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| ■ [1732] 高木博士の”がんしょう爆発説”を見直せ |
| Date: 2012-04-29 (Sun) |
昭和初期には石本博士や小川博士の"地震爆発論“が主流であったことは何度も紹介しました。また、プレート論が主流になった戦後でも昭和49年に亡くなられた高木聖博士が存命中には、“がんしょう爆発説”を主張する高木論文が学術論文として著されておりました。“がんしょう爆発説”という言葉が載っている博士の二つの論文から、序説、総括などを抜粋して紹介します。博士はプレート論や断層地震論を観念的な遊びに過ぎない・・・と喝破しておられます。
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http://www.mri-jma.go.jp/Publish/Papers/DATA/VOL_24/24_331.pdf
十勝沖地震を批判する
高木聖
Comment on the Off Tokachi Earthquakes
1.序 説
北海道および東北地方の東岸と目本海溝との間に起る地震の初動分布は,従来,特異な型をしているものが多かった。筆者も,かねがね,本格的な調査をしたいと思っていたが・このあたりの,地下構造が不明なのと,震央も地震の深さも,はっきりとは決まらない所であったので,詳細な調査ができなかった。やっと最近になって,I.S.C.(lntemational Seismological Centre)の資料がそろい,最近は,外国でも,初動方向のsenseを記入するようになったので,この助けを借りて,調査をしなおしてみた。
その結果,このあたりのMohorovicic層は,異常な形をしていると考えなくてはならないし,地震機構は断層型でないことも,はっきりした。しかも,このあたりは,今,流行の海底拡・大説やPlate説に取っては,地殻の落ち込む所であり,断層型の地震が起らなければならない所であるが,実際の現象は,そうなっていない。したがって,海底拡大説やPlate説,断層説等は,観念的な遊びに過ぎないことがわかる。
5. 総 括
初動分布を区分する場合,4象限型に区分するよりは,円錐型に区分した方が,はるかに,現象に忠実であることを,十勝沖地震を例に取って詳しく説明した。4象限型が不忠実であることは,地震は断層の生成によって起こるものでないことを,証明している。このことは,また,plate説等を否定することになる。これらの説に対し,いくら他に多くの有利な係類的現象があったとしても,初動分布が説明できない場合は,これらの説が地震と関係がある,とは言えない。現象は岩しよう爆発説に有利であった。
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http://www.mri-jma.go.jp/Publish/Papers/DATA/VOL_25/25_111.pdf
地震は断層の生成によって起こっていない
高木聖
地震は断層の生成によって起こると仮定して,多くの学説が組み立てられているが,はたして,地震は断層の生成によって起こっているであろうか。地震が断層の生成によって起こっているとするならば,地震現象としては,初動分布が4象限型になっていなければならない。初動分布は,震源の最初の動きを表示しているものであるから,すべての地震学説に対して生殺与奪権を握っている。ところが,筆者が,たびたび報告しているように,初動分布は4象限型でないと考える方が,現象に忠実である。本文に,その,はっきりした例を示している。(略)
これらのことから,元来,初動分布は,4象限型ではなく,円錐型と考えるべきであることが分る。そうなると,地震は,断層の生成によって起こっているものではなく,“岩しょうの爆発”によって起こっているものであることが分る。
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* 筆者はこの論文提出中の1974年8月3日病気のため急逝したので,これが遺稿となった。
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“がんしょう爆発説”は爆発の原因が分からなかっただけであり、博士が述べておられるように地震の初動分布を明快に説明しうる優れた理論です。しかも、日本人が見出したすばらしい理論です。どうか、この理論を再生させて、世界に誇れる地震爆発論を再構築していただきたいと念願しています。
2chの質問所at地震板5に次のようなやり取りがありますが、「これらの論文には地震学の歴史を物語る以上の意味はない」というのは皮相な会話にすぎません。質問者の「現在の通説だけにとらわれることなくいろいろな角度から考える姿勢も大事なことと思います。」という姿勢が大切です。
67 名前:2006/05/12(金) 12:36:05.41
ANSの地震爆発説の信憑性を探るなかで検索していると
過去に気象庁の高木聖という方がプレート・断層起因説に疑念をもって
研究されていたことに気がつきました。
氏の研究レポートは気象庁のページで幾つか公開されているのだが↓
ttp://www.mri-jma.go.jp/Publish/Papers/DATA/VOL_24/24_331.pdf など
ttp://www.mri-jma.go.jp/Publish/Papers/DATA/VOL_25/25_111.pdf の
論文提出中に急病のため亡くなられてしまわれた後、断層・プレート起因説が
当たり前となっている現世ですが、この高木氏が残されたレポートを
その後詳細に解析した人はいるのだろうかと少し疑問に思ったのですが・・・
わかる方おりますか?
それから、一般的な地震と火山性の地震とで発生のメカニズムに違いがあるのか
どうか気になっているのですが、火山性で大きな揺れが発生した時に遠地で受信
した地震波形と一般的な地震の波形を比べて違いは生じているのだろうか?
今回の伊豆の群発などは明らかに火山(マグマ)起因と思われるがどうか?
68 :2006/05/12(金) 23:31:50.85
>>67
引用された高木氏の論文が発表された1970年代前半は、プレート理論が提起されて間もなくの時期ですから、
まだまだ誤りや未完成の部分も多く、そのため反プレート理論の立場から断層による地震発生説に対して
疑問を投げかけることには意味があったと思われます。
しかし現在においては、これらの論文には地震学の歴史を物語る以上の意味はないのではないでしょうか。(略)
69 :2006/05/14(日) 00:03:31.36
>>68
ご丁寧にレスありがとです。
実は中越地方に住んでおりましてあの度重なる揺れを経験して
活断層起因で地震が起きているようには感じ取れなかったので
いろいろと考えてみています。
現在の通説だけにとらわれることなくいろいろな角度から考える姿勢も
大事なことと思います。
| ■ [1731] 活断層など存在しない、枯れ尾花だ |
| Date: 2012-04-25 (Wed) |
敦賀原発の敷地内にある断層が活断層の可能性があるというニュースが流れています。
すでに存在が判明している「浦底断層」という活断層が活動したときに「連動して動く可能性がある」と専門家が指摘したということで、保安員が再調査を指示したそうです。
専門家というのはプレートテクトニクス理論の専門家とか、活断層の専門家とかいわれる方々でしょう。私は地震が発生する原因は地下における「水素爆発」であると考えていますので、活断層という概念そのものに疑いを持っています。
何度も述べてきましたが、断層地震説は原因と結果を取り違えています。活断層が動くことが地震であるという「思い込み」を捨てないと防災の観点からも、国家の基本方針の策定という観点からも問題で、国家を弱体化させる誤った方向に導いてしまうことを心配しています。地震爆発論から見れば、活断層騒ぎはまったくナンセンスなものであります。
プレートテクトニクスを認めていない専門分野の学者もいる中で、何故このように一方の説だけを教科書にも取り上げ、地震学会というプロ仲間で猪突猛進をするのか、頂点にいる旧帝大グループの研究者たちには猛省をお願いしたいと思います。
| ■ [1730] イルカや鯨が打ち上げられる原因 |
| Date: 2012-04-25 (Wed) |
ペルーの海岸で大量のイルカが打ち上げられたという報道がありました。近年各地でイルカや鯨などが打ち上げられる報道がありますが、その原因の一つは、海底で起きている爆発現象つまり、海面にまでは達しない海底火山の影響(地震現象も含めて)ではないかと思っています。海底から噴出する熱水や高温のガスによって火傷を負ったのではないかと考えています。
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http://sankei.jp.msn.com/world/news/120423/amr12042310550001-n1.htm
ペルー北海岸 約900のイルカの死体漂着
2012.4.23 10:53 [動物園・水族館]
海岸に打ち上げられたイルカの死体を調べる沿岸警備隊員=6日、ペルー・チクラヨ(AP)
南米ペルー北部の海岸で、今年2月から4月中旬までに約880のイルカの死体が漂着しているのが見つかり、当局が死因などを調査している。21日、AP通信が伝えた。
環境保護団体は「2月初旬から2カ月間、ペルー北部沖で実施された石油の試掘作業で生じた振動が原因ではないか」としているが、当局は「ウイルス感染の可能性が高い」と話している。(SANKEI EXPRESS)
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次に、少し古い記事ですが。2007年にイランでも同じような現象が報道されています。
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http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2304655/2294627
イラン南部でイルカが謎の大量死
2007年10月30日 19:38 発信地:ジャースク/イラン
イラン南部ジャースク(Jask)の海岸に打ち上げられたスジイルカの死がい(2007年9月25日撮影)。 (c)AFP/FARS NEWS
【10月30日 AFP】ここ1か月で152頭のイルカの死がいがイラン南部の海岸に打ち上げられるという奇妙な現象が起きている。「集団自殺」との指摘もある中、環境保護団体は29日、地元の漁業活動に責任があるとの見方を示した。
9月末、79頭のスジイルカがイラン南部ジャースク(Jask)の南港に打ち上げられているのが発見された。さらに前週、別の73頭が同エリアで死んでいるのが見つかった。
多数のイルカの死がいが横たわる姿は国内各紙で取り上げられ、「自殺」と報じられた。野生のイルカは時に自殺することが知られている。
「ジャースク海岸でのイルカの自殺は続いている。地元民がイルカを海に戻そうとしても、当のイルカが戻ろうとしない」と27日の政府系新聞は報じている。
イルカの大量死に対する懸念が高まる中、環境保護団体の副代表を務めるMohammad Baqer Nabavi氏は29日、イルカの死がいを前に記者会見を開き、「自殺」問題について次のように述べた。
「1か月前の調査では、イルカの組織から汚染物質は検出されなかった。われわれは、イルカの大量死は漁業に遠因があると考えている。ペルシャ湾に設置された定置網のような大型の網に引っかかったイルカが、おぼれた可能性が高い。イルカは海洋生物だが、水面に出て呼吸する必要があるからだ」
記者会見用にイラン南部から運ばれてきたイルカには打ち身や切り傷があったが、消化器官からは汚染した魚を食べた結果生じる汚染物質は検出されず、ウイルスや寄生生物も見つからなかったという。
ただ、これでイルカの大量死の謎が完全に解明されたわけではない。Nabavi氏によれば、さらなる原因究明に向け、石油省、テヘラン大学(Tehran University)、獣医、漁業団体、海軍からなる委員会を設立する。今後2週間かけて、死因を明らかにする計画だ。
ペルシャ湾では米国の原子力船をはじめとする最新鋭の船舶が任務に当たっているが、これらが使う超音波探査装置が、イルカなどの海洋ほ乳類が距離を把握するために使う「反響定位」能力の妨げになることもあるという。
スジイルカは、温帯または熱帯水域に生息する個体。腹側は白かピンクで、目の下からヒレまで1、2本の濃紺の筋が入っており、その色から比較的見分けやすい。(c)AFP/Farhad Pouladi
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以上ペルーとイランの事例報道を紹介しましたが、いずれのケースでも写真を見るとイルカには火傷のあとが見られるように感じます。次の写真もイランでの例です。
海底には中央海嶺などから定常的に熱水が吹き上げていますが、イルカなどの動物はそうした定常的な熱源は回避できるでしょう。しかし、突然爆発的に吹き上げる海底火山現象には、対処する能力がなくて被害にあってしまうのではないでしょうか。地震も震源が浅い場合には同じような熱水(熱ガス)吹き上げを伴うことがあるはずです。
因みに、紀州での津波災害では被害に逢って亡くなったひとの身体には火傷のあとがあったと聞いたことがあります。地震の原因が爆発現象であることを頷かせる話であります。また、河田恵昭著「津浪災害」には以下のような記述があります。
「もし、津波と一緒に砂浜を引きずられたとしよう。その場合、水の中であるのに、あなたは大やけどをする可能性がある。なぜなら、砂浜はあたかも「濡れたサンドペーパー」のようになるからである。その上で身体をこすりつけるようになるからである。1998年のパプアニューギニアの地震津波災害の調査を実施したとき、私はこのことに気がついた。負傷者が運ばれてきた病院では、骨折よりも圧倒的にやけどを負った住民が多かったのである。」(p.4)
津波で流される間に、砂浜の砂でこすられて火傷をするとは考えられません。地震は爆発現象であり、海底から高温のガスが噴出して、漂流中の被災者にやけどを負わすのではないでしょうか。また陸地部分でなら、それが原因で火災が起きるのではないでしょうか。
近年地震や火山爆発が多発していますが、海底においても、火山活動、地震による噴出現象が起きており、イルカや鯨だけでなく、深海魚などが浮き上がってくる原因なのでしょう。それが地震爆発説による動物の打ち上げ現象の謎解き解説になります。
なお、ペルーの沖は地震がよく起きる場所ですし、イランのJaskはホルムズ海峡の近くで、[1611]で紹介したように商船三井のタンカーが損傷を受けた場所です。海底に何らかの変動が起きていると考えられます。
| ■ [1729] ベネティアの地下注水プランの危険性 |
| Date: 2012-04-23 (Mon) |
水没被害を防ぐために、ベネチアの街に直径10キロの円を描く12本の井戸を掘り、10年間で1500億リットルの海水を地下注入する計画が提案されているそうです。圧力を掛けて地下に注入すれば、CCSと同じ結果になることは明らかで、わが国と同じ火山国のイタリアでこのような工事を行うことは地震を起こす可能性があります。
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http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20120120001
ベネチア水没、地下へ海水注入で防止?
Brian Handwerk
for National Geographic News
January 20, 2012
地盤沈下と海面上昇で水没が懸念されるイタリアのベネチア。効果的な対策が模索される中、「水には水を」という新発想のプランが提案された。多孔性の地層に大量の海水を注入、膨張させれば、水の都が約30センチも上昇するという。
高潮由来の異常潮位現象「アックア・アルタ」は、毎年4回程度ベネチアを襲い、海抜の最も低い地域(総面積の約14%)を水没させる。 しかも、被害は悪化の一途をたどっている。
ベネチアでは、1950〜70年にかけて産業用に大量の地下水を汲み上げ、20年で約12センチも地盤が下がった。ただし、「Geophysical Research Letters」誌に掲載された2002年の調査によると、現在は100年で5センチ以下にペースダウンしているという。
しかし、ベネチアの沈下ペースが落ちても、周りを取り囲むアドリア海は膨張を続けている。海水注入策を提案したイタリア、パドヴァ大学の水文学者ジュゼッペ・ガンボラティ(Giuseppe Gambolati)氏によると、ベネチア沿岸の海面は今世紀末までに約30センチの上昇が見込まれるという。
同氏のプランでは、ベネチアの街に直径10キロの円を描く12本の井戸を掘り、10年間で1500億リットルの海水を地下注入する。
「海水を注入した地層が膨張して、沈下の進行を食い止める。地層が安定したら、今度は隆起を促していく」とガンボラティ氏は説明する。
◆高潮の遮断
ある程度の隆起に成功した場合、建設中のモーゼ防潮システム(モーゼ計画)の必要性は低くなる。電動可動式の防潮堤で、ベネチアの潟の入り江3カ所に導入が進められている。大規模な高潮が迫ると、海底の防潮堤が立ち上がり、潟の入り口を封鎖する仕組みだ。
「Climate Dynamics」誌に掲載された2010年の調査によると、現地の海面が平均28センチほど上昇すると、2100年頃には年に35回もモーゼを稼働しなければならない。
しかし、海水注入プロジェクトが成功すれば、モーゼの稼働を年4回に減らせる可能性がある。
研究チームは、石油会社やガス会社が爆発物を使い、潟を掘削して地質調査を行った1980年代の地震データと最近のデータを結合。作成した3Dマップでは、ベネチアの地下にある不浸透性の粘土層を過去最高の精度で確認できる。
ガンボラティ氏によると、この粘土が重要なのだという。「海水は地下650〜1000メートルに横たわる幾重もの砂の層に注入する。粘土層が蓋の役割を果たせば、海水が上方へ漏れ出すことはない。注入した地層の中で横方向に拡散するはずだ」。
◆実現の可能性
ガンボラティ氏によると、10年計画の海水注入プロジェクトは着工許可が下りれば1〜2年で開始できるという。
経済性も高く、モーゼ計画ほどコストがかからない。「まだ詳細な見積もりは出していないが、総費用は2億〜3億ユーロ(約200億〜300億円)だろう。モーゼ計画は保守を除いた建設のみでも50億ユーロと発表されている」。
ガンボラティ氏が参加した最新研究は、「Water Resources Research」誌に2011年12月7日付けで掲載されている。
Photograph by Alvaro Leiva, Age Fotostock/Getty Images
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モーゼ計画とは、ベネティアの水害を防ぐための電動可動式の防潮堤建設のこと。
ケーソンの作動は水位の調整も含めてコンピュータ制御がなされ、開閉時間には4〜5時間を要する。年に3〜5回程度作動する予定である。
http://www.zenken.com/temp/27_01_%E5%A0%B1%E5%91%8A%EF%BC%88%E4%BE%8B%EF%BC%89.doc
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東京のイタリア大使館には、メールを送ってありますが、今のところ返信はありません。国家としてモーゼ計画を推進しているので、注水工事は国家としては考えていないということならば安心ですが、地震発生の正しい知識を浸透させなければいけないと感じています。読者の皆様にも地震知識の拡散・浸透にご協力をお願いしたいと思います。
| ■ [1728] アメリカで廃液注入による地震が多発 |
| Date: 2012-04-22 (Sun) |
米国の内陸部で廃液処理による地震増加が起きており、「ほぼ確実に人為的」であるという報道がありました。デンバーでの廃液処理によって地震が起きた話は有名ですが、マグマが地下深部にあるアメリカでさえ、地震が起きるのですから、マグマが浅い所に在る日本ではCCSというプロジェクトは危険です。先ずはアメリカでの報道を紹介します。
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPTYE83I01720120419/
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米内陸部での地震増加、「ほぼ確実に人為的」=USGS
2012年 04月 19日 10:52
[ワシントン 17日 ロイター]
米地質調査所(USGS)の研究者らは、米内陸部にある石油やガスの掘削で利用した廃水を処理する場所の近くで、地震の回数が「飛躍的に」増えたとする報告書をまとめた。
報告書は、アーカンソー州、コロラド州、オクラホマ州、ニューメキシコ州、テキサス州の米内陸部で昨年、マグニチュード(M)3以上の地震が20世紀の平均の6倍に増えたと指摘。
化学処理された水や砂を地下に注入して石油やガスを採掘する「水圧破砕」と地震の増加をはっきりとは関連付けていないが、水圧破砕で出る廃水などが断層をずらす原因になっている可能性を示唆している。
同報告書の内容は、サンディエゴで開催される米地震学学会の会合で詳しく協議されるが、抜粋では「M3以上の地震増加は現在進行中」と指摘。「ここに記述された地震活動率の変化は、ほぼ確実に人為的だが、採掘方法の変化もしくは石油・ガス生産の生産速度にどれぐらい関係しているかはいまだに分からない」としている。
USGSの統計によると、M3以上の地震発生回数は1970─2000年には年間21回(誤差7.6)だったが、2001─2008年には同29回(誤差3.5)となり、2009年には50回、2010年には87回、2011年には134回と飛躍的に増えた。
USGS地震科学センターのアーサー・マッガー氏は、急激な地震の増加について「理由は分からないが、自然現象とは思わない。なぜなら自然では、これほどまでの増加は余震や火山環境でしか見られないからだ」と語っている。
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断層地震説が誕生したのはアメリカですが、断層地震説に縛られているために、何故地震が発生するのか理解ができでいません。USGSの専門家でも、急激な地震増加の理由は分からない、と述べています。日米の専門家たちに、廃液や液化炭酸ガスなどの、液体を圧力をかけて地中に封入することの危険性、地震発生の原因となることを気付いていただきたいと思います。それが現実に、CCSプロジェクトの現場に近い福島県南部沖で地震が止まらない原因になっている可能性があるのです。気づかないでこのまま、北九州、苫小牧などでも、プロジェクトを続行すれば、悲劇は再現されてしまいます。国家機関に影響力のある方のご尽力方をお願いします。
| ■ [1727] 夫婦岩が露出という報道から思う |
| Date: 2012-04-19 (Thu) |
ANSの会員掲示板に次のような質問がありました。
「夫婦岩“全身”あらわに」という報道がありました。こういう滅多にない現象を見ると、地震に関連するのかと思ってしまいます。琵琶湖の熱水についてもですが、なにか近畿圏で前兆といえるようなことが起こっているのでしょうか?」
というものです。まずは、その報道を紹介します。
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http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20120411/CK2012041102000015.html
夫婦岩“全身”あらわに
2012年4月11日 中日新聞
岩肌があらわになった夫婦岩や周囲の岩礁=伊勢市の二見興玉神社で
伊勢市二見町江の二見興玉(ふたみおきたま)神社で十日、海に浮かぶ名所の夫婦岩周辺の潮が大きく引き、夫婦岩の全体の姿がすっぽりと現れた。干満の差が中ぐらいの中潮(なかしお)の時期に当たるが、神社に十三年ほど仕える神職は「夫婦岩がこんなに完全に海面から出るのは見たことがない」とびっくり。珍しいという。
神社によると、干満の差が最大となる大潮のときでも通常、夫婦岩の男岩(おいわ)(高さ九メートル)と女岩(めいわ)(四メートル)のうち、男岩の最下部は海水に漬かっている。
この日は少なくとも午後から、男岩のほか、周囲の岩礁もあらわになるほど潮が引いた。同様の光景は九日も見られた。
第四管区海上保安本部(名古屋市)によると、計算上は潮位に異常はないという。津地方気象台によると、近くの鳥羽の十日の干潮時の潮位は予測値よりも若干低めだったが「それでも誤差の範囲内。気圧が潮位に影響を与えることもあるが、原因は分からない」と首をかしげている。
(渡辺大地)
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大きな潮位変化のようですが、海上保安部では誤差の範囲内といっています。しかし、それにしても、神職が「夫婦岩がこんなに完全に海面から出るのは見たことがない。」とびっくりしているのですから、なんらかの異常な現象には違いないと思います。
異常の原因が何なのか、地震現象の前兆なのか、気になるところですが、プレート論に縛られている限りはなぞの解明はできないでしょう。
考えられることを列挙してみます。
@ 地下深部のマグマ溜りで、プラズマ状態の解離ガス発生し、高圧力となってマグマ溜り内部や亀裂内を高速度で移動するので、MHD発電が生じる。それによって[1640]に紹介したモーゼ効果と呼ばれる電磁気的効果によって、潮位が下がった。
A 地殻内部に疲労破壊による亀裂が生じ、その中に海水が落下して潮位が下がった。・・・しかしそれならば、すでに大地震が発生しているはずであり、可能性としては低いと思われる。
B マグマ溜り内部で発生する解離ガスが高圧となり、一時的に地盤を上昇させた。
C 深海における海底火山の活動で、温度上昇が起こり、海流の変化が生じて、通常の流れの下で発生していた潮位が変化した。
以上の原因が想定できますので、琵琶湖の異変報道([1719]、[1724])などを含めて、何らかの地震前兆を意味している可能性は充分に考えられます。その他の前兆現象も注意深く観察して総合的な判断をする必要があります。
しかし、[1638]に紹介した昭和の南海地震では2メートルの退潮現象が地震発生の11時間も前から継続していたそうですから、写真で見る夫婦岩の潮位変化が誤差の範囲内というものであり、この程度の異常で終息していくのなら、南海地震のような巨大地震を心配しなくてもよいのかもしれません。
いづれにしても、プレート論、断層地震説からは何も見えてこないですから、新しい地震学に基づいた研究を大学や国家機関でやってもらいたいと思います。定説の地震学では、地震発生に伴う付随現象を合理的に説明できないために、地震学者や彼らの解説を鵜呑みにして報道する記者たちの解説が信頼を失っています。
地震の発生確率とか、津波の高さ予測とか、根拠もない数値を基にして社会が混乱しています。大災害の後に「想定外だった」とは言わないために、過去最大の被害を想定して・・・というならば、海底に沈没している瓜生島、土佐湾を想定しなければなりません。そのような天変地異に対処する方策はありませんし、もしそうなったら学者の威信は地に落ちてしまうでしょう。
熱海にも海底遺跡が存在しています。富山湾には埋没林がありますが、地震で海没したのは明らかです。地震の真相を探求しないで防災対策をねっても、合理性のない混乱したものにしかなりません。
なお、地球レベルで地震が多発しているのは、地球外部からの宇宙線による影響があると考えています。会員掲示板には次のように回答しておきました。
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投稿ありがとうございました。セミナーに少しコメントを載せておきました。近畿圏に限らず、今地球は地震多発傾向にあるのだと考えています。その原因は丸山茂徳東工大教授も述べているように、地球外からの宇宙線が多くなっていることにあります。その影響で地球内部が電子レンジで暖められるような状態にあり、解離ガスの発生が促進されるからです。フォトンベルトの影響が今年最大になるということが地震多発、予兆的現象の多発に関係していると思います。
| ■ [1726] 反プレートテクトニクス論 |
| Date: 2012-04-08 (Sun) |
星野道平先生の「反プレートテクトニクス論」(2010年8月イー・ジー・サービス出版部)という書籍を入手しました。
これまでにも、星野先生からは多くのことを学ばせていただきましたが(ライブラリー28など)、プレートテクトニクス論を「ファクト(注)」と見る日本の学界の中で、異論を唱えることは勇気のいることです。(ただし、先生の「地球膨張論を支持しているわけではありませんが・・)
前書きの冒頭には泊次郎氏の著作を高く評価された上田誠也先生の解説記事の話題が載っています。上田先生は、プレート論を日本に最初に紹介された学者だそうです。地球科学情報誌JGLに載った上田先生の書評解説文を紹介します。
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「プレートテクトニクスの拒絶と受容 ─ 戦後日本の地球科学史」
泊 次郎 著
東京大学出版会
2008 年6 月,268p.
評者 東京大学名誉教授・日本学士院会員 上田 誠也
日本でのプレートテクトニクス(PT)の受け入れが先進諸国に10 年以上も遅れたことの原因を,科学史的見地から本格的に論じた初めての著作.
20 世紀後半の「地球観革命」は「狭義のPT」と,その地質学への応用「広義のPT」の2 段階にわけることが出来よう.
前者は固体地球表層部の運動学であり,後者はそれに基づく造山作用などに関する理論である.地球物理ではどんなに革命的であっても“real time” の観測事実は“無思想的?” に受容されるのが原則であるのに対し, 地質学では現状の観察から“realtime 観測のない遠い過去”を探るのだから,ものの見方が重要な働きをする.地層の観察などからは,過去の事象の時系列,上下変動などに比べると,水平移動は著しくわかりにくいだろう.従って,伝統的な造山論では大規模な水平運動は考慮されなかった.だから,大規模な水平移動を眼目とする「PT」を受容するか否かは大問題だったに違いない.「革命」の受容には,しばしば時間がかかった.しかし,英米などではそれが2-3 年程度であったものが,我が国での「改宗?」にはなぜ10 年以上を要したのかを著者は詳細に検討したのである.それにはいくつかの原因があったが,戦後澎湃として興った研究民主化の波に乗じて発足した「地学団体研究会」(地団研)の影響が最大であったという.発足当初,都城秋穂なども参加した地団研の理想主義の意気込みが,その勢力拡大と共に次第に劣化し,カリスマ井尻正二への個人崇拝へと堕していった過程は,評者にはソ連崩壊とともに滅び去った人民民主主義の国々の運命の縮図と映る.
井尻は,評者には理解困難なことだが、信奉した唯物弁証法からの結論として,自然法則の歴史不変性を否定した.従って「法則の不変性」に基づいて資本主義国で生まれた「PT」を彼や地団研が拒否したのは当然だったが,その支配力は大きかった.
地質学界は,「PT」を受容した人がいても,それを発言できないという今では信じがたい状況に支配されたのである.
評者は地球物理学徒だから地団研の支配をうけることはなく,彼ら独特の「地向斜造山論」や日本海成因論などをめぐって,いくたびか論争を試みたが,実際には彼らの論拠はほとんど理解できず,後年「一種の知的活動ではあるらしいが,どうもサイエンスとは異質の作業であるらしい」とどこかに書いたと本書に引用されている.その後1980 年代後半になってようやく,勘米良亀齢,平朝彦他による「PT」に基づく日本列島成因論など,すなわち「PT」そのもの,が広く受け入れられるようになった.
評者は「PT」以前から,地球物理学と地質学とはもっと一体となるべきと主張してきた一人だが,「PT」の効用の最たるものは,地球科学の世界に相互理解と協力関係を実現したことだろう.日本地球惑星科学連合の誕生はその大きな成果だし,最近の高橋雅紀の日本地質構造論などは評者の知る一果実である.
著者は日本の地球物理はもともと先端的であったから「PT」受容には抵抗がなかったとしている.確かにその面はあっただろうが,当時,先走って「PT」樹立の渦中にあった評者には,地球物理仲間からも「都合の良いデータだけ並べて, プレートを勝手に動かす軽薄の徒」などとの批判は少なからずあった.著者の東大地球物理学科卒業,朝日新聞社入社の1967 年といえば,既にメディアなどでも「動的地球観」は普通に語られており,彼も直接地団研の支配を体感することはなかったようだ.それだけに問題を冷静に科学史的にとらえるには適切な立場であった.長年の記者経験に支えられた文章の明解さも見事なものだ.日本の「PT」受容の遅れは国際的にも謎なのだから,是非英語版も出していただきたい
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私は、土木工学の世界におりましたので、地団研とも、「PT」論者とも、関係を持ったことがありません。「PT」論の受容が10年遅れたのは、むしろ「納得できるまでは、受容しない」という姿勢があったことの証明であるから、立派なことであった、とどこかに解説した記憶があります。自然災害科学の辞典編集作業で、亡くなられた藤田至則先生とのご縁を持ちましたが、地団研のリーダー的存在であるとは当時知りませんでしたし、自然科学の研究にイデオロギー論争が関連するとは思いもしませんでした。
(注)p.193に次のように紹介してあります。
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1984年秋、ロシアのハバロフスクの研究所で開かれた討論会の席上、上田誠也は「プレートテクトニクスはファクトである」、と発言した。途端に研究所長のコスイギンは「プレート説は仮説である」、と反論した。
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私(石田)には、イデオロギー論争は別にして、コスイギン所長の「プレート説は仮説である」という主張のほうが正しく思えます。なお、星野先生のこの書籍には、プレート論が成り立たない多くの証拠が紹介されています。このように地球科学の研究者のなかには、プレート説に異論を唱える方がたくさんあるのに、何故教科書にまで真理であるかのように載せるのか、不思議な感じがいたします。
星野先生の書籍の帯には「それでも「プレート説」を信じるのか。」・・・とあります。[PT]論者は自己保身を捨てないと、後世に恥を残すのではないでしょうか。
参考:セミナー[1495]、[1496]など
| ■ [1725] 房総沖での断層発見の報道について |
| Date: 2012-03-26 (Mon) |
房総沖で未知の断層が発見されたという報道がありました。断層は地震爆発説から言えば単なる爆発による傷跡であって、地震発生の直接的原因になるものではありません。報道を紹介します。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012032501001821.html
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房総沖に未知の長大な2活断層 長さ160と300キロ
2012年03月26日
房総半島南端から南東に百数十キロ以上離れた太平洋の海底に、これまで存在が知られていなかった長大な二つの活断層が存在するとの調査結果を、広島大や名古屋大、海洋研究開発機構などの研究グループが25日までにまとめた。
長さは160キロと300キロ以上で、一度にそれぞれの断層全体が動けば、いずれもマグニチュード(M)8〜9の地震を起こす可能性があるという。グループの渡辺満久・東洋大教授(変動地形学)は「ノーマークで未調査の活断層2 件。強い揺れや津波が関東南部や東海地方に及ぶ可能性があり、早急に詳しく調査するべきだ」としている。(共同)
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これまでに何度も解説してきましたが、地震発生のメカニズムが地震学者に理解されておらず、いつまでも「断層地震説」に拘泥していることに問題があります。早く、昭和初期にあった「マグマ貫入理論」にまで引き返し、そこから再スタートしなければ、地震学の発展はありえないと考えます。多くの皆様に、世論喚起をお願いしたいと思います。
なお、既成の地震学を学んだことがある人ほど、地震現象が爆発であることを納得できないようです。それは爆発現象ならば地震時の初動がすべて震源から遠ざかるように動くはずだから、全方位の押し状態になって「押し引き分布」が形成されないはずだという固定的な拘束感があるからです。これもすでに何度も解説してきましたが、酸素と水素の化学反応である水素爆発では反応式からもわかるように体積が縮小することで、震源に引き込まれるような動きとなる「引き」現象が現れるのです。これを理解せずにいる方が次のようなコメントを書いて地震学を専門としていない方々の学習を妨害・混乱させています。
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石田昭とかいう地震爆発原因説というトンデモを主張してる奴は何がやりたいの? 馬鹿なのか、それとも何らかの理由で故意にやってるのだろうか? 主張も変 爆発が原因なら、P波の初動は全方位で押しになるはずだが、実際の地震の押し引き分布は4象限型だ その点を誰かに指摘されたからなのか、強引に爆発で押しと引きができる理屈を考えだしてる だけど、その分布は何故か円錐型 観測事実が円錐形ならともかく、実際は4象限型なのに… 爆発が原因だという結論が最初からあるとしか思えない 何故爆発が原因という事に異常に執着するんだろ?
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ネット上でこの書き込みをされた方には、「何故、プレート論や断層地震説に異常に執着するんだろう?・・・」という返信を差し上げたいと思います。
参考:
[1115]、[1381]、[1650]、[1707]など。
| ■ [1724] 琵琶湖の湖底から熱水噴出(続) |
| Date: 2012-03-06 (Tue) |
琵琶湖の湖底からの吹き出し現象が強まっているそうです。
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http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20120214mog00m040036000c.html
琵琶湖:湖底の噴き出し増加 「地殻のひずみ」関連か
◇宮城・南三陸町沖海底と類似
琵琶湖の高島市沖の湖底で09年12月に確認された噴き出し箇所の増加が、今年1月に県琵琶湖環境科学研究センターが自立型潜水ロボット「淡探」で実施した調査で確認された。詳しい原因は不明だが、琵琶湖は大地の縮みが集中する「新潟−神戸ひずみ集中帯」に含まれており、地殻変動の影響の可能性もあるとして地震研究者が注目している。【石川勝義】
同センターの熊谷道夫・環境情報統括員によると、潜水調査は同月5〜8日、安曇川河口沖約3キロの水没島付近から北に約12キロの区間(深さ約90メートル)で実施した。10年12月の調査で1キロ当たり約9個だった噴き出しが、今回は同25〜30個に増加。湖底の濁りも強まっていた。
また湖底近くの水温が、湖底から1メートル付近と比較して0・001〜0・008度ほど高い場所があり、湖底から水への熱の移動が噴き出しの原因の可能性もあるという。
噴き出しの増加を「憂慮している」と話すのは、近畿地方の地殻の動きを研究する佃為成・元東京大地震研究所准教授だ。佃さんは地殻変動で岩盤の亀裂に充満している水やガスに圧力がかかり、圧力の弱い部分に噴き出しているのではないかと仮説を立てている。
佃さんによると、新潟県から神戸市にかけての一帯に岩盤の縮みが集中し、「新潟−神戸ひずみ集中帯」と呼ばれている。この一帯では大きな地震が繰り返し発生し、近年では阪神淡路大震災(95年)、新潟県中越地震(04年)、同中越沖地震(07年)があった。滋賀県もこの集中帯に含まれており、湖底の噴き出しにひずみが影響した可能性がある。
そもそも琵琶湖は地殻変動でできた構造湖で、熊谷さんによると、同じ構造湖のバイカル湖(ロシア)でも噴き出しが確認されているという。また熊谷さんらは昨年5月、宮城県南三陸町の依頼で同町沖の海底12カ所(約40メートル)を調査した際、5カ所で琵琶湖の湖底とよく似た濁りを発見した。熊谷さんは「東日本大震災の影響で海底に変化が生じた影響かもしれない」と話す。
ひずみは全国1200カ所のGPS(全地球測位システム)で観測する。新潟−神戸ひずみ集中帯を研究する名古屋大減災連携研究センターの鷺谷威教授(地殻変動学)によると、集中帯では年間約2センチ土地が縮むという。ひずみの理由は不明だが、集中帯は比較的弱い地殻の一帯で、プレートの動きが集中し、将来的にプレート境界ができるのではないかとも考えられている。
鷺谷教授は「琵琶湖周辺は地殻の変形が激しい場所の一つ。噴き出しが何を意味するかは分からないが、詳しく調べる価値がある」と指摘している。
2012年2月14日
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この記事の他にも全国で異常が見られるという報道があります。
http://gendai.net/articles/view/syakai/135398
昨年の大震災以降、全国的に地震が多発しており、異常現象も増えているようです。地震多発の原因は記事にあるような「ひずみ」ではなく、地下の解離層が揺さぶられて不安定になっていること、また地下にマグマが存在していることが原因だと思っています。
ところで、3月14日と21日(いずれもAM(5:20〜5:40))の東海ラジオで「竜の口法子の未来ビジョン」が放送されますが、私(石田)が対談相手を務めます。タイトルは「日本列島が地震頻発時期に入ったのか」「新しい地震学の構築に向けて」で、その一部を紹介します。
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3月14日分
竜の口:石田さんは今各地で地震が頻発している原因はなんだと考えていますか。
石田:地震科学的には二つの理由を考えています。
一つは、3.11のような巨大地震によって、日本中が揺さぶられましたから、さきほど述べた地下の深い部分でのバランスが崩れているんですね、そのバランスが安定するまで、爆発が繰り返される、これが余震または誘発地震ですが・・これが地震が止まらないひとつの原因ですね。
もう一つはフォトンベルトと言われる宇宙からの影響で、今地球が電子レンジの中に入っているような事態になっていることですね。
竜の口:電子レンジのなかですか?それが地震と関係するんですか。
石田:宇宙から飛んでくる電磁波が今多くなっていて、地球が電子レンジの中に入っているような状況にあるんですよ。これが原因で地下に於ける水素と酸素のバランスが壊れて、爆発が多くなっていると考えています。その影響が今年は最大になるようですね。
その二つの理由で地震が多発していると考えていますが、そのほかに科学者がガイヤの意識と呼んでいる「地球意識」と関連する問題がありますが、それは次回の話題といたします。
3月21日分
竜ノ口:先回の話で出ていましたが、ガイヤの意識との関連というのはどのようなことなんですか。
石田:ガイヤ意識というのはラブロックという科学者の意見で「地球には生き物としての意識がある」という説なんですね。単なる物体ではなくて、地球を生命体として見ていて、我々人間と同じように意識を持っていると主張しているんです。このラブロックの学説に私は大変共感を持っているんです。
竜の口:それが地震の多発する原因と関係するんですか。
石田:そうなんです。地球はその表面にたくさんの民族・すなわち子供を住まわせて、子供が成長し、発展することを願って、大気と水を用意し、地下資源を供給してくれています。その姿は、お母さんが背中に子供を背負って子育てしているような姿ですね。そして、子供がいい子にしていればお母さんは元気いっぱいに、疲労を感じないで仕事ができます。地球も同じで、民族同士が仲良くし、国民同士が一致団結して進歩・発展を目指していれば、元気いっぱい、疲労を感じることなく過ごすことができます。地球の疲労が地震と関係するんです。
石原都知事は今回の地震について天罰発言を撤回しましたが、私は国家の指導者が地球意識に不快感を与えるような仕事をしていたのだと思いますね。日本でも関東大震災、神戸の大震災、今回の東北大震災などを学びの材料として、国家のリーダーが謙虚に反省すれば、宝もののような教訓が得られると思っています。
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以上が番組中での解説の一部です。
「ひずみ」という概念では地震現象を正しく把握することは不可能であると考えます。
| ■ [1723] 想定外という言い訳を繰り返さないために |
| Date: 2012-03-01 (Thu) |
本日のNHKニュースで阿部勝征東大名誉教授が解説していました。東海・南海・東南海の三連動地震が起きる可能性が高くなり、この地域で過去に起きた最も大きな災害を想定して、対策を講じることにした・・・というような内容でした。昨年10月にも以下のように報道された内容ですが、産経ニュースを紹介します。
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http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111030/dst11103018200011-n3.htm
M9級予知できず、なぜ? 経験則に依存 研究者反省
日本海溝の巨大地震は一部の研究者が理論上の可能性を指摘していたが、ほとんどの学者は「あり得ない」と思っていた。「想像力が足りなかった」「既存の知識で理解できたと思い込んでいた」との声も聞かれる。過去の経験則に依存する地震学の限界を露呈したといえそうだ。
大震災で方針転換
この反省を踏まえ、政府は歴史記録の有無にかかわらず、科学的に起こり得る最大の地震を想定する方針に転換し、見直し作業を進めている。
特に近い将来、大地震が予想される南海トラフ沿いの想定見直しは国家的な課題だ。ただ、連動型巨大地震の仕組みは未解明なことに加え、阪神以降の大地震はいずれも想定外だったことを考えると、予知の成功を前提としない国づくりが急務になる。
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地震学者の「被害想定」はエスカレートする一方ですが、その前に地震学者は以下の課題に関して後始末をしておかなければいけないのではないでしょうか。
その一:東海地震は遅くても2005年までには必ず起きる・・・という警告([510]、[1087])はどうなったのでしょうか。なぜ予想が外れたのか、どこに間違いがあったのか、後始末をしないままで、さらに大きな被害が想定される三連動地震を煽ることは無責任であると考えます。
その二:同じ問題ですが、東海地震切迫説を最初に切り出した石橋克彦氏は「東海地震に関する長期的予知は、私にとってもう過去の仕事、今はもう一つの小田原地震に関心がある。」と小田原地震の切迫性を2003年に([467])述べています。東海地震も小田原地震も過去の仕事というのでは困ります。地震学者は一般社会へ及ぼしている影響を考えて発言していただかないと、静岡講演での発言のような叱責([1710])をいただいてしまいます。
そして今回のNHKニュースを聞いて思ったのですが、「科学的」ということで過去最大の被害を対象にして対策を講じる・・・という話が引き起こす問題に関して責任が取れるのだろうか、という件です。
実は該当する地域というのは南海トラフのことであり、この海域では白鳳13年(684年)に当時黒田郡と称されていた広大な地域が地震によって海中に沈没しているのです。今回の東北大地震による沈下は一メートル程度ですが、海中に没するような事態まで過去にはあったのです。高知県地震津波資料に掲載された内容をセミナー([1081]、[1083])で紹介しましたが、土佐の郷土史・皆山集にも、下記のようにあるそうです。
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http://nangokutosa.blog47.fc2.com/blog-entry-1221.html
土佐国黒田ト言ハ、是ヨリ南ニ有リ。
此ノ地ヨリ七里バカリ沖ニトッコウノ峯トテ、東西大河ヨリ流出ル川裾 長埜、常磐両村ノ間ニ有リ。
此所ニ黒崎ノ宮トテ五穀御祭ノ御宮ナリ。
有ル時 日数三十日大雨フリ、東西ノ河々ヨリ洪水出。黒田大埜大海ノ如クナリ、
其ノ翌日、大地震シテ、終ニ南海トナル。
(現代語訳)
土佐の国にあった黒田郷は、現在の陸地から約30km程沖合いにトッコウノ峰があって、その東西を大河(現在の仁淀川と物部川か・・・・)が流れよった。
その山裾にゃ長埜と常磐と言う村があり、その両村の間に黒崎ノ宮があった。
ある時、30日程にも及ぶ大雨で二つの大河が氾濫し洪水が起こり、たちまち浸水し海のようになった。
その翌日に白鳳の大地震が発生し、土佐湾に沈んだ。
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現在地震学者は、アトランティスやムーの沈没はもちろん瓜生島の沈没も認めませんから土佐南部に存在した黒田郡の沈没も認めていません。しかし、この黒崎ノ宮を水中考古学的に調査されているかたの報告もあり、海底に人工的な工作物の存在も確認されているようですから、この伝承は非科学的と言い切って無視することはできません。
しからば、本当に過去最大クラスの災害が起きた場合には、「過去最大の被害を想定して対策を講じたはず」の地震学者はまたまた「想定外」といって言い逃れをしなければなりません。海中に沈んでしまうようなことまでは考えている筈はないですから、一般大衆の信頼をますます裏切ることになるでしょう。
ここは、早く頭を丸めて「通説地震学は間違っていました。地震現象に関して全くの無知でした。ごめんなさい。」と誤って、昭和初期の「マグマ貫入理論」からスタートし直したほうが信頼回復に繋がるのではないかと思います。大恥を書く前に素直に「無知を公表」することが人間として大切なのではないでしょうか。