発地震や、大地震の余震のように分布している


青い四角はVolcanic Eruotionで、火口における噴火を意味しています。


青い四角で表示されるVolcanic EruptionのCMT解
[2774]で解説したように「引き円錐」で説明できる火山噴火現象


こうした多くの地震が通常の断層地震なのか、火山性地震なのか、説明はありませんので区別が付きません。

火山性地震について、政府の地震本部は次のように解説しいています。

火山性地震より抜粋

「私たちがふだん使っている「地震」という言葉は、活断層やプレートが動くことによって発生する地震のことを指しています。平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震もそのひとつです。しかし、断層やプレートの活動以外が発生要因となる地震もあります。そのひとつが「火山性地震」です。「火山性地震」とは、火山の噴火、あるいは噴火していなくてもマグマの動きや熱水の活動等に関連して、火山体の中やその周辺で発生する地震です。」

従って、上図に示したキラウエア火山付近で起きている地震は、火山性地震と考えているのだと思います。

しかし、火山とは関係のない地震でも大きな地震の後には、集中的に余震が発生します。
次図は中越地震の後に発生した余震の分布を表したものです。(気象庁余震についてより)


2004年に発生した新潟県中越地震における余震分布図



中越地震では断層が何百回と動いたが、キラウエアではそうではなくて熔岩内部でマグマの動きや熱水の活動に関連して起きた、という解釈で納得できるでしょうか。

火山性地震が発生するメカニズムも納得できる解説がありませんが、地震爆発論で解釈すれば統一的に「解離水素の爆発」と言えます。

火山から遠い場所では、安全弁的な噴火機能がないので、「爆発と爆縮」の組み合わせで地震が発生しますが、火山の火口では爆発が中心のEruption(青い四角印)が起こり、安全弁のおかげで大きな地震にはなりません。

だから、M6.9地震は火山性地震としては異常に大きな地震であったわけです。なぜ大きな地震が起きたのか、PGVが起してしまったのではないのか。また、フエゴもパカヤも初めて体験するだいふんかでした。何故大噴火になったのか、地熱発電所の操作が大噴火にしてしまったのではないのか?という疑念が残るわけです。

地震も火山も「爆発現象」として把握すれば一体として解釈できます。これはフンボルトが見ていた「地震火山観」です。
今地球物理学はフンボルトや、小川・石本博士らの自然現象をよく観察していた研究者の王道を離れ、地震と火山を別のメカニズムで解釈しようとして、結果的に間違った解釈に入り込んでしまっています。

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