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1891 
Date: 2014-01-27 (Mon)
どちら側から見ても信用を失くしているマスコミ
 マスコミは、その時、その時の学問の主流、つまり「権威者」の意見を「鵜呑み」にして、自分の頭で考えようとしていません。ネット上では「マスゴミ」という酷評を受けています。「偉い先生方」が間違うはずが無い、本当に「新知見」ならば、「偉い先生方」が認定して、公式の学会発表になるはずだ、そうでない理論など黙殺するほうが安全だ、という考え方が蔓延しているのでしょう。地震爆発論は25年以上も黙殺されています。

 しかしネット上では少しずつではありますが、気付いているかたも出てきています。そうした声も紹介しておきましょう。(少し古い記事ですが。)
http://www.freeml.com/bl/1130367/82946/ より抜粋です。

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Comment : 6
グランさん
2011/06/09 16:44
今回の大地震、実は人災かも知れませんよ。
これが本当なら恐ろしく愚かで救いようがない問題で明日は我が身と鬼気迫ります。
地震の原因として「プレートテトクニクス理論」が間違いである石田昭理論は傾聴するに値するとおもいます。
まず手始めに興味があれば見て下さい。
http://www.youtube.com/watch?v=NGTKFbLXxj4
http://www.ailab7.com/Cgi-bin/sunbbs/index.html

素人の私には難しい部分もありますが、山本寛氏の著作
http://www.kohgakusha.co.jp/books/detail/978-4-7775-1281-2
で、ある程度地中爆発で地震が起こるのは知っていましたので、石田説も素直に信じれる学説だと思いました。
それが正しければ苫小牧と北九州が危ないそうなので怖いことです。

Comment : 8
jirochoさん
2011/06/10 02:03
グランさん、どうもです。
「プレートテトクニクス理論」を否定。 いやぁ、これはまたおもしろいですね。
  科学や学問はどんどん変化(進化)して真実を追究していくものなので、 実は石田昭理論が正しかった、ということになる可能性も十分にありますね。
説明を聞いているとそれなりに納得できるところがたくさんあって、興味が沸きます。 聞いていると肯定的なデータによる説明がされているので、 反論する人達がどのような点で問題だと思っているのかも知りたいです。
  今回の津波は、プレートの移動(跳ね返り)では説明がつかないような急峻な パルス状のピークを持っていたと言われています。 短時間に大きなピークを生じさせるようなエネルギーは”爆発”が発生原因だという説明もそうなのかもしれないと思ってしまいます。

人間が、爆発を誘引するような行為をしているので、人災だという指摘。

いやぁ、既成概念を捨てていろんな向きから物事を見る必要を痛感します。

Comment : 9
グランさん
2011/06/10 08:45
世の中知らないことばかりですね、痛感します。
地震予知の為に、兆単位の予算が、今までつぎ込まれてるそうですが未だに予想できないとは、情けない話ですよね。
そういう研究家の理論が間違っていると考えるのが合理的だと思いますが。
外国の説を後生大事に抱え込んで、成果がでなくてもノウノウと研究費を受け取り先生で御座いますと胡座をかいてる。 そういう連中が大勢いて、異論を唱える者を充分吟味しないで排除あるいはシカトする体質が、地震学会以外にも一連の地震.原発事故で炙り出されてきたと思います。

クソマスコミの体たらくに一番腹がたちます、役割を全く果たして無いというか、邪魔な存在に成り下がっています。

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以上が、抜粋です。ここで紹介する方々の論調は以下に続くように、原発反対のご意見です。しかし、原発に関しては、私は別の意見を持っています。続けてコメントを紹介します。

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Comment : 10
野良猫さん
2011/06/14 08:16
原発再開の是非を問うイタリアの国民投票は九割を越える再開反対票で原発との決別が決定されました。
ドイツ、スイスに続く決定ですね。
しかし、原発の被害市町村選挙ではあいも変わらず原発との共存を唱える方々が当選しているようです。

被害や保証と叫びながら原発との共存を求める住民たちって・?

結局はお国、東電、国民、みな同じレベルなんでしょうね!

Comment : 11
jirochoさん
2011/06/14 11:21
イタリアも脱原発に動くことになりました。 賢明だと思います。
  そもそも、10万年もの間人類が触れないように隔離管理を続ける必要がある放射性廃棄物など、出してはいけません。

>被害や保証と叫びながら原発との共存を求める
>住民たちって・?

原発を作る場所については、「環境影響評価」を行いますが、その中に「社会環境」という項目があり、「周辺の人口分布、産業活動、交通運輸などを調査し、原子力発電所の安全性に影響がないことを判断する」こと が要求されています。

従って、原発は人里離れた場所にしか作ることができません。
一方でこれらの地域は産業や経済活動から取り残されている場所です。
これらの地域に「電源三法交付金」という札びらで頬を叩くがごとく持ち込んだのが現在の原発立地地域です。

結果、町おこしにはなったものの、この交付金が無くなれば一気に財政破綻を起こして地域が成り立たなくなってしまうので、毒まんじゅうとは知りながら食べ続けるしかないということになってしまうのでしょう。

この中毒状態から抜け出すには相当な治療期間と治療費の投入が必要でしょう。

国は、国民に麻薬など売ってはいけない!!
国民は麻薬に気を付け、監視を強化しよう!!

Comment : 12
グランさん
2011/06/14 16:26
イタリアの人達は賢明でしたね、何故イタリア人がnoと言うのに、日本で世論が分かれているのか考えました。
自分の結論は、イタリアではマスコミが原発のプラスとマイナスを きちんと紹介していると思われます。
日本みたいにNHK朝日をはじめ、この期に及んでもマイナス面を殆ど知らせていない。
マスコミの犯罪性が問題です、安全な物といっておいて今回の地震だけでオシャカになると、以前は安全と言っていた責任は何処へやらで、東電を批判して見せる。
ニュース解説には、御用学者ばかりで信用できません。 腐った買収まみれのマスコミには、ヘドがでます。
私は今年1月から、新聞の購読を打ち切りました。
生まれてこのかた新聞が家に来ないようになるのは、初めての事です。 絶対信用できません。こいつらは

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 以上が「原発反対」派としての意見です。次に私の考えを述べてみます。

 原発が忌避される一番の理由は小泉元総理が言うように、使用済み燃料は「捨て場所の無い危険物質」と云う視点でしょう。今回の原発事故が起きる前までは、再処理技術を完成させて、「夢の原子力」という希望があったはずです。
その再処理を可能とする高速増殖炉「もんじゅ」が稚拙な管理の問題もありますが、間違った地震理論をもてあそぶ「似非地震学者」たちによって「活断層」認定という障害物に遭遇してストップしていることは誠に残念です。  今日のニュースでは、
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nuclearpowerplantfuture/40238.html
日本学術会議から提言がなされ、「解決策を見いださないまま「出口なき前進」を重ねてきた問題に正面から向き合い、現実を踏まえて政策転換するよう一石を投じた。」とあります。
 提言は、  「廃棄物を地下300メートルより深い地層に埋めて数万年管理するのではなく、数十年から数百年かけて「暫定保管」し、その間に地層の安定性や廃棄物の減量化の研究開発を進めるとの内容だ。」
ということですが、「暫定保管の間に、「もんじゅ」の完成、さらなる再処理技術の研究開発を行う。」ことが重要である考えています。
 上記サイトのコメントには「御用学者」という言葉が出てきますが、むしろマスコミに阿(おもね)る「マスコミ御用学者」のほうが問題なのではないでしょうか。頻繁にテレビ画面に出てくる学者で、「これまで「原発は安全ならば賛成」だとして発言してきたが、安全で無いのなら当然「反対」です。」と述べている方が居ますが、この方は「何御用学者」なんでしょうか。以前は「政府御用学者」いまは「マスコミ御用学者」なんでしょうか。
 また、「マスコミ御用学者」はIAEAの「東京都ほか複数の都市の放射線レベルは、対策が必要なレベルを大幅に下回っている。いいかえると健康上の危険はない。という発表を黙殺しているように思えます。過度に健康被害を煽っています。

 さらに、原発は国家としての「安全保障」「核攻撃の抑止力」と云う視点を忘れてはならないのが、中国と言う軍事大国が生まれてしまっている極東情勢の悲しい現実です。

平和を愛する諸国民の信義など期待できない情勢にあるのです。

 イタリアがドイツ、スイスに続いて「脱原発」を決めたことを高く評価する見解が述べられていますが、ドイツの産業界が衰退に瀕していること、国家存亡の「鍵」をフランスに握られてしまったことを忘れてはなりません。現時点で「ゴミ捨て場」が完璧でないいことを理由に「国家存亡の鍵」まで捨てようとする二人の元総理大臣には失望感を禁じえません。

 「ニュース解説には、御用学者ばかりで信用できません。 腐った買収まみれのマスコミには、ヘドがでます。」
とありますが、いずれにしても、どちらの角度から見てもマスコミには「自分の頭で、理性的に探求する」という姿勢がありません。もはや、どちらの見方をする人からも、信用を失っていることは明らかであります。
 なお、放射線の恐怖を異常に煽る「風評被害」に関しては放射線防護学の専門家である高田純札幌医科大教授の国会での陳述もあります。(22分くらいから)

1892
Date: 2014-01-30 (Thu)
高等宗教は寛容である
 NHK籾井会長発言に対する朝日新聞報道の問題点を報じる動画がyoutubeにありました。
NHK籾井会長発言に対する朝日新聞報道の問題点 その評価に書き込まれたコメントを見ると、「非常に解りやすい解説でした。朝日の欺瞞が良く分かりました。」というように、全体的にはこの動画の内容に賛同するもが多いのですが、次のような気になるものがありました。

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全くその通りですね、同意です、しかしねーー、このチャンネルが幸福実現党と言う
新興宗教団体で無かったら全面応援するんだけど今はNGです、何故か!!
宗教は排他的である故、必ず暴走する!!!。。。

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「言っていることはいいのだけども、宗教組織だからダメ」と云う意見は、このセミナーで展開する「新・地震学」、「地震爆発論」に対してもしばしば発せられてきました。
[1880]に紹介したカスタマーレビューにも
「石田氏はある新興宗教の団体から「選挙」に立候補したりして、そういう「挙動」には、常識的な感覚からして「疑問符」を持ってしまいがちです。」とか、
「折角の「地震の爆縮説」が、どことなく胡散臭く感じられてしまい、残念です。」、「科学と宗教を「意識的に」分けておかないと、いろいろ問題が出てきそうです。」 といった、宗教は警戒すべきものと言う論調がありました。

 どうして「宗教」をこれほど毛嫌いするのでしょうか。「宗教」を否定するのが「教養人」の証明とでもいうのでしょうか。

 イスラム世界に住んだ経験があるわけではありませんが、イスラムの社会で「宗教」を否定すれば、信頼できる「人間」としては扱ってもらません。「神」の存在を信じないと言うのは「私は動物と同じレベルです」と言っているのと同じです。

 キリスト教世界においても「私は「宗教」を警戒して、距離をとっています。」と言って、「ジェントルマン」と見なされることはありません。

 「「確立された宗教」ならば、いいんだよ。だけど、新興宗教は危険なんだよ」と言う心配があるのかもしれません。

 たしかに「排他的」である宗教、「暴走」する宗教も過去にはあったかもしれません。しかしそうでない寛容な高等宗教(「幸福の科学」は非常に寛容な宗教です。)だってあります。高等宗教は「高潔な人格」を生み出す力があります。

高等宗教は本来、「寛容」なものでもありますが、時代に合わなくなり、弟子の理解力が衰えて「不寛容」な仕組みを作ってしまうのです。つまり、「高等宗教」にも「耐用年数」というものがあります。それが2千年とも3千年とも言われているわけです。

 またどんな高等宗教だって、最初は「新興宗教」であったはずです。宗教として確立する前は「新興宗教」と呼ばれるのは当然のことです。

 問題は、その宗教が世界に広がったときに、「人々が幸福になれるか」、「地上ユートピアが建設できるか」どうか、という判断です。

 したがって、高等宗教であるかどうかは、「個人」が判断するしかありません。「確立するまでは警戒」するという人、「それまでは無信仰」と決め込む人も居るのかもしれませんが、「やっと世界宗教が日本に誕生したのに判断力が鈍かったんだねぇ」と将来言われることを覚悟する必要がありそうです。

1893
Date: 2014-02-01 (Sat)
今年は常識が逆転する年にしたい
 船越英一郎夫人である松居一代氏が女優業以外でも成功を収めている秘密は、今話題になっている「忍耐の法」のメインテーマ「忍耐」である、という東京スポーツの記事がありました。
 その「忍耐の法」第5章「常識の逆転」に興味深い一節があります。仏教や、キリスト教など、宗教界および政治の世界に関係する話ですが、地震学に関連した「学会」「業界」に置き換えても、「なるほど」と頷ける文章です。「現状維持」を図りたい人間活動一般に対して言えることのようにも思いますので、その一節を紹介します。

     ◆   大いなる誤解と勘違いに満ちた二十一世紀の「常識」

 したがって、私たちが、今、引っ繰り返さなければならない「常識」の世界とは、決して、車や携帯電話、インターネットなどといったものが普及した、機械万能の便利な世の中の「常識」だけを指しているわけではありません。それ以外の、宗教的な伝統に則ったさまざまな考え方についても、「塵」、「垢」、「埃」、「カビ」など、さまざまなものが付いて、もはや真実が見えなくなっているのです。

 そのため、先ほど述べた文学で語られているように、今、「イエス的なるもの」や「仏陀的なるもの」がこの世に現れたとしても、「実は出てほしくはなかった」ということもありえます。教会や寺院など、さまざまな大きな宗派にとっては、自らを守り、維持するために、それを受け入れないことが、”必要な判断”であることも多いわけです。

 そのようなことは、、政治の世界においてもまかり通っています。  とにかく、「既得権益と、生業(なりわい)を立てるための既成の構造がずっと続いていくように」ということだけを考え、さまざまな手練手管を使う輩が、数多く「政治家」を名乗っているわけです。

 また、宗教家のなかにも、あの世を否定し、魂の存在を否定しながら、供養だけはしてみせたりする者もいます。残念なことです。

     ◆ 

   実は地震学の世界でも、「膨大な国家予算」を授与されている既得権益と生業(なりわい)を立てるための既成の構造がずっと続いているわけです。その既得権益を失いたくない「輩」が手練手管を使って新説を「黙殺」しているのが現状ではないでしょうか。 [1819]では「現実の科学者(とくに日本の)にとっては、科学者であることは「ただのシノギ」にすぎないのではないかと疑ってしまいます。」と云うコメントを紹介しました。

また、[1811]では、『もし彼らが本気で非プレートモデルを採用するとなれば、彼らの研究の蓄積(研究資金)が枯渇してしまうであろうことを恐れるか、あるいは彼らの仕事や彼らの将来が心配になってしまうため、彼らは(プレート説に)代わるべき案を考えたり、知りたがろうとは決してしません。』と述べるChoi氏の言葉を紹介しました。

『この世の命』こそが一番大切なもので、それ以上大切なものは無い、と考えれば、生活を守る「シノギ」ほど重要なものは無いことになってしまいますが、それでは「科学の進歩」は期待できません。

 『人生で一番大切なものは「この世の命」である』という戦後社会に誕生した常識を乗り越えないといけません。 自分の信念のために職を失い、地位を失い、飯の種を失うような行為は「この世の命」を捨てる自殺行為である、よって、保身の術ほど大切なものはない、一番大切なものを守ることになるんだから、という「常識」を打ち破りたいものです。

  昭和初期には石本博士らの「マグマ爆発理論」がありました。その見直しの理論でもある「地震爆発論」など、「実は出てほしくはなかった」と言うような、既得権益死守の姿勢は放棄していただきたいと思います。

地震学の進歩のために、今年はぜひとも「地震の常識が逆転」される年であって欲しいものです。
注:霊人となった「小室直樹」先生は、現代の左翼とはマルクス主義とは無縁で『この世の命が一番大切である』という思想の持ち主のことであると述べています。(小室直樹の大予言 2015年中華帝国の崩壊 幸福の科学出版)

 ならば、霊的存在を認める人のことを「右翼」というのでしょうか。「右翼」と「左翼」を分ける「思想の基準」も逆転・変化するような気がしますねぇ。      

1894
Date: 2014-02-03 (Mon)
霊人湯川秀樹博士の科学観
 地震爆発論の原型となる論文を著者が属していた「自然災害科学学会」の論文集に投稿したときに「実証の裏づけがない」として、投稿拒否されたことはセミナー[46]で紹介しました。拒否された理由は以下のようなものでした。

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 貴原稿の内容がどこまでが他論文の紹介であり、どこからが貴兄の発想であるかが分り難く、論文、解説、論説の区別がつきにくいこと、またとくに地震関係の専門分野のかたの査読意見として、内容がかなり古い学説やその延長上のものが多かったり、漸新な発想ではあるが全く実証の裏ずけのないことが挙げられ、独創的な研究論文として採用することは不適当であると判断しました。

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 通常の科学には、「実証の裏づけ」が必要であることは理解できるのですが、地球の内部を見てくることはできませんから、地震の発生原因に関して「実証しなさい」と言っても不可能です。 実験室で地球内部と同じ条件をつくることはできませんから、実験的に実証せよと言っても不可能でしょう。通説となっている地震学説だって、「仮説」に基づけば、こうなるはず、と云うレベルで「実証された」と解釈しているだけです。 「地震爆発論」の実証が不可能である件は[1620][1779]でもコメントしてあります。

 この点で、「地震学」は「理論物理学」と同じような性格の学問だなぁと思います。  ところで、「理論物理学者」として日本最初のノーベル賞を受賞した湯川秀樹博士が「霊人」として面白いことを述べています。「湯川秀樹のスーパーインスピレーション」(幸福の科学出版)から紹介します。

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 「科学のフロンティア」はイマジネーションの世界

湯川秀樹

 だから、みんな、科学っていうのを、「実験科学風に証明ができるもの」っていうふうに考えて、「『証明できるもの』、あるいは、『反証可能性があるもの』こそ科学だ」っていう言い方をするけども、現実の科学のフロンティアは、必ずしもそうではないんだよ。
 科学のフロンティアは、もうほとんどが「イマジネーションの世界」だし、「想像の世界」だし、「空想の世界」だし、それがちょっと固まって、「仮説の世界」だわなあ。それを間違えて、すぐ、「実験科学的なものが科学だ」と思ってるんやったら、私たちのように根本的な基礎物理学をやっているような人間は、みんな科学者としてはクビだわ。それは、もう、「妄想の世界」で生きてるようなのがほとんどのものだからさ。(p.46)

 科学者の“一流”と“二流以下”とを分けるもの

湯川秀樹

 科学だって、最後はそうなるのよ。「人事を尽くして天命を持つ」じゃないけど、もう、人事を尽くして、神様のお導きを願ってるのよ。そういう気持ちをみんな持ってるよ。 科学者で、“超一流”まで、あるいは、“一流”までいきゃあ、みんな、そんなふうになってくる。“二流以下”が信じていないのよ。唯物論から出られないのは“二流以下”の科学者でね。それは“実験科学"しか知らない連中だよ。  要するに、物理学でも、「何回実験してもそうなる」というような、計算ができるようなレベルのことをやってる人にはそうかもしれないけど、理論物理学にいったら、「神主の世界」と、ほとんど変わらないっていうことを知らない人たちなんだよなあ。

 だから、うーん、われわれは、「いわゆる科学で、この世の現象なり人間の行為なりが全部説明できる」なんて、思ってもいないんだよ。
(p.51-52) だけど、みんな、数式でごまかしてるの。理系の場合はねえ、みんな、数式が“防波堤”なんだ。  数式を、バーッと黒板いっぱいに書くと。もう文系の人は何も言わなくなるので、みんな、これでカムフラージュしてるのよ。(p.70) 「本物の物理学者は宗教をバカにしない」(p.72)
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「『反証可能性があるもの』こそ科学だ」っていう言い方はカール・ポパーの言ですが、湯川秀樹霊はポパーを否定しているようです。  なお、霊人の湯川先生は、同書のなかで「頭が悪いから、商業学校へ行け」と親に「選別されて、養子に出された」と父親(小川琢治京大教授)のことを「見る目のない親」と次のように非難しています。

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だから、恨みがちょっとあるよ(笑)。「商業学校に行ったら、食いっぱぐれがない」とか。「そろばん」だよ。あのね、物理学者がね、「そろばんをやったら、食いっぱぐれがない」って、親に言われたんだよ。君、この屈辱、分かるっ? 分かるかい? 何という、見る目のない親。これで三高の教授だよ。「そろばんの商業学校に行け。頭が悪いから、三高は受からん。おまえの頭では、三高は絶対に受からんから、商業学校へ行け」と、私は言われているんですから。・・・・ちょっとひどくない?(p.120)

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冗談で言っているのでしょうが、三校(のちの京都大学)教授の父親は見る目が無いとこぼしています。親は「学問をさせてやりたい」と考えて養子に出したのでしょうが、「親の心子知らず」の感があります。

   実は、小川琢治先生は「地震爆発論」のベースになる「マグマ貫入理論」の発案者であり、将来「地震学革命」が成就すれば、大いにその業績が賞賛されるはずです。子が思うほど、ひどい親でも、才能がなかったのでもないことを、記しておきたいと思います。  また、ネット社会では、以下のように、石田理論は基礎レベルで間違っている、と揶揄する書き込みがありますが、基礎レベルを教える教科書が間違っていることに気付いて欲しいものです。

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http://blog.livedoor.jp/occult_classpaper/archives/32466367.html
60: 名無しさんダーバード
2011/07/18(月) 14:57:48.38 ID:???

>ロケット工学の権威である故糸川英夫博士も石田理論を認めているんだけどね。

それは石田昭自身が言っているようにあくまで人づてに聞いただけのことなので、確認されていない
もっとも、糸川英夫は工学者で応用方面の人間で科学者というより技術者
応用方面の分野では優秀であっても科学的思考ができたかどうかは別だ
(例えば進化論を信じないキリスト原理主義者の人でも、医学者としては優秀という場合もある)
糸川氏は似非科学的言動が目立ったことはよく知られている
(と学会の冗談法則に"ひでおの法則"というのがあるが検索してみるといい)

だから、石田昭の似非地震学を信じても、それほど不思議ではない
ただ、糸川博士が認めたか否かに関わらず、石田昭の地震理論は基礎レベルで間違っている事実は動かしようがないが ー

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これは、2011年の書き込みですが、このような揶揄的物言いがいつまでのさばるのでしょうか。やがて教科書も書き換えられることでしょう。

1895 
Date: 2014-02-05 (Wed)
地震予知技術の現状と将来
3・11東日本大震災の直前と同じ異変が
東大名誉教授・村井俊治が警告する
「南海トラフ巨大地震来年3月までに来る」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/37571

という記事が昨年11月の「現代ビジネス」で報じられました。
 かつて、「東海地震はおそくとも2005年までに起きる」と発表(日本経済新聞)し、起きなかったことを記憶されている方も多いと思います。
[510][1733] など参照)
 今回はどうなるのでしょうか、3月までに・・・と言うことはあと一ヶ月に迫っています。
 この地震情報を発している東京大学名誉教授の村井俊治氏の理屈は地殻の変動を調べるいわゆる“測地学的地震予知”に該当するものです。
東大をトップとする日本の地震学者たちが追い求めてきた手法です。その原点は萩原尊禮氏だったと、坂柳義巳氏がつぎのように述べています。  

      ◆  


 何処に問題点があるのか。それは今地震学者が行っている測地学的観測で地震現象を完全に捕らえることが出来ると思っていることである。そのため金が欲しい、人も欲しいと言っている。しかし、今行っている観測は地震学の一部であって、地震予知はその圏外にあるかもしれないと言う反省が無いことである。この傲慢無知が30年も研究しても地震予知は難しい、出来ないと言う原因になっていると思う。
 それは地震予知の研究が始まった時、先ず何をすべきかと言うことになり、萩原尊禮先生の提案で今の様な研究がはじまった。 

 地震学者は測地学的観測から地震予知の糸口を見つけたいと思っているであろう。しかし、それは遠い昔の先輩の夢で、それが不可能に近いことは30年の歴史の示すところである。その夢をいまなお追っているとするならば、それは哀れむべき集団である。ここらで従来の考えを捨ててもっと広い地震学を開拓し、そこに立って謙虚に地震予知を考えるべきである。

      ◆  
 
 また最近では早川正士先生の主張する電離層の低下を利用する予知手法を採用している「ハザードラボ」の情報提供が話題になっています。この理屈は電離層が低下すると、放送局から送られる電波の反射が変わるので、通常の受信状況に異常が現れることを利用するものです。串田義男氏や森谷武男先生らの方法も同じ原理を応用しています。

 この「ハザードラボ」の提供する情報内容については、「自己検証」がデタラメだと言う意見を述べる方もあります。

   以上紹介した二つの手法は、地震予知の可能性が無いとは言えないと思いますが、両者ともに「なぜ地震が起きるのか」という核心を探求していないことに、不信を抱かれるのではないでしょうか。

 地震の発生する原因はマグマ内部の水、またはマグマの高熱に接した水が「酸素と水素の混合ガス」へと解離すること、その解離した混合ガスはプラズマ状態であること、このガスは爆鳴気爆発を起こすこと、これが地震現象の真相であること、などをベースにして理論を構築すれば、もっと説得性のある「地震予知法」が見出せると思うのです。

   どちらにしても、そうした基礎的な研究を積み重ねないで、「予知を競う」風潮からは、社会を混乱させるものしか生まれないような気がします。  気象庁など、国家の機関として、もっと地道に地震現象を探求する姿勢が欲しいと私は思っています。

 ANS観測網は現在十分機能していませんが、一箇所とはいえ「水素濃度」を計測し、発表しているのは、少なくとも計測地点近傍が震源地となることはないと、推定しているからです。自分の周りくらいは自分で納得する方法で計測し"安心感“を持っていたいと思うからです。

 近未来的には、「水素濃度観測網」が全国に配置され、地震予知が可能になると思っています。また遠い未来には予知された震源付近から”解離ガス“を抜き取って「地震をコントロールする技術」にまで発展できるのではないかと思います。さらに研究を進めれば、"解離ガス”は一種の天然ガスですから有効利用することも夢ではないと思っています。

 まずは「地震理論」の革命を果たさないと、未来は見えてこないと思っています。

1896 
Date: 2014-02-13 (Thu)
何度でも言う!「活断層はウソ」
 大飯原発の活断層調査の結果を、原子力規制委がやっと了承したそうです。調査結果はすでに昨年9月に「活断層ではない」と出ていました。それを了承するのに5ヶ月を要しています。何故そんなに時間がかかるのでしょうか。活断層にはウソがあり、本当は「判定」することなんかできないから、時間を掛けて「慎重審議の振り」をしているだけでしょう。

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<原子力規制委>大飯原発「活断層ない」 有識者報告を了承
毎日新聞 2月12日(水)11時53分配信

 原子力規制委員会は12日、関西電力大飯原発(福井県)の重要施設「非常用取水路」を横切る断層「F−6破砕帯」について、活断層ではないとする有識者調査団の報告書を了承した。規制委が断層調査を進める6施設のうち、調査団の報告書を了承するのは、原子炉建屋直下に活断層があると判断した日本原子力発電敦賀原発(同)に続いて2例目。活断層なしとしたのは大飯原発が初めて。

 非常用取水路は3、4号機の原子炉冷却に必要な海水を送る施設で、敷地内をほぼ南北に走るF−6破砕帯が横切っている。原発の新規制基準では、活断層の真上に重要施設を設置することを禁じており、F−6破砕帯が活断層か否かが焦点となってきた。報告書は「将来活動する可能性のある断層等には該当しない」との表現で活断層説を否定した。

 大飯原発の断層問題は東日本大震災後の2012年7月、規制委の前身である経済産業省原子力安全・保安院が全原発の断層を再点検して浮上した。関電の提出資料が不十分であることなどから保安院は「活断層の可能性を否定できない」と関電に再調査を指示。業務を引き継いだ規制委は3回にわたって、現地に有識者調査団を派遣し、関電の調査結果の妥当性を検討した。その結果、調査団は昨年9月に「活断層ではない」との見解で一致。規制委は保留していた大飯3、4号機の再稼働に向けた安全審査を再開した。【岡田英】

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 活断層調査に関しては、これまでにも何回かコメントしてきました。([1752][1736][1835]など参照)  繰り返して断言しますが、そもそも、「活断層という概念」に間違いがあります。

 ゴーストライター事件が現在騒ぎになっていますが、「音楽家の真贋」が見抜けなくて「現代のベートーベン」を作り上げてしまったのと同じような「愚かさ」があります。作曲した本人は「偽音楽家の耳が聞こえない様子はまったくなかった」と偽者のウソを語っているのですから、18年間も取材してウソが見抜けなかったマスコミ(NHK)は何と言う「愚か者」でしょうか。

 活断層に関しても、地震のあとで断層が「ズルズルと、ゆっくり形成された」との目撃談があるのですから、「断層が動いて地震が発生する」というのはウソなんです。日本に断層地震説を根付かせたのはアメリカの地震学会会長を務めたことのある安芸敬一先生であることを[1468]で述べました。そのアメリカでも1906年のサンフランシスコ地震が起きる前までは“単なる痕跡”と考えられていたという解説が以下にあります。

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かつだんそう【活断層 active fault】

 活断層は〈最近の時代まで活動しており,将来も活動する可能性のある断層〉と定義される。ここでいう〈最近〉とは,厳密な規定はないが,現代の地質・地形学の分野では,一般に第四紀または第四紀の後期(およそ数十万年前以降)を指す。 1906年のサンフランシスコ地震のときに,以前から地質学的には知られていたサン・アンドレアス断層が再活動し,新たな変位を生じた。それまで断層とは,過去の地質時代に岩石がずれ動いたことを示す単なる痕跡と考えられていたのが,このとき,断層のなかには現在もまだ活動をやめていないもの,したがって将来にも活動するかもしれないものもある,という考え方が生まれた。

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サンアンドレアス断層と言っても、同じ断層が繰り返しズレ動いているわけではありません。大きな地震が起きるたびにその付近一帯に新しい断層が発生しているだけです。サンフランシスコの近辺は東太平洋の海底から延びる海嶺が地上部に浮上している場所であり、地殻の浅い部分にマグマが存在して、地震の多発地帯になっているのです。同じ一帯で地震が起きているますが、毎回同一の断層が動いているのではありません。

 いい加減に「活断層のウソ」を見抜いていただきたいと思います。

5ヶ月もかかって、調査結果を「了承」する委員会など必要ありません。「活断層はウソ」と見抜くだけで作業は終るはずです。 それにしても「活断層なし」と云うニュースの取り扱いが小さい気がします。

 このように、産経新聞では報じられていますが、朝日新聞では「原発審査「年度内終了せぬ」/規制委・田中委員長が見通し」と云う小さな記事しか載っていませんでした。 朝日新聞の「反原発姿勢」が見てとれました。正確な情報を読者に伝えると言う姿勢を朝日新聞は放棄しています。

 このような偏向した報道姿勢を持つマスコミがメジャーとなっている社会では真の民主主義が形成されるはずがありません。

 朝日新聞や東京新聞(中日新聞)のような偏向新聞が社会を全体主義へと誘導することは、ナチスドイツの誕生した過程と同じであり、教訓として持っておく必要があります。

1897 
Date: 2014-02-13 (Thu)
今は超越的理解の時代にある
 イスラム過激派が「ソチで地震を」と呼びかけているという報道がありました。こうしたニュースを聞くと確かに「宗教があるから争いが起きる」という言い分も解るような気もします。しかし、これは浅慮であると反論しましょう。まずはそのニュースを紹介します。 http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPTYEA1B02R20140212

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「ソチで地震を」、イスラム過激派が神への祈り呼び掛け
2014年 02月 12日 12:04 JST
[ソチ 11日 ロイター] -北カフカスを拠点とするイスラム系武装集団が支持者らに、冬季五輪開催中のソチでの地震発生を祈るよう訴えている。「ロシアの異教徒」との戦いで殉死したイスラム教徒のための報復だという。

 「地震の祈り」を呼び掛けているのは、イスラム国家の樹立を目指す武装勢力「カフカス首長国」の一派。インターネット上に10日投稿された文書で「(ソチは)無神論者や異教徒らの五輪だ。やつらは傲慢にも、我々の祖先がイスラムを守るために血を流した大地での開催を決めた」とし、 「この手紙を読める人は誰でも、全能の神がソチの大地を地震で壊すよう祈ることができる」と支持者らに訴えた。

 ソチはイスラム教徒の多い北カフカス地域の西端に位置し、今回の五輪では、先住民チェルケス人が19世紀に追放されるまで多く住んでいた場所でも競技が開催されている。

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 宗教は「この世的な権力」の拡大のために存在するものではないはずです。最初に「教え」を説いた宗教家は「多くの人を幸福にしたい」と願い、「影響力」の拡大を意図したことはあるでしょうが、「既成の教え」で幸福感を満喫しているのなら、「より高度の幸福感」を教えることはあっても、「無理な改宗」を勧めることは無いと思います。その意味で高等宗教であれば「寛容な姿勢」を持っていると思います。

 他宗を排斥し、攻撃するのは「弟子筋」の無理解のよるものであって、「教え主」の意向とは違うのではないかと思います。イスラム過激派にはこの「無理解」があるように思います。本当に「教え主」に寛容さが無いのなら、高等宗教の看板を下ろさなければいけないと思います。

 世界宗教となった教えでも、時代や環境、その国のその時代の常識などによって教えに「方便」というものが入っているはずです。それを理解しないで「教条主義」的に活動すれば「○○原理主義」と云う形で社会に混乱を生んでしまいます。

 たとえ話でいえば、ヨーロッパの人がモンブランが最高峰だと言い張り、アフリカの人がキリマンジャロが最高峰だと主張するようなものでしょうか。他の世界を知らなければ、その主張が正しいように思えるのですが、地球にはエベレストと言う最高峰が存在するのは確かなことです。そして、どの大陸とでも、地下水は繋がっているわけで、どの「教え主」も地球の最高峰つまり「至高神」とは繋がりがある筈です。

  イスラムの過激派が念ずる「アッラー」も、西洋社会で信仰されている「主イエス」も、そして仏教徒が信ずる「仏陀」も、地下水では通じ合っていることを知れば、「宗教があるから争いが起きる」という「無理解」ゆえの「誤解」は氷解するはずです。 地球は今、そうした「超越的理解」の時代に入っているように感じます。

1898
Date: 2014-02-15 (Sat)
朝日新聞は絶対に間違っている
 朝日新聞の今日の社説は、「浜岡原発を動かしてはならない」と言うものでした。これは絶対に間違った考え方です。歴史の検証で明らかにされるはずですが、朝日新聞は「国家滅亡を企画した勢力」と判定されるはずです。

 そもそも、動かしてはならないと言う理由として、「浜岡原発が、南海トラフ巨大地震の想定震源域に立地しているからだ」としていますが、南海トラフ巨大地震なるものは科学的な根拠があるものではありません。フィリピン海プレートが年間数ミリーメートルの速度で潜り込んでいると言うこと自体が誤解に基づく間違った理論です。

  プレートテクトニクス理論は一つの仮説にしか過ぎません。仮説に基づく理論で恐怖を煽っていますが、プレート理論にしたがって予測できた地震などありません。政府が発表した今後30年間以内に起きる地震確率という図にプロットした1979年以来の大地震を見れば分るように、確率の低い場所で地震が起きています。この確率計算はプレート論に従って計算されていますが、プレート仮説が間違いであることを如実に示しています。

 そんな「アメリカ渡りの間違い理論」で原発を停止してはなりません。原発停止による電力不足が国家の衰退をもたらす危険性のあることを2回にわたる「大雪」から学ばなければいけません。

 電力の不足により暖房も充分に取れない老人が寒さに震えていることを朝日新聞はどのように捉えているのか、電気料金が高騰し、家計が苦しくなっていること、産業への悪影響が徐々に進行していることを、どのように思っているのか、「国が滅んでもいいのか」と叫びたくなります。JR東海の葛西氏の主張を真摯に受け止めて欲しいと思います。(参考:[1837][1864]

 朝日新聞の猛省を促すものであります。

なお、当セミナーでは[1659]総理大臣の判断を誤らせる地震学、および[1660]中部電力への要請で、通説地震学者の間違いを訴え、中部電力への要請を行ってきましたが、受け入れられなかったことはとても残念です。

1899
Date: 2014-02-22 (Sat)
定説論学者も抱く「歪蓄積理論」への疑問
 ネット上では「石田理論は説得力があるが、幸福実現党から立候補したひとだから、信頼性がもう一つ・・」とか「幸福の科学と言うスポンサーがついたから、叩かれても止めないだろう・・」とか云う書き込みがあります。

 確かに、幸福実現党の初代愛知県幹事長を引き受けたこと、衆議院選挙に立候補したこともあり、その肩書きでのメッセージ動画もyoutube上に残っていますので、政治活動の経歴を否定するものではありません。ただし現在は、幹事長職を退いています。また、スポンサーが付いたわけではないことは、[1489]で紹介した幸福の科学出版が発行している雑誌「リバティー」の記事を見れば明らかです。

 リバティー編集部は川崎一朗・元京大教授(京都大学防災研究所)らの定説論(プレートテクトニクス論、活断層理論)をベースに記事を作っています。リバティー・天変地異の時代(1)の一節を紹介します。

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地震大国・日本は地震研究で世界をリードしているが、その最前線に立つ京都大学防災研究所地震予知研究センター長の川崎一朗教授は、地震学の現状は研究が進めば進むほど謎が深まるばかりなのだと話す。


Liberty 2008.10 No.163より
石田による解説:
図中"ゆがみ"の蓄積とありますが、"歪(ひずみ)"の間違いでしょう。
”ひずみ”(strain)と”ゆがみ”(distortion)とは別物です。
strainはstress(応力)を伴った変形のことです。
distortionは単なる変形であってstressが伴いません。
岩盤にはstrainやstressを蓄積する能力はありません。
ストレスが溜ったという精神的なストレスの概念と力学的なストレスの概念とが同じである、

と地震学者は勘違いしているのではないでしょうか。
当然ながら両者は全く別のもので、言葉の意味、使い方が違います。

 地震は、地球の表面を覆う厚さ約100キロメートルの岩盤(プレート)が動くことで発生するが、陸地のプレートのズレ(活断層)が動いて起こる「内陸型」と、海底で沈み込んで歪んだプレートの反動で起こる「海溝型」の大きく二種類がある(上図参照)。

 1995年の阪神・淡路大震災以降、日本の地震学は、地震発生のプロセスや地殻構造の分析、シミュレーション技術の進歩などによって目覚しい進歩を遂げてきたというが、「ますます分からなくなっている」とはどういうことなのか。

「なぜ地震が起こらないのか?」

 例えば、海底のプレートは年間約10センチメートルの速度で沈み込んでいるが、それによって生じる歪みに見合うだけの地震が起きていない。

日本列島の下に沈み込む太平洋プレートの動きから計算すると、三陸沖から宮城沖でマグニチュード8クラスの巨大地震が30〜40年間隔で繰り返し発生してもおかしくないのに、実際には100年に1回ぐらいしか起きてない。

「一般の人は『なぜ地震が起こるのか?』と疑問に思うわけですが、私たち研究者にとっては、『なぜ地震が起こらないのか?』ということが疑問なのです」と川崎教授は明かす。 「これだけの地震が起きる」という科学的な分析結果に比べ、実際に発生する地震の回数は少なく、まさに収支≠フバランスが合わない。それは、目に見えない現象として、いつの間にかエネルギーがどこかへ放出されてしまっているとしか思えないそうだ。

川崎教授は苦笑いしながら言う。

 「我々が想像している以上に自然は複雑です。科学が進歩すればするほど、その向こう側に分からないことが、どんどん増えていく感じなんです


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 このように、幸福の科学出版の論陣は「定説」に基づいていることは明白です。
ところで、川崎教授(現在は京都大学を退職)は「科学が進歩すればするほど、その向こう側に分からないことが、どんどん増えていく感じなんです。」と述べておられますが、地震科学に関しては「進歩」と言えるかどうか怪しいのです。

 地震爆発理論(石田理論)は、京都大学の地学教室を開設された小川琢治先生や、東京大学地震研究所所長から、京大へ移られた石本巳四雄先生らの「マグマ貫入理論」がベースになっているのです。しかし、現在の定説は「マグマ貫入理論」を否定したものであり、「進歩」ではなく、迷路に入り込んだ「退歩」と見るべきものと考えられます。

 その「退歩」の理論は「歪の蓄積」ということに拘っていますが、それは「添水(そうず)」、「ししおどし」のような理論で脆弱な前提だと、地震学者の島村氏が以下のように紹介しています。


添水(そうず)

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140221/dms1402210731004-n1.htm

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地震学者をだました活断層 「添水」の仮説は脆弱な前提
2014.02.21
地震学者が米国の活断層に騙(だま)されたことがある。

 地震学者が、ここならば地震予知は簡単だろうと考えていた場所がある。米国カリフォルニア州のパークフィールドというところだ。ロサンゼルスとサンフランシスコのほぼ中間に位置する。ここはサンアンドレアス断層という長さが1200キロもある大断層の一部である。この活断層はカリフォルニア州を西北から東南へ横断している。

 開拓時代よりも昔のことは分かっていないが、ここでは1857年から過去6回の地震が、じつに規則的に、20〜25年ごとに起きていた。最後の地震は1966年だった。

 どの地震もマグニチュード(M)は約6とそろっていた。地震のときの地震断層の動きかたも瓜二つで、たとえば9000キロ離れたオランダの地震観測所で記録された地震記録は、見分けがつかないくらいよく似ていた。

 このため「次」である90年前後に合わせてこの地域のまわりには網の目のようにいろいろな観測点が敷かれ、次の地震を待つ準備は万端、整えられた。

 過去の地震のうち最後の2回では、本震の17分前にM5の地震が起きていた。前震である。

 そして、ある日、M4・7の地震が起きた。誰の目にも来るべき地震の前震に見えた。

 そのうえ、地殻変動や井戸の水位にも変化が現れた。

 そして地震学者たちが固唾を呑(の)んで待つこと数時間。1日。数日…。

 そして数週間。やがて数カ月。しかし何も起きなかった。

 結局、これほど分かりやすいと思われた事例でも、地震学者が期待した地震は起きなかったのだ。

 じつは15年もあとの2004年になってから、近くでM6の地震が起きた。しかし詳細に調べてみると、この地震は震源の位置も、震源断層の動きかたも違った。明らかに別種の地震だったのである。

 地震が繰り返すメカニズムは、日本庭園にある添水(そうず)のようなものだと信じられている。つまり、地震を起こすエネルギーが一定の早さでたまっていって、やがて限度を超えると、地震が起きる。直感的で分かりやすい仮説だ。この米国の事例はこの仮説に冷水を浴びせるものだった。

 現代の地震学でも、パークフィールドの地下で、一体何が起きたのかはまだ分かっていない。単純な繰り返しをストップさせたのが何だったのか、あるいはそもそも周期などなかったのか、皆目見当がつかないのである。

 だが日本では、政府の地震調査委員会が発表している日本各地の将来の地震確率はこの「添水」の仮説を前提にしている。地方自治体や一般の人が一喜一憂するにはあまりに脆弱(ぜいじゃく)な前提というべきであろう。  

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以上が島村先生の記事です。

 定説地震学者の島村氏でさえ、「歪蓄積理論」には疑問を持っておられるわけです。”ゆがみ”とは「死んだ歪」のことであると言う解説は[1838] 歪の蓄積論は観念的なお遊びに過ぎないでも解説しましたので、参考にしてください。

 地震爆発論(石田理論)は「マグマ爆発論」の流れを汲むものであり、地震科学の「進歩」した姿であると思っています。そして、ネット上にある「組織的なスポンサーシップ」とも無縁であることを述べておきます。

1900 
Date: 2014-02-22 (Sat)
至極まっとうな話がなぜ理解できないのだろう
大前研一氏の見解を紹介した一年前の週刊ポストの記事だそうです。至極まっとうな話であるのに、なぜ主流のマスコミ紙に載らないのだろう。
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活断層を理由に原発止める規制委は世界の非常識と大前研一氏 (週刊ポスト2013年2月1日号)  http://www.asyura2.com/12/genpatu29/msg/818.html

  東日本大震災から2年近くが過ぎた。東京電力・福島第一原子力発電所の事故からも、ほぼ同じだけの時間が経っている。ところが、日本の政策は科学的・技術的・論理的思考のかけらもないと大前研一氏は指摘している。さらに、原子力発電所を停止する理由に挙げられる活断層の存在も、原発の存続の論議のためには世界の常識から逸脱していると解説する。

 * * *

 現在、原子力規制委員会は「活断層」を理由に原発の再稼働にストップをかけようとしている。すでに規制委は調査の結果、東通原発の敷地内の断層を活断層と断定し、敦賀原発の真下を走る断層も活断層の可能性が高いと判断、大飯原発も重要施設直下に活断層があれば停止を指示する方針を示している。

 しかし、昨年暮れ、福島でIAEA(国際原子力機関)の復興会議が開かれた際、地質学の権威であるNRC(アメリカ原子力規制委員会)のアリソン・マクファーレン委員長は「地層の一部を見ただけで活断層かどうかわかるのか?」と不思議そうに話していた。

 私と一緒に東電原子力改革監視委員会の委員を務めているデール・クライン元NRC委員長も「カリフォルニアの原発は地震多発地帯のサンアンドレアス断層の上にあるが、そんな議論は聞いたことがない」と驚いていた。

 そもそも、地表近くの地層から活断層かどうかを判断するのは至難の業である。百歩譲って活断層だったとしても、それがいつ、どのくらいの規模の地震を引き起こすのかを予測することは、ほぼ不可能だ。活断層型の強烈な中越沖地震に見舞われた東電・柏崎刈羽原発は、いずれもスクラム(緊急停止)には成功している。活断層があったら即停止、という規制委の姿勢は、いたずらに不安を煽る非科学的な魔女狩りだ。

 規制委が活断層を理由に原発を止めたままにしようとするのは、理屈からいえば至極当然である。彼らは、民主党政権から「規制委がOKなら再稼働」と下駄を預けられた。つまり、再稼働して万一事故が起きたら、自分たちの責任になる。永遠に停止していれば、永遠に責任を問われない。だから規制委の学者たちは保身のために一生懸命、活断層を探しているのだろう。

 しかし、活断層を理由に原発を再稼働させないという決断の責任は、とてつもなく大きい。このままでは太陽光発電を原発の発電コストの4倍で買い取るフィードインタリフ(固定価格買取制度)や円安などの影響により電気代は上がる一方で、貧しい人ほど負担が大きくなる。自分たちで自分たちの首を絞めているようなものである。

 その自覚や事実の積み重ねもないまま原発の存廃を論議している日本人は、世界の常識から逸脱していることに早く気づくべきなのだ。

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活断層で騒いでいるのは「日本の常識」なのかもしれませんが「世界の非常識」でもあるようです。”活断層はウソ”なんですから、非科学的な魔女狩りだと云うのは当然です。 早く気がついていただきたいものです。

1901
Date: 2014-02-24 (Mon)
地震学者は税金泥棒論に耳を傾けるべし
 本日の産経新聞に政府の地震調査委員会が発表する「地震長期予測地図」なるものの改訂版が報じてありました。これは毎年更新されるもののようですが、いったいどれほどの意味があるものなのか、これを見て何らかの対策に役に立っているものなのか、疑問に感じます。こんな無意味かつ出鱈目な仕事を、多数の“有識”委員を使って行い、恥ずかしくないのでしょうか。増税に苦しむ庶民からは「税金の無駄遣いを止めろ!」の声があることを知らないのでしょうか。ネット上には”地震学者は税金泥棒だろう!“という声があるのを知ってください。
  これまでも、「地震確率」は無意味であるとして批判してきましたので、批判はもうホトホト嫌になっているのですが、改訂版と言う「仕事」を肯定したとみなされるのはもっと嫌ですので、気付いた「出鱈目」を述べておきます。

・そもそも、東北沿岸では太平洋プレートと称するものが潜り込んで歪が蓄積されるとしているのに、潜り込む前のF地帯でなぜ地震発生の可能性があるのか、その理屈が説明できません。

・Iが確率ゼロなのに、Hは不明、Eは30%となっています。また、その北のGは不明で、南のJは10%となっています。さらには、Kが70%と高い確率なのに、その南隣のLが不明になっています。そんなに細かく地域を分割して確率を計算して意味があるのでしょうか。結果をどのように使えというのでしょうか。

・MとNがほぼゼロで、Oが70%と高くなっています。東京の人はどちらを信じたらよいのかわからなくなってしまいます。(あたるも八卦、あたらぬも八卦・・・なのでしょうか。)

・記号の※印は東日本大震災で確率が高まった可能性がある活断層だそうです。確率論のベースにある([1899]で紹介した)“添水(そうず)”理論によれば、東北沿岸では“添水”は今下がっているはずです。つまり”歪“は開放されて地震発生の可能性が下がったはずです。なのに、どうして地震後に発生の可能性が高まるのでしょうか。

 地震学会の説明では地震によって新たに”ひずみ“が生まれ、それが、周囲に付加されたということになっています。(ないふるNo.13 余震の基礎知識 余震とは?)その説明は"歪”のことを、”ゆがみ(distortion)”と混同している可能性があります。確かに、地震で地盤は変形しますが、それは応力を伴わない単なる変形つまりdistortionのことであって、応力を伴う”歪(ひずみ strain)”とは無縁のものです。

   地震関係者は正しい力学を知らないで、“今日は会議で絞られ、ストレスが溜ったよ、岩盤もあんな巨大地震があったから相当なストレスが溜ってるだろう・・”と言うような程度のストレス談義をしているのかもしれません。

 厳しいようですが、力学を知らない地震学者は早急に職を辞してください、と言いたくなります。

1902 
Date: 2014-03-05 (Wed)
朝日新聞にみる地震の「御伽ばなし」
 3月3日付の朝日新聞「科学の扉」で、近い将来に発生が心配されている「南海トラフ地震」の解説がありました。


 従来考えられていた海溝付近での地震震源域が、地震深部探査船「ちきゅう」の探査でもっと広いものであることが裏付けられた、ということです。それにより、南海トラフ地震の震源域も見直されて広域になったという内容です。

 「ちきゅう」が探査したところ、東日本大震災の現場では海底下820mに断層が見つかり、これまで考えられてきたよりも震源域が広がっていたという解釈のようです。それで想定外の大きな被害になったのだ、だから、南海トラフ地震も想定震源域を拡大して、想定被害も多大に見積もっておかないといけない、「想定外だった」と云うミスを繰り返してはいけないということなのでしょう。

 しかし、矛盾がたくさんあります。

 図にある「従来考えられていた震源域」の沖合い、という部分(地震に関係なく1年に8〜10cm移動と書いてある部分)は従来から「プレートが跳ね上がる」部分で、津波を発生させる原因と説明されてきたのではないでしょうか。「調査の結果、考えていた以上に広い範囲が動いたことがわかった」とありますが、これが「ことさら新しい知見」であるとは信じられません。前からわかっていたことでは無いでしょうか。

 記事にも「大地震を起こすのはプレート境界の深い部分。浅い部分はずれることは無い」という地震学の常識が覆された、とあります。それでは、プレートが跳ね上がって津波が起きるという説明は常識ではなかったのでしょうか。

 さらに記事では、 「深さ20〜50kmを中心とするプレートの境界の深い部分は、硬い岩盤同士ががっちりくっついており、ひずみを蓄積しやすい。耐え切れなくなると、固着したところが大きくずれて地震が起きる。ずれの起点をを震源、ずれる領域全体をを震源域と呼ぶ。 一方、深さ数キロ未満の浅いプレート境界は、軟らかい堆積物からなり、ひずみをためにくい。深い部分からずれが伝わってきても、一緒になってずれることはなく、ずれを吸収して受け止めるクッションのように働くと考えられてきた。」

 とあります。何度も言いますが、岩盤には歪を蓄積する能力はありません。応力がかかれば、「ポキッ」と折れてしまいます。「ハガネ」のような弾力は岩盤にはありません。

 地震の発生原因を爆発現象と把握しなければ、地震の真相は見えてきません。また、後半部に書いてある「軟らかい部分は、ずれを吸収して受け止めるクッションのように働く」と考えていたのなら、津波は起きないはずです。

   定説地震学は岩盤の「力学」を無視した「御伽草子」のようなものです。「国引き物語り」のような抽象論ででっち上げた「地震学」を早く卒業して頂きたいものです。今回の朝日新聞の「科学の扉」はとても「科学」と呼べるようなものではないことを認識して頂きたいと思います。

1903 
Date: 2014-03-07 (Fri)
福島の原発事故原因と熱解離現象の関係 
 今日の産経新聞に福島第一原発事故の「爆発原因 なお未解明」と云う記事がありました。


情報速報ドットコム

 記事によれば、「水素爆発したのは「ジルコニウム」という金属性の被覆管が熱せられ、水と化学反応したことで水素が発生」、「逃げ場を失った水素に何らかのきっかけで発火し爆発」とあります。「着火源は静電気の可能性があるが、分っていない。」ともあります。

 化学反応で水素が発生したと解釈していますが、要するに水が「熱解離」によって、酸素と水素に解離(分離)するということが理解されていないのではないでしょうか。1、3号機の格納容器内にも、また、4号機にも、熱解離した酸素と水素が充満していた可能性が高いのです。

 当時の原子力安全委員長であった班目春樹氏の談話でも、首相には「格納容器内には酸素がないので、水素爆発はないと説明した。」と語っています。  最先端の化学知識と云うものに、欠陥があるのではないでしょうか。水が熱によって酸素と水素に分離するという「熱解離現象」が理解されていないために、ネット上では「”電気分解”以外に水素が得られるのならノーベル賞ものだよ」と云うような揶揄的発言が見られます。やはり、化学知識に「欠陥」があるのでしょう。

 つまり、福島第一原発事故は「地震爆発説」で述べている「爆発イコール地震」を原発サイトで起こしてしまった可能性があるのです。このセミナーでは、原発を襲った津波が勿来の沖合いで実施されていたCCS(二酸化炭素地中貯留計画)による地震の結果である可能性を述べて来ましたが、原発の敷地内でも「人為的地震」を起こしていたことになります。

 原発事故の原因と熱解離の関係はこのセミナーでも[593][594][595]、あるいは[789][790][792]などで、事故原因の可能性があるので、研究するべきであると提言してきました。さらに、2003年に起きた三重県企業庁のごみ発電所での爆発事故に関しても、放水によって、かえって爆発を起こしてしまう危険性を喚起していました([584]〜[590]参照)。作業中の消防士が死亡した事件でしたが、こうした「未知科学」への無知性から引き起こす「悲劇」を繰り返してはいけません。

謙虚に「未知の科学」に基ずく「化学的知見」を求めて、研究の姿勢を改めなくてはいけません。
 三重県企業庁のごみ発電所での爆発事故は、結局[606]にあるように「曖昧模糊」とした原因の調査報告で終わりになったようです。

 因みに、熱だけを用いて水素を製造する研究開発という研究があるようです。将来的には海水から無限のエネルギーが取り出せるのではないでしょうか。そうなったら、そして極東地域に拡張主義の独裁国家がなくなったのならば、原発は必要なくなるでしょう。

1904
Date: 2014-03-07 (Fri)
専門家不在の原子力規制委員会
 [1903]に紹介した今日の産経新聞の続きです。

 班目春樹氏が、「現在の原子力規制委員会」には原子力安全の専門家が不在だと言っています。

不在の理由は「御用学者」と言われる人を民主党が人選で外したからです。当然「非御用学者」は原発サイトという「現場」を知らない人になるでしょう。「現場」は電力会社と協力関係でなければ入れないのですから、当然のことでしょう。会社や政府に協力した学者は全て「悪」と云うようなレッテル貼りをマスコミが中心になってやっている姿が見えてきます。

 昔は良くあった「炭鉱での落盤事故」を思い返してみます。マスコミ論調は、「炭鉱内部では鉱山会社と、御用学者が協力して「いかがわしいこと」をやっていたに違いない」、だから、「採炭作業の安全委員会は「炭鉱現場」に入坑したことのない学者から選出しなければならない。」と言っているようなものです。このような「コメディー」が民主党政権以来続いているのです。

 炭鉱事故ならば、誰でも理解できるコメディーが、原発問題になると「変な色」が付いておかしな議論になってしまいます。

 そろそろ、まともな感覚で社会を仕切って頂きたいと願います。もっとも、未知科学への謙虚な姿勢を欠いて、「水素爆発はない」と助言するような人物では困ることは当然です。
参考:
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2704H_X20C12A2CC1000/
http://www.asyura2.com/13/genpatu35/msg/725.html /
追記: 海水による冷却は中断されていなかった、それでも、水素爆発が起きた、要するに班目氏の「科学知識」がデタラメであったことがはっきりしています。海水注入の中断は「ケシカラン、責任を追及すべき」と憤慨したのは滑稽な話です。自分の間違った知識に傲慢ともいえる固執があったことが原発事故に関して、大きな混乱を生んだことを反省して頂きたいものです。

 動画を見れば、"謙虚さ"に欠けることは明白です。

1905
Date: 2014-03-10 (Mon)
原発事故の真相は「水の熱解離現象」にある
[1903]の記事では「(水とジルコニウムとの)化学反応で水素が発生したと解釈していますが、要するに水が「熱解離」によって、酸素と水素に解離(分離)するということが理解されていないのではないでしょうか。1、3号機の格納容器内にも、また、4号機にも、熱解離した酸素と水素が充満していた可能性が高いのです。」と解説しました。

 政府事故調の報告書(平成24年7月)では以下のように、水素の発生源として、「放射線分解」と「ジルコニウム・水反応」という二つの原因しか考慮されておりません。炉内が3000度近くまで高温になるのなら、解離度は10%(ただし1気圧下で)を超えるはずです。少なくとも、格納庫から漏れ出したときには、1気圧に晒されるはずですから、解離ガスはかなり発生すると考えるべきです。

 解離現象の理解がないために、[1903]に紹介した新聞記事のイラストには、格納容器内にも、そこから漏れ出る先の建屋内にも、H2しか表示されていません。


産経新聞2014年3月7日------------------------------- 地震の原因と地震予知より

「水の熱解離」によるH2とO2の発生が考慮されていない

班目春樹元委員長の知識にも、「熱解離によって酸素と水素が発生する」という基本的な知識が存在していません。だから、「格納容器内には酸素がないので、水素爆発はない」と菅首相に説明することになってしまったわけです。実際は、格納容器から漏れ出るガス自体に酸素と水素が混合している可能性があるのです。

 このように、原子炉を冷却するための全電源が津波で喪失したことによる、「惨状」の本当の原因(水の「熱解離現象」)が事故原因を調査する委員会各氏に把握されておりません。

 原発事故の解明作業は、基本的な問題から、見直しが必要であり、「知識の総入れ替え」が必要であると考えています。

参考

ネット上で検索すると、水素の発生に関して以下のようなQ&Aがありましたので紹介します。ジルコニウムが酸化して酸素が奪われた、と解釈されているようです。

Zr(ジルコニウム) + 2H2O(水) → ZrO2(ジルコニア) + 2H2(水素)

Q:福島第一原発事故の水素爆発の原因は何だったのでしょうか? 水素が大量に発生した発生源や爆発の直接の原因は解明されているのでしょうか?

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ベストアンサーに選ばれた回答
tibi23118さん
A:水素が大量に発生した発生源というか原因は下の方が言うジルコニウムですが、このジルコニウムから発生したのではなく、冷却出来なくなり原子炉の中のジルコニウムで保護された燃料棒の温度が2800度まで上がり溶け出し、中の水が高温で蒸気に変わりこの蒸気がジルコニウムの酸化で酸素をとってしまったのです。それで残ったのが水素でした。
水、水蒸気は高温になると結構不安定ですから、(ジルコニウムが)溶けて高温になり酸化力の増したジルコニウムが酸化してしまいました。
この水素が原子炉から漏れたのです。大量に漏れたのは原子炉の圧を抜く為のベント作業の失敗です。
ベントの手順途中のベンの操作が判らず混乱してる中でベントの排気ダクトと同じ系統の使用済み燃料棒保管プールのある部屋に逆流し溜まりました。勿論保管プールで発生したであろう水素も含まれます。
爆発はこの溜まった水素に何らかの作業中の機器の火花が引火しました。
以上が1号機の状況です。
3号機はまだ原因が解明されてませんが水素爆発でなく他の原因です。
4号機は3号機と排気系統が同じで、繋がっていた為3号機で発生した水素が4号機建屋内に溜まって水素爆発しました。
色々言われていますが上で述べた事が真実のようです。
これを見てるとやはり水素爆発も作業のミスが原因の大きい部分を占めてるようです。

1906
Date: 2014-03-10 (Mon)
地震・津波に関する知識の総入れ替え
 福島原発事故の原因に関するもう一つの盲点は津波が二方向から原発を襲ったということ、そして、南から襲った津波が巨大なものであり、その津波を起こした原因がCCSである可能性があるということです。

 この問題に関しては何度も解説してきましたが、原発サイトでの津波の波高記録というものがありました。

 図中に、津波「早波」とあるのが、北方から襲来した津波であり、津波「遅波」とあるのが、南から押し寄せた巨大津波です。二つの津波が原発サイトで重なり合って大きな波高になったことが記録からも明らかであります。南から襲来した津波は[1842]で紹介した巡視艇「まつしま」が遭遇したものです。乗員が「波高10メートルはあるなぁ・・」と評していること、ビデオ画面の中で(4:26辺りから)船体が急激に傾斜することからも分るように、前面が急激に立ち上がる「段波」(bore)のような形状の波です。したがって、図に見えるように、急激な立ち上がり(水位上昇)が見られる変化と、ビデオに写っている津波とは同一のものであることが頷けます。

 一方、朝日新聞によれば「岩手、宮城両県は、沿岸で計画する巨大防潮堤の高さを当初計画より引き下げることを、住民の要望で決めた」ということです。

 福島原発を襲った二つの津波の片方(南からの津波)がCCSという人為的な行為で起きたものであることが分れば、今後そうした人為的な作業を止めさえすれば、このような大きな津波を対象から除くことは合理的な判断と言えるでしょう。

 人為的に起こしてしまった地震・津波の発生原因について検討を加えることは重要な問題ですが、基本的な認識が貧弱なままでは、そうした議論も起きてこないでしょう。

 この面でも早く、「知識の総入れ替え」をしていただきたいと思っています。

1907
Date: 2014-03-11 (Tue)
3年経過しても学習なし
 東北大地震から今日で3年が経過しましたが、いぜんとして地震の知識には進展が見られません。Mr.サンデーという宮根氏の番組では[1895]で紹介した村井俊治氏(南海トラフ巨大地震は今年3月までに来ると述べておられた人)が、プレートが押す力とか、それによって歪が蓄積されるとかの議論を展開していました。プレートは自重で沈降するだけだと言うのに、どうして相手のプレートを押す力があるのか、力学的に考えても矛盾のある話です。

 巨大地震の後に地震が多発している原因を、歪の蓄積・開放現象として説明することには無理があります。岩盤には歪を蓄積する能力などありません。  地震爆発論では、大きな地震の後には解離層が乱れて、解離と結合(地震)が繰り返されていることで、地震が繰り返して起きることを説明しています。解離層が安定するまで、この過程が繰り返されるのです。詳細はビデオ「地震が起きる本当の理由」をご覧ください。

 解離層が安定するまで、地震が継続することを映像的に理解するために防災科学技術研究所Hi-Netの記録を紹介します。上の図は、東北大震災が起きた前後12時間の地震記録を示したものです。北海道(上部)から九州(下部)までに配置されている地震計の記録を示したもので、横軸は時間です。一枚で一時間分を表示しています。地震発生直後から、激しい爆発が連続して起きていることが分ります。[
1899]で紹介した”添水“に溜った水が放出されたという歪の解放という理論でいえば、このように連続して”添水“が上下するはずがありません。
次の動画は、youtubeにあったもので、地震の発生を時系列で表示したものです。地震後の回数がいかに激しいものであるかが分ります。後半部(8分30秒辺りから)にある地震の累積回数を見るとM5以上の大きな地震では、半年後くらいに平常に戻っていますが、M3という小さな地震まで含めた統計では一年経っても平常値に戻っておりません。
http://www.youtube.com/watch?v=eKp5cA2sM28
このように長期間にわたって、“歪エネルギー”と言うものが放出されるとは考えられません。早くアメリカ生まれの「プレートテクトニクス理論」、「活断層理論」を廃棄処分にして欲しいものです。

1908
Date: 2014-03-12 (Wed)
原発事故の原因を根本的に見直せ(地震爆発論学会見解)
 福島原発事故発生当時の東京新聞の報道をチェックしてみました。重要なポイントは紙面の図にあるように、漏れ出したガスが「水素のみ」とあることです。 一部を抜粋して紹介します。
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 3号機でも水素爆発、11人けが 格納容器は健全と東電
2011年3月14日

------3号機で水素爆発(動画の題名にある核爆発ではありません)--東京新聞2011年3月14日-------産経新聞2014年3月7日

 経済産業省原子力安全・保安院によると、14日午前11時すぎ、東京電力福島第1原発3号機で水素爆発が発生した。東電によると、11人が負傷。防衛省によると、自衛隊員らが骨折などのけがをしているという。原子炉圧力容器や原子炉格納容器は健全と確認したとしている。枝野幸男官房長官は「放射性物質が大量に飛び散っている可能性は低い」と述べた。

 保安院は同原発から半径20キロ以内の住民ら約600人に屋内退避を呼び掛けた。同原発敷地内の放射線量を測定するモニタリングポストでは、毎時20マイクロシーベルトを計測。急上昇はみられないという。

 東電によると、けが人のうち6人は社員4人と協力会社の2人。

 3号機では原子炉の水位が低下し炉心の燃料の一部が露出、溶融し、水素爆発の危険性が指摘されていた。1号機では12日に水素爆発が発生、原子炉建屋上部が吹き飛んだ。

 東電は14日、1号機と3号機で、炉心を冷やすための海水注入を続行。午前1時すぎ、海水をためる水槽の残量が少なくなったため中断。同3時20分に3号機で注入を再開した。その後、3号機の格納容器の圧力が上昇したため、作業員は所内の緊急時対策室に避難。上昇が止まったため、作業を再開していた。

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 当時も今も、原子炉から漏れ出したガスを水素ガスとしていますが、[1903]、[1905]で紹介したように、漏れ出したのは「水素と酸素の混合ガス」つまり解離ガスであると考える必要があります。班目元委員長の説明にある「その後、格納容器から漏れ出た水素が格納容器の外側で空気中の酸素と混ざり爆発した」と云う認識は誤謬であり、「外部の空気と接触しなければ安全である」という認識にもつながりかねず、危険であると言えます。  

原発事故の原因追求は、CCSによる津波の発生機構をも含めて、
根本的に見直す必要がありそうです。

 しかし、一部のマスコミ論調にあるような原発の危険性を煽るのではなく、「津波による全電源喪失さえなければ、そして冷却が指定どうりに完全に実施できていたら、原発は安全である」ことをも認識しなければならないと思います。女川原発が安全に運転停止できたことは日本の原子力技術が高いことを示しているはずです。

新視点 [1903]では次の様に紹介しました。 「福島第一原発事故は「地震爆発説」で述べている「爆発イコール地震」を原発サイトで起こしてしまった可能性があるのです。このセミナーでは、原発を襲った津波が勿来の沖合いで実施されていたCCS(二酸化炭素地中貯留計画)による地震の結果である可能性を述べて来ましたが、原発の敷地内でも「人為的地震」を起こしていたことになります。」

 つまり、福島の原発事故は無知から引き起こされた惨事でしたが、実は「地震発生の仕組みを実験で証明した」と云うことかもしれません。実験室で再現することが困難なマグマの高熱を、一時的に制御不能になった原子炉が提供し、「解離爆発地震説」を証明して見せた、と云う結論かもしれません。

 それにしても、「無知」の代償はとてつもなく大きなものになってしまいました。

1909 
Date: 2014-03-13 (Thu)
左翼思想家はやがて歴史的な責任を問われる
 ネット上に、京都大学原子炉実験所小出裕章助教の「小出裕章ジャーナル」というラジオ番組の記録がありました。「浜岡原発は、世界で一番危険な原発である、これを再稼動させるなんてトンデモない話だ。」というわけです。「浜岡は近い将来確実に起こると地震学者が口をそろえて言っている東海地震の中心部にあるのだから。」とか「マスコミの人が危険性を訴えて、頑張って欲しい。」とかセンセーショナルな発言をしています。

 しかし、東海地震が近い将来「確実に起きる」という明白な根拠はありません。プレートテクトニクス理論が正しければ、というだけのことです。フィリピン海プレートが年間数ミリのオーダーで潜り込んでいるとすれば、100年近く“反発現象”が生じていないから、”確実に“反発が起きる、と推定しているだけです。 プレート理論が間違っていれば、根拠は足元から崩れてしまいます。

 地震爆発論学会の見解としては、そのような“確実に起きる”という話にはなりません。

   世界で一番危険な原発であるというようなストーリーはデマにすぎません。菅(元総理大臣)氏は、小出氏などの左翼活動家の“言動”にしたがって「浜岡原発停止要請」を出したのでしょう。[1659]にあるように、私は当時菅総理大臣のコメントに反対を表明し、中電には「菅総理の要請を受け入れるな」「原発停止を実施するな」と云う要望を提出しました。([1660]参照)
 中電本社前では、街頭演説という活動もしましたし、直接担当者に以下のような「要望書」を手渡しました。

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中部電力名古屋本店 
             代表取締役会長 三田 敏雄 様
前略 

   今般の政府指導によります、浜岡原発の停止要請は国家・社会を衰退に導く愚策であります。中部圏のみならず、日本全体の産業に与える影響は計り知れないものがあります。

 どうか政府の要請には従わないでいただきたくお願い申し上げます。

 浜岡原発の停止は行わないようにお願いします。

なお、地震発生確率として計算されているものは全く根拠のないものであることは東大のゲラー教授も述べています。これは破棄すべきものであり、地震学が間違っていることに原因があります。以下に私、石田地震科学研究所所長が解説する新・地震学セミナーの一節を送らせていただきます。
(資料省略)
 政府の要請には正しい地震学の知見から言って間違いがあり、従う必用はありません。地震学者の反論があれば、石田が責任を持って論駁いたします。どうか、政府の愚策に協力して、国家の衰退に手を貸すような愚かな行為を選択なさらないようにお願い申しあげます。         草々  

            幸福実現党愛知県本部幹事長  工博 石田昭                   

(元・名古屋工業大学土木工学科教授)

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 中電はあっさりと「菅総理の要望」を受け入れてしまいましたが、菅氏も中電もマスコミもそして地震学者も判断を大きく間違えたと思っています。

 左翼思想家にも「思想・信条の自由」「言論の自由」があるのは当然ですが、自由には責任が伴うことを忘れてはならないと思います。その思想によって国家がどれほどの衰退を経験し、国家存亡の危機をもたらしたかの責任はやがて「歴史の検証」の中で、何らかの形で負荷を負うことになるでしょう。

1910
Date: 2014-03-16 (Sun)
マスコミの黙殺とは違い正しく理解し発言する人達
 地震兵器に関しては情報を持っておりませんので、コメントできないのですが、ネット上では関心のある人が、石田理論と関連させて話題にするケースがあるようです。

 以下のように、「言葉は悪いが愚民を目覚めさせるためには、犠牲が必要なんだと思うに至った。」というものがありましたが、もちろん石田本人が書いているものではありません。

 地震理論に関してはマスコミの「黙殺」と違って、正しく理解して頂いていると思いますので、念のために収録しておきます。

地震兵器・人工地震118
49 :実は…幸福の科学で地震爆発説の石田昭ですら山本寛と一緒にしないでくれと書いている事実
そもそも、山本理論では石田が否定しているプレートの潜り込みを前提としておられ、
“プレートによって連行される「水」が金属と出会って水素が発生する”という主張をされています。
また、山本説ですと、繰り返し起きている余震の説明が不可能となりますし、地震に伴って起きる
「初動の押し引き分布」、の説明も不可能になると思います。
そうした論点を中心に「定説論者」から反撃を受けて「地震爆発論」が廃れてしまうことになっては
いけませんので、基本的に山本理論と石田理論は全く別のものであることを述べておきます。
石田理論ではプレートテクトの考え方を完全否定しておりますし、水素の発生はマグマの高熱
が引き起こす「水の熱解離現象」であるとしており、「金属反応現象」を採用している山本理論とは
違っていることを指摘させていただきます。

51 :プレートテクトニクスは間違ってたんだな。
地震水素爆発説の方が納得できる部分が多い

57 :日本では311以降、プレート説やそれを糧に生きる地震学者あるいはその学会を懐疑的にみるようになったと思う
実際に起きてることがそれじゃ説明しきらないし
彼らの仕事が全く命を守ることができなかったからね
もちろんこれらの学者はもっともらしい理屈を並べてプレート説で説明しようとするが
そのままに受けとる人はあまりいないんだろうとね
そういう中での石田理論だから非常に説得力を持つし受け入れられる
もし311を経験しなければ誰も真剣に石田理論に取り合わなかったと思う
このように、言葉は悪いが愚民を目覚めさせるためには
犠牲が必要なんだと思うに至った。

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