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1991 Date: 2014-06-22 (Sun) 行き着くところが心配だ この国(だけではないのかもしれませんが)はまことに不思議な国ですね。 地震は爆発現象であることを知っていた先人(石本、小川、高木などの博士)の優れた研究を捨てて、アメリカ生まれの「活断層理論」というヘンテコリンな学説をまるで「神の教え」の如くありがたがっています。 私は30名の著名な地震学者に公開質問状を送り、活断層理論の誤りを指摘し、回答を待ちました。現在誰一人として回答を送ってこられません。回答がないということは活断層理論が間違っていて、先人達の理論のほうが正しいことを意味しているはずですが、公的な機関での議論は依然として活断層をベースにして話が進んでいます。 これでは行き着くところ、それが何かはわかりませんが、まで行かないと気付かないのでしょう。それが心配です。 そうそう、言い忘れましたが、おかしな国というのは、地震爆発論を爆笑するヘンテコリンな外国人地震研究者を天下の東大理学部で国費を支給して、教壇に立たせていることです。 あの世から先人たちの鉄槌が 落ちるのかもしれません。 |
1992 Date: 2014-06-23 (Mon) みんなで無視すりゃ怖くないのか 原子力規制委員会の島崎邦彦氏が“憔悴”どころか、依然として意気軒昂で電力会社に厳しく当たっておられることに驚きました。 公開質問状を30名の地震学者に送ったのですが、いまだに誰からも回答はありません。公開質問状と言ったって、「みんなで無視すりゃ怖くない。」と思って、島崎氏は元気を回復されたのかも知れません。 “武士の情け”と思い、署名活動も中止し、回答の請求もやめ、東大前などでの街宣風景も静止画だけを紹介していましたが、遠慮することなく動画も公開することにしました。 [1990]に書いたように、外科手術を先延ばしにするような“優柔不断”が病状を悪化させ、悪性腫瘍を再活発化させることだってあるでしょう。 「行き着くところ」が何かは分かりませんが、断層など無いところに巨大な地震が起きることだってあるかもしれません。広範囲に亘る陸地が陥没し、湖面に変わることだってあるかも知れません。 それこそ、地殻の滑動が起きて気候が変化することだってあるかもしれません。地震学者の理論では「絶対に無い」という現象が起きることを現実に目撃させられて、「知見」を改めるのかも知れませんが、悲しい悲惨な光景はあまり見たくありません。願わくば“怒り”を買う前に、早く気付くことです。 |
1993 Date: 2014-06-24 (Tue) あらま欲しきもの・勇気と信念のある政治家 9月で退任する原子力規制委員会の島崎氏ら二人の後任が、参事という形で委員会に加わるという報道を[1983]で紹介しました。 “憔悴”した島崎氏に代わって、新任者が実質的に会議を仕切り、委員会の姿勢が大きく変化するのかと期待しましたが、[1990]の記事によれば「大筋の結論は変わらないとみられる。」とあります。また、活断層であることを否定している専門家2人の会合への同席を求める原電側に対し「この会合の趣旨を軽視している」として認めなかった、ともあります。島崎氏の姿勢には全く変化がありません。 政府自民党は反対派の口撃を恐れて「外科手術」を躊躇ってしまいましたが、その後遺症は小さなものでは済まないでしょう。地震爆発論学会が主張した即時「更迭」を断行していれば、後遺症は少なかったはずです。もっと言えば政権交代時に委員を選定しなおすべきでした。 安倍総理の性格なんでしょうか、批判を怖がって「河野談話」の見直しさえできず、「談話の踏襲」を明示しています。こうした「優柔不断」がどれほど、国家を苦境に陥れることになるのか、分からないのでしょうか。 島崎氏は“科学的でない判断をした場合は糾弾されることがあります。”([1954]質問3参照)と公言されていましたので、「非科学的」言動に終始したご自分を「自己糾弾」しなければならない羽目になるはずです。“後悔先にたたず”を実感されることになるのでしょう。 公開質問状なんて知らなかったよ・・とは言わせませんから。そのために100名を超える保守政治家、そして有力な言論人、企業経営者たちに動画資料などと共に、コピーを送ってあるのですから・・・。 |
1994 Date: 2014-06-26 (Thu) デタラメ地震学に税金を投入してきた責任 活断層理論という間違った地震学を放置してきた責任は当然、研究部門のリーダー(たとえば島崎氏)にありますし、研究者サイド(主として東大地震研)にも大きなものがあります。しかし、50年にもわたって何の成果も無く、国費をドブに捨てるような文部科学行政を放置してきた政治家にも責任はあります。 文部科学大臣には政治家としての不明を詫び、象徴的な存在である東大地震研を解体していただきたいと思います。東大地震研には「コンクリート片」を活断層だと誤認するような教授が存在し、一市民の通報で意見を訂正するような方が今も職についています。地震学の権威・島崎邦彦氏を始めとして、東大地震研究所教授ら30名の地震学者が、公開質問状に答えられないでいる現実もあります。そして何ら責任を取ろうとされていません。 そうした無責任体制を許し、間違い地震学を放置し、膨大な国費をドブに捨てるような行政を行なってきた責任は文部科学行政のトップ(文部科学大臣)が取るしかないのではないでしょうか。 「活断層理論は間違っている!」第3弾チラシ 東大地震研を解体すべし! 6月27日付で、144名の自民党衆参両院の国会議員に、自民党衆参両院の国会議員へのお願いを送付しました。データベースに不備があるようで、漏れている方もたくさんあります。 チラシ、文書ののpdf版は以下からもダウンロードできます。 http://www.ailab7.com/gaisentirasi3.pdf http://www.ailab7.com/jimintougiinhenoonegai.pdf |
1995 Date: 2014-06-28 (Sat) 政治家は毅然とせよ 脱原発を信条にしている原子力規制委員会島崎邦彦氏を任期いっぱい続投させれば、再稼動が遅れ電量不足が起きることは自明の理です。今になって、電力異常を訴えるのは遅すぎます。政権が交代した時点で島崎氏を切るべきだったのです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 原発停止で異常事態に 甘利氏(時事通信) 2014年6月27日(金) 14時34分掲載. 電力、異常事態に=原発停止継続なら―甘利再生相 島崎氏即時更迭を 地震爆発論学会は支持します。 ------------------------------------------ 中東問題の勃発で、想像してたよりも遥かに早く原発停止の悪影響が出そうです。殆どの人が想像はしてたと思いますが、昨今の原油価格の高騰は、例えば車に乗る人ならより身近に感じてるとはおもいますが、連日のように上がるガソリン価格は、もう異常水域を超えています。原発の再稼働を急がなけ ればなりません。 ------------------------------------------- 巷の日本人の声を聞くのが政治家の務めです。隣国の工作員の声に操られた日本人の声に阿っているのは二流の政治家です。 |
1996 Date: 2014-06-28 (Sat) 西ノ島の大陸性熔岩の謎解き JAMSTECニュースから、少し長いですが、興味深い内容ですので紹介します。西ノ島の火山から噴出する溶岩が、通常のものと違って、その成分組成が大陸性の性質を持っているというニュースです。地震爆発論では説明が可能([1781]、[1812]など参照)ですが、定説理論では不思議な現象ということです。まずはニュースを紹介します。 http://www.jamstec.go.jp/j/jamstec_news/20140612/ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 西之島の不思議:大陸の出現か? 2014年6月12日東京の約1000km南方に、南北約650m、幅約200mの小さな無人島があった。西之島である。2013年11月20日、西之島の海岸線から約300m南東沖に海底噴火が確認され、新島を形成した(2013年11月25日のJAMSTECニュース・コラム参照)。新島は爆発的に、かつ着実にマグマを噴出して成長を続けた。2013年12月、西之島は新島と結合し、一体化した。2014年5月、西之島は、面積は以前の4倍、南北、東西ともに幅1,250mの島に成長した。激しい爆発は船舶の接近を拒み、いまも流出している西之島の溶岩は、未だ採取されていない。しかし、旧西之島は1973年から74年に噴火しており、その噴出物およびそれ以前の溶岩は採取され、分析されている。驚くべき事に、これらの岩石はすべてSiO2(シリカ)量が60%前後の非常に均質な「安山岩」である。安山岩は大陸を形成する物質であり、海の真ん中で噴出するとは、誰も考えてはいなかった。安山岩を噴出する海洋島弧の火山、西之島に多くの研究者が注目している。 写真2014年5月21日の西之島(14:45 海上保安庁撮影)出展:海上保安庁(海域火山データベース:西之島) 図1.地殻の下にあるマントルの組成、マントルが溶けてできる初生マグマの組成、大陸地殻の組成、および西之島の溶岩の組成の比較。 図2.伊豆小笠原弧の地殻構造。三宅島、八丈島、青ヶ島などに比べて西之島の地殻は顕著に薄いことがわかる。 マントルに近い島から大陸に近いマグマが噴出している。 U1436およびU1437はIODP第350次航海(2014年3月30日から5月30日)における掘削サイト。 U1436においては「ちきゅう」の掘削のために必要なジオテクニカルコア(海底下150m)を採取。 U1437においては、伊豆弧の5千万年の歴史を明らかにするため、海底下1800mまで掘削した。 太陽系で地球だけに存在する海と大陸。その謎を解く鍵が西之島と「ちきゅう」による大深度掘削にある。どちらも調査するにはチャレンジングな対象であるが、そこにはワクワクする海と火山と地底の世界が広がっている。 (参考)マントルでできた初生マグマ(玄武岩組成)がどのように分化して大陸地殻(安山岩組成)をつくるかは、地球惑星科学における大きな謎の一つである。伊豆小笠原マリアナ弧の中部地殻(大陸地殻)を地球深部探査船「ちきゅう」の大深度掘削によって採取し、大陸地殻の成因を明らかにしようというプロジェクト(Project IBM)が今年度から開始されている。6ヶ月かけて米国の掘削船ジョイデスレゾリューション号によって伊豆の背弧(IBM-3)、島弧基盤の海洋地殻(IBM-1)、初期島弧地殻(IBM-2)を掘削し、沈み込みの開始から現在までの歴史を明らかにする。その後、「ちきゅう」によって上部地殻を貫通し、中部地殻を採取して分析解析し、大陸誕生の謎に挑む。 西ノ島から噴出する溶岩が大陸性の組成を持っていることの説明をします。 一方、三宅島、八丈島、青ヶ島のような場所は、マグマの流動性が高い場所であり、深部のマントル物質(熔融していることを認識する必要がありますが)と入れ替わっているので、噴出しても玄武岩質のものにしかなりませんが、沈降する前の大陸地殻が厚い場所では半熔融状態で、残留・滞留している可能性があります。これが噴出すれば、大陸性の組成を持った熔岩となるでしょう。西ノ島の熔岩は粘性度の高い、半熔融状態の熔岩(かつては大陸地殻を形成していた が、海没して、海洋化を受けたもの)が吹き上がっているのではないでしょうか。大陸性といっても、ゆっくりと冷却されてできたものではありませんので、花崗岩にはなりません。結晶化が起きていない安山岩になるのでしょう。 以上は、マントル固体説(固体地球物理)に拘っている限りは説明できません。マントル物質はマグマと同じものであると解釈しないと理解できません。 ブラジル沖で「しんかい6500」が発見した花崗岩質の大陸性地殻も、かつては大陸だった場所が沈降したことは明らかであり([1831])、プレートテクトニクス理論を破棄しないと、地球の理解は進みません。 ことを「しんかい6500」が発見した。 |
1997 Date: 2014-06-30 (Mon) 現代の喜劇:原発ゼロの夏 左翼的な傾向の強い毎日新聞は「原発に頼らぬ夏」という表現で原発稼動ゼロという初めての経験を報じています。立派な科学技術を持ちながら、それを稼動できず、電力需要の最も高い時期に節電要請をするという喜劇のような事態を迎えようとしています。笑っているのは工作を仕掛けている隣国の工作担当者ではないのでしょうか。 いい加減に、原子力規制委員会を解散させて、原子力による発電を再開させるべきです。今回の原発の事故は別のところ(CCSに起因する人為的な津波)にあることを知るべきです。 目が覚めないのです。 地震学者は何も分っていないのです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー <節電要請>原発頼らぬ夏…7月1日スタート、初の稼働ゼロ 毎日新聞 6月29日(日)22時6分配信 今夏の電力9社の供給予備率見通し 政府による夏の節電協力要請期間が全国(沖縄を除く)で7月1日からスタートする。2011年の東京電力福島第1原発事故後で初めて稼働原発がゼロの夏となり、事故前に原発比率の高かった関西電力や九州電力管内では電力の安定供給に最低限必要な水準しか確保できず、電力需給が逼迫(ひっぱく)する可能性もある。ただ、政府は、昼間の電力使用の一律削減を求める数値目標を昨年に続いて見送り、企業や家庭の自主的な節電で乗り切りたい考えだ。 @:文部科学大臣は膨大な国費をドブに捨てるような文部科学行政を長年放置してきた責任とって引責辞職せよ。 地震爆発論学会の会長を務める石田昭と申します。 当学会では4月14日の大飯原発再稼動審査会での島崎邦彦委員長代理の「悪魔的姿勢」を許すことが出来ず、以下のような理由で行動を開始しました。(「新地震学セミナー」に発表した4月15日の記事[1942]「島崎氏の悪魔的態度を許さない!」からの抜粋です) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 島崎氏は、いつまでも「悪魔の証明」問題に終始していますが、なぜはっきりと「活断層が動いて危険である」というデータを自分で示さないのか、原電側に要求しても良いから「このようなデータを出せ、そうしたら、危険であると判断できるから」と言わないのでしょうか。 いつまでも「危険でないというデータを出せ」といって、のらりくらり「判断」を先延ばししているのは、多くの国民に対して無責任であると思います。このまま、ズルズルとはっきりとさせない姿勢を続けるのでは、電力料金を上げなければならず、企業も国民も困ってしまいます。 判断を示さないで、「私を説得してくださいよ、私を説得できたら、OKしますから。」という態度で、企業側に「ひょっとすると説得できるかも・・」という期待感を抱かせて、「ニヤニヤと笑っている悪魔の姿」を想起してしまいます。
地震爆発論学会会長石田は絶対に許さない。 国民の皆様、いまこそ民主党が残した「悪魔の罠」を廃棄しましょう。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー この決意の下に、島崎氏への公開質問状の送付、安倍総理宛への「島崎氏更迭を要求する署名活動」等を展開し、5月26日、27日には東京都内で街宣活動を展開しました。政府は「渡りに船」と思われたのでしょうか、27日に「島崎氏ら2名を再任しない」と発表しました。 しかし、これは外科手術を先延ばしするようなもので、本当は即座に「更迭」を発表する勇気が必要でした。案の定、島崎氏は当学会からの「公開質問状」(同封しました)に答えることもせず、依然として電力会社に高圧的な姿勢で、対処しています。このままでは原発再稼動が遅れ、国家には深刻な後遺症が残ることになるでしょう。 そこでお願いです。同封したチラシに示しましたように、「活断層理論は間違っている」の第3弾として(第1弾:リーダーとしての島崎氏の責任追及、第2弾:研究者サイド、たとえば東大地震研の責任追及)、膨大な国費をドブに捨てるような文部科学行政を長年放置してきた責任を明確にする必要があると考えます。 文部科学行政の責任者はトップ(文部科学大臣)にあることは明白です。文部科学大臣は責任を取って、職を辞するとともに、「東大地震研の解体」を断行して頂きたいと思います。 この姿勢を示すことで、国家として「地震研究」の方向転換を明確に決断して頂きたく、両院の国会議員の皆様に御尽力いただきたいとお願いする次第でございます。 平成26年6月27日 草々 地震爆発論学会 会長 工博 石田昭 |
1998 Date: 2014-07-01 (Tue) 現代の喜劇:原発ゼロの夏(2) 今日の産経新聞に「遅れる再稼動 料金再値上げ現実味」という記事がありました。 長期化したのは明らかに島崎氏の「無知」、そうでなければ、氏の意図的な姿勢に原因があります。 「無知」であるというのは、基準動として震源3キロに固執しているからですし、津波が何故巨大化したのかに関しても正しい情報をお持ちで無いからです。 すでに「1940」島崎邦彦委員長代理は「悪魔の証明」を求めているで述べましたが一部を再録します。 津波が巨大化したのは、いわき市沖で実施されていたCCSによるものです。いわき市沖のCCS現場での加速度記録はありませんが、あのような巨大津波を発生させた、原因は4000ガルを超えるような加速度を生じさせる爆発が起きていたことを推定させます。「活断層地震説」に固執する島崎氏には、液化二酸化炭素の海底注入作業で大きな津波を起こしてしまったことが全く理解されていません。福島第一原発に押し寄せた津波は北方からと南方からの二つの津波が原発サイト前面で重なるという不幸が、あのような大きな津波になったことを氏は理解していません。 このように「何も分っていない地震学者」が原発再稼動を遅らせ、国家と国民を窮地に追いやっている現実を早く認識して欲しいと思います。霊人ハイエクはマスコミ権力が「全体主義」へと向かうワナを仕組んでいることを警告しています。 ハイエク学者たちが、まだ十分に気付いていないワナがあるということだ。これに気付かねば、日本の未来もあやういと言わざるを得ない。 この夏、原発の稼動はゼロです。隣国の工作員が仕掛ける左翼攻勢に乗っていることを意識してのことなのか、無意識なのかは知りませんが、愚かな地震学者が国を傾けようとしていることは確かです。 「島崎邦彦氏の更迭を求める署名活動」を中止したのは誤りでした。政府が再任をしない方針をだしたので、安心して活動を中止しましたが、「即時更迭」をさせるべきでした。 政府も認識が大変甘く、弱腰の姿勢であることが心配です。 |
1999 Date: 2014-07-03 (Thu) マスコミの「報じない手法」の付けが来る時代 本日の産経新聞に集団的自衛権の行使容認をめぐる報道で、メディアが感情的になって恣意的な報道をしている、という阿比留瑠比記者の記事がありました。 |
2000 Date: 2014-07-07 (Mon) NHKのデタラメ報道ぶり 記念の[2000]番はマスコミの責任追及の一環として、NHKのデタラメ報道を紹介します。 マスコミは学者の見解をたれ流しているだけで「本当にそうなのか?」と疑問に思うことも無いようです。NHKの「地球大紀行」は大きな影響を与えた魅力的な書籍ですが、今読んでみると“デタラメ”であることがはっきりしています。南米の「アルティプラノ高地」の記述を紹介します。 アルティプラノ高原とは東西に分かれたアンデス山脈に挟まれた高地、チチカカ湖、やウユニ塩原などがある高地で昔は海底にあった筈の地域です。 長大なアンデス山脈をつくった地球のダイナミズム(NHK地球大紀行5巻p.91)より 地球の表面を覆う地殻が何枚かのプレートで構成されているというプレート・テクトニクスの理論が地球科学者の研究によって打ち出されたのは、今からたった二〇年前、一九六〇年代に入ってからのことである。 激しい火山活動がもたらしたアンデスの銅鉱床 |
2001 Date: 2014-07-08 (Tue) 苫小牧でのCCSとの関連が疑われる地震 本日夕刻、苫小牧で地震が起きました。 震源は苫小牧の西北(北緯42.6度、統計141.3度)で、樽前山付近の深さ3kmというごく浅い場所です。原子力規制委員会の島崎氏が新しい基準震動として3kmを主張していますが、氏は「それ見たことか」といっているのかも知れません。しかし、これは予備的な段階だとは言え、水を試験的に注入しているのですから、浅い場所に、しかも火山の近くで人為的に地震を起こしてしまったという可能性のほうを重視しなければいけません。 CCSと地震の関係性がこれほど多く、疑わしい事例が発生しているのですから、地震学者はもっと謙虚に自説を撤回する勇気を持って欲しいものです。地震の記事を紹介します。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 地震直後の苫小牧 北海道南部で震度5弱、M5.8 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー このサイトではCCSと地震の関係を以前から警告していましたが([1667]、[1760]など)、2016年度の本格的な封入の前に、試験的な水の圧入段階([1847])で地震を起こしてしまった可能性があります。 CCSやシェールガス採掘が地震を発生する危険性をマスコミは報道していただきたいものです。やがて、報道しないマスコミの責任も追及されるようになるでしょう。 2013年の地元版の朝日新聞記事によれば、CO2の漏出が心配されているだけで、地震の心配はされていません。動画にも紹介しましたが、新潟の二つの地震、岩手・宮城内陸地震、東北大震災、の教訓を学んで欲しいと思います。2016年度からの本格的封入を実施すれば、もっと大きな地震に見舞われるでしょう。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー CCS 経済の起爆剤に 実証試験進む ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー |
2002 Date: 2014-07-09 (Wed) 東大地震研佐藤比呂志教授へお願い 東大地震研究所の佐藤比呂志教授が中心になって、日本海側の活断層を調査するそうです。 活断層理論は間違っています。調査して結果をどのように使うのでしょうか。断層は“盲腸の手術痕”みたいなものです。手術の痕跡を調べて病気を防ぐ対策が出来るのでしょうか。文部科学省もいい加減に国費の“ドブ捨て”は中止してください。 http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/PressRelease/20140625H26hokuriku-tottorioki-web.pdf ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー http://www2.knb.ne.jp/news/20140707_41066.htm 地震や津波の対策を進めようと、文部科学省が進めている日本海側の地域での地殻構造調査の一環として、今週から富山県内で人工的な震動を起こし観測する調査が始まります。 文部科学省は、太平洋側に比べて地震・津波対策が遅れている日本海側の対策に役立てるため、昨年度から8年をかけて日本海側での地震発生のモデルを作る調査プロジェクトを進めています。 この一環として今年度の調査を県内などで行う東京大学地震研究所の佐藤比呂志教授の研究グループが、7日、富山市で概要を説明しました。 それによりますと、福井県から鳥取県沖の海で海底の活断層を探査するほか、石川県羽咋市沖から砺波平野を経て富山市八尾町まで海と陸地の地殻構造などを調べます。 海では船からエアガンで、陸では、大型の起振車でそれぞれ人工的に振動を起こし、地下深くで反射したり屈折したりして戻ってくる波動を多くの地震計で捉えます。 昨年度の調査では黒部川の河口付近と能登半島東側の地下およそ3キロから数キロでそれぞれ新たに活断層が見つかっています。 東大地震研究所、佐藤比呂志教授「今回のような深いところまで見える調査を行って、断層の形、伸びを決めてですね」「そういった治験(知見?)を実際の防災に役立てていただきたいと、そのための基礎的なデータが提供できるようになるのではないかと考えております」 県内などの地域での調査は今月9日から20日にかけて行う予定だということです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ご自分ならいったいどのように、役立てられるというのでしょうか。 血税をドブに捨てるような仕事は 止めてください。 |
2003 Date: 2014-07-09 (Wed) NHKのデタラメ報道ぶり(2) 超大陸パンゲアの存在がウソであることは、どの大陸にもアンモナイトのような水棲生物の化石があることからも明らかです。パンゲアが分離して現在のような配置になったという理由として“毛布効果”というもので説明していますが、これも全くナンセンスなものです。学者の妄想を垂れ流しているNHK地球大紀行からそのデタラメ振りを紹介します。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 毛布効果とパンゲア大陸の分裂 しかし大陸の下ではどうであろうか。地球上に大きな大陸があると、海の下の熱と比べて、大陸の下の熱は逃げにくい。海の水が移動しながら熱を奪ってくれるのと違って、大陸の下の岩石は移動することができないから、熱は伝導で移るだけであり、非常に効率が悪い。そのため、大きな大陸の下には熱がたまりやすい。つまり、大陸が毛布のような役割をして熱をその下にためてしまうのである。この現象は、毛布効果と呼ばれている。 大陸の下に熱がたまると、そこに地球内部のマントル物質の上昇流が起こり、大陸を下から突き上げる。こうして大陸部を中心に対流が起こり、大陸は引き延ばされ、裂け、左右に分かれていく。 さらに裂けていくと、大陸の地殻は薄くなり、その下のマントルの層が表面に出てくる。そこに海水が流入すると海ができる。そして、マントルの層が表面で冷やされて固化する。これは結局、海嶺が誕生したということなのである。つまり、大陸を割って海嶺が誕生したことになる。 今から二億五〇〇〇万年前に、パングアという巨大大陸があった。それは、現在の地球上のすべての大陸を合わせた大きさだった。 この大陸は、地球の半分を覆う巨大な大陸であった。そして、その下に、毛布効果により熱がたまり、やがてパンケアは割れ、今の諸大陸に分かれていったのである。 大西洋の中央部に延々とのびる大西洋海嶺は、パンゲア大陸が割れてできた海嶺である。大西洋という大きな海は、大陸が割れた跡にできた海であり、その中心にある大西洋中央海嶺は、地球が自分白身を効率的に冷やそうとしてつくった冷却システムなのである。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー @ 海の下では効率的な冷却が行われているのではない。陸上のほうが空気の移動が激しくて冷却は効率的である。そのために大陸の地殻は厚くなっている。アイソスタシーの概念が間違っている。 |
2004 Date: 2014-07-09 (Wed) 地震学の敗北はどうなったのか 東北大震災の後で地震学者たちは「地震学の敗北」を認めて、大反省に入ったのではなかったのか。 佐藤教授は相も変わらず活断層調査に励んでおられる。 マスコミ関係者も相変わらず東大を頂点とする学者たちの説を垂れ流しているだけである。 いつか気がつけば“ゆで蛙”状態になっているという時代がくるでしょう。それでは遅すぎるのですが・・・・。 |
2005 Date: 2014-07-10 (Thu) NHKのデタラメ報道ぶり(3) これは定説中の定番のような解説ですが、とんでもない間違いですから、証拠として残しておきます。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ヒマラヤ誕生のヒストリー(NHK地球大紀行3巻p.43) プレートは自重によって沈んでいくと説明されています。沈んで行くものが、どうして挟みつける力とか、相手を持ち上げる力だとかを発揮できるのでしょうか。 革命的な変革が必要である。 |
2006 Date: 2014-07-10 (Thu) 磁極移動に関する質問 地震爆発論学会に入会された方から質問がありました。同じような質問者もあるかと思いますので紹介します。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 質問: ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 回答: ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 返信 今後は石田先生の論理を素直に推奨し、広める努力をしていきたい所存でございます。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー だんだんと「地震爆発論」が広がっているようです。そのうちに「地震学革命」が成就することでしょう。 賢いと思っているマスコミ人でも、 掛かってしまうものなのです。 追記
SNの逆転は地殻移動がない限り、起きないのではないかと思います。それほど心配はしていません。 |
2007 Date: 2014-07-12 (Sat) オクラホマでの地震多発の原因説明に見る無知 シェールガス採掘に伴って、廃液を地中に廃棄するために地震が起きることは、以前から知られています。7月3日のサイエンスニュースラインではまだ、「主要な断層の近くでは排水投棄を行わない」という断層地震説での検討がなされています。 こんなピント外れの検討をしているうちに、フラッキングと廃液の廃棄処分との両方による影響で、大地がスポイルされていくのが心配です。やがては地殻スライドの原因を作ってしまうでしょう。 地震学革命は世界的に緊急性を要する課題になってきました。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー http://jp.sciencenewsline.com/articles/2014070323050004.html Published: July 3, 2014. 2009年以降、オクラホマ州中部で地震の発生回数が劇的に増加している原因はシェールガスの新田開発に伴う排水の廃井戸へ投棄(wastewater injection)にある可能性が高いことが、科学雑誌「Science 」を通じて発表された論文により明らかとなった。 Cornell Universityのprofessor Katie Keranenを中心とする研究グループは、2008〜2013年にオクラホマ州で発生した地震の半数は、排水投棄によるものである可能性が高いことを突き止めた。 「今後、シェールガス田開発を拡大させる場合、シェールガス田開発によって生じる誘発地震をどれだけ抑制することができるかが大きな課題となってくるだろう。我々の新しい研究成果は、シェールガス田開発に伴う排水投棄によって地震がどのようにして発生するのかについて解明を進めたものであり、この研究成果を通じて誘発地震の発生を抑えるためのベストプラクティスを示すことができるだろう」「この研究成果で判明したことは、シェールガス田開発に伴う排水投棄によって生じる誘発地震を防ぐには、主要な断層の近くでは排水投棄を行わず、また、排水投棄を行う際には適切な監視を怠らないことが重要だ」とKeranenは述べている。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2014年に入って、地震が多発しているという以下のようなニュースもあります。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「私たちは今、これまでの歴史で最大級の高い大地震の発生率の時代を経験しているのです」 しかし、世界的な地震の数が増加しているにも関わらず、これらの地震の増加は、依然として「偶然」によって説明することができると、トム・パーソンズ博士と論文を共著したアメリカ地質調査所のエリック・ガイスト( Eric Geist )氏は語る。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「偶然」という言葉で片付けていますが、「偶然」とは思われません。 多発する原因の一つは各国で行なわれているシェールオイル採掘があるでしょう。無知ゆえに人為的に地震を起こしてしまっているケースです。 |
2008 Date: 2014-07-28 (Mon) 一般向け地震爆発論 昨年出版した地震爆発論3部作は、専門家の反論に対処する意味もあって、論点が多くなり、分り難いという声がありました。 そこで、今回は枝葉を切り落とし、8つの常識に絞って解説を試みました。原稿を出版社に送りましたが、承諾の回答はまだ得ておりません。目次を紹介します。 地震爆発論概説 ー地震学8つのウソー まえがき 第1章 地震の原因は活断層ではない 第2章 マントルはマグマである 第3章 前兆現象は迷信ではない 第4章 大陸は今も移動しているのか 第5章 地軸は大きく傾くこともある 第6章 地震学は進歩していない 第7章 南海トラフ巨大地震は必ず起きるのか 第8章 天罰は非科学的な話ではない あとがき あたらしく「地殻テクトニクス」という概念を提唱しております。 出版を楽しみにしてくださる方の声もあります。しばらくお待ちください。出版社では、出版可否の判断に2ー3ヶ月かかると言っています。 |
2009 Date: 2014-08-22 (Fri) 再度の指摘「CCSは地震を発生させる危険性がある」 昨日の産経新聞でCO2貯留の調査を日本近海3箇所程度で開始するという報道がありました。 それによって「人為的な地震」を起こしてしまうことが「マダワカラナイノカ」といいたくなります。 現在行っている苫小牧沖でのCCSは、いわき市沖で行われていたCCS現場が東北大震災で破壊されてしまったため、ということですが、いわき市沖のCCSそのものが東北大震災の被害をあのように大きなものにしてしまった原因でもあるのです。CCSの現場が第3の震源地になっていた可能性が高いのです。 いわき市沖のCCSの現場から発生した人為的地震による大津波が発生していなかったら、福島第一原発の前面で「北からと南からの津波が重なる」ことはなかったのです。 学者も行政もマスコミもまったく不勉強で「だらしなし」と言いたくなります。 いい加減に気付いていただきたいものです。 |
2010 Date: 2014-08-22 (Fri) 吉田昌郎所長の判断を支持 昨日の産経新聞には福島第一原発の吉田昌郎所長の「1号機爆発」に関する調書も載っていました。 吉田氏 「爆発については全然想定していなかった。免震重要棟にいたが、1号機は全然見えないんですね。線量が高いから外に出られないような状態で、誰も外に行って見ていない。その時に下から突き上げるような、非常に短時間のドンという振動がありましたから、また地震だという認識でおりました」 −−水素が発生しているという認識は持っていたのか 吉田氏「持っていました。ただし、格納容器の中にとどまっているので、まずは容器の圧力を下げないといけない。加圧している原因が水素であり、これをベントで逃してやらないと」 今思えばアホだけど −−水素爆発が意外だったというのは何か変ではないか 吉田氏「格納容器の爆発をすごく気にしていたわけです。今から思えばアホなんですけど、水素が建屋にたまるという思いがいたっていない。今回の大反省だと思っているけれども、思い込みがあって、あそこが爆発すると思っていなかった。所長としては何とも言えないですけれども」 −−徹底的に考えないと 吉田氏「今回のものを設計にどう生かすかという所が一番重要だと思っている。これからこの国が原子力を続けられるかどうか知りませんけれども、続けられるとすればそうですね」 「次のステップとして一番怖いのは格納容器が爆発するんじゃないかということになるが、データを見ていると容器の圧力は爆発前後で大きく変わっていないわけです。格納容器は健全だったということなので、要するに可燃源はもうなくなっている可能性が高いと判断して、水を入れに行かないとどうしようもないので、人をどうするかという判断が一番悩ましかった」 [1903]、[1905]でも解説したように、専門家の間では「熱解離」による「解離ガス」の発生という「概念」自体が存在しないのだと思います。 「水素が発生するのはジルコニュウム反応によるもので、水素は発生しても酸素は発生していない、だから水素のみで爆発することはない。」という思い込みがあったように感じられます。 私のようにかつて土木工学の世界にいた人間には、専門委員会で討議するだけの「化学的専門知識」はありませんが、冷却に失敗して2800度にも達するような高熱に晒されたら、解離ガスという「水素と酸素」の混合ガスが発生し、爆発の危険性があることを危惧する頭は持ち合わせています。せめて1200度以内に抑えておけば、あのような惨事にならなかったはずです。総理大臣の邪魔立てが悔やまれます。 ネット上では「地震爆発論学会」の活動を「爆笑ですね」とツイートしたロバート・ゲラー東大教授を「鎧袖一触」でしたと、褒め上げるおろかな研究者らしき人物もいます。 ブログ主の方が数年後にゲラー教授ともども、社会的にどのような地位に就いておられるのか、見てみたいものです。 参考: |
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