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391
2003/03/09(Sun) 08:04
石田 昭
Re:[390] 宣伝のリンクを張りました(^^ゞ
國次様 宣伝リンクありがとうございました。遺跡関係リンク集を始めて開いてみました。大宣伝が現われて、嬉しいやら、驚くやら、びっくりしました。沖縄の海底遺跡、海底鍾乳洞なども眼に入ってきました。走湯山の神々も興味ありますので、これから勉強してみます。ありがとうございました。
392
2003/03/09(Sun) 21:14
石田 昭
関東大震災の記録を恵送
本日MUセンサー考案のMU氏より、関東大震災の調査資料(大正震災志のコピー)を恵送していただきました。地震時に相模湾内でガスの噴出があったこと、また湾内で大規模な海底変動(400mの水深増、250mの水深減など)があったことを示す測量結果などが載っています。ライブラリー7に示した石本博士の著書で、200mを超える水深増という文章には接していましたが、400mという数値がある図面をみてびっくりしました。かなり広い範囲で100m〜180mの沈降が認められるもので、この測量結果は無視してはならない貴重なものだと思います。定説地震学では決して説明できない現象ではないかと思いますので、ニューオフィスに紹介したいと思って今準備しています。近い内にその図面の一部を紹介したいと思っています。またライブラリ18に示した、陸上部の隆起・沈降からは、相模湾は押し領域に当たるので、湾内も隆起することが想定されるのですが、かなりの範囲で沈降しています。その理由を18で一応は試みていますが、この資料を見て、湾内では、何回もの小規模余震によって、複雑な隆起・沈降を起こした可能性があると思いました。相模湾内の隆起・沈降の原因は少し修正する必要があるでしょう。貴重な資料を御恵送頂いたMUさんに感謝いたします。
393
2003/03/12(Wed) 00:14
石田 昭
関東大震災で生じた相模湾内の隆起・沈降現象
ニューオフィスの27番目に、「関東大震災で生じた相模湾内の隆起・沈降現象」を追加しました。
http://www.ailab7.com/sagamiwan.html
内務省社会局が発行した資料の紹介ですが、大変なボリュームがあります。次は東京や横浜で起こった火災旋風を取り上げようかと思っています。旋風は横浜のほうが多く起こっていたようで、全体に地震規模は神奈川県下のほうが大きかったことが分かります。
394
2003/03/13(Thu) 00:17
石田 昭
化石の生成・プレートの誕生
T氏の情報の中に面白いものがありました。
http://www.fitweb.or.jp/~entity/

洪水以前の世界(後編)〜年代測定法と古代大陸〜という記事のなかで、化石ができる条件は一瞬にして、埋没してしまうようなカタストロフ的激変が起こった場合だけである、とありました。定説では地球の変化は斉一的であるということですが、それでは、酸素の供給があって恐竜や生き物の死骸は腐敗してしまうということです。一瞬にして土中深くに埋まるから、酸素の供給が遮断されて化石ができるという主張です。激変説を信じている私としては、なるほどと頷けました。地球は何度も、大陸の沈降、隆起、地軸変化などの激変を繰り返して、たくさんの化石を残してきたのだろうと考えられます。もう一つ面白かったのは、プレート説の矛盾に関してです。プレートを誕生させている海嶺の総延長は6万5千kmもあるそうですが、プレートが消えていくサブダクション(海溝部分)は4万5千kmであって、これでは地球上にプレートが過剰に生産されてしまって、地球の膨張に繋がるというコメントです。これもなるほどと思いました。地球の膨張説は星野先生の主張ですが、私は膨張説は信じていませんし、プレート説も信じていません。プレート説の矛盾として興味深い指摘だと思いました。その他にもこのような記事がありました。「アカデミズムには“定説”というものが存在し、その定説とあまりにもかけ離れた発見は、弁解の余地なく発掘過程に誤認があったか、あるいは調査する価値もない“キワモノ”として扱われるのが普通なのだ。発掘に当たった考古学者からすれば、こうした学界の対応には当然納得がいかないだろう。しかし、あまり自分の発見に固執すれば他の学者たちから異端視されることは目に見えている。こうして定説にそぐわない人類の化石は“あってはならないもの=オーパーツ”として扱われ、その多くが日の目を見ずに埃をかぶる。」

新・地震学も「陽の目を見ずに埃をかぶる」ということの無いように、頑張って埃を払い続けなければならないと思います。

395
2003/03/13(Thu) 13:34
石田 昭
大地震で火災旋風の発生する場所
ニューオフィスに28番目の項目で「大地震で火災旋風の発生する場所」を追加しました。
http://www.ailab7.com/senpuu.html
関東大震災で発生した東京と横浜の火災旋風の発生場所を紹介したものです。いずれも、かつて長期間に渡って河川から運搬され形成された砂礫層地域に面して発生しているようです。地震発生原因である解離ガスの噴出を想起させるものです。
396
2003/03/13(Thu) 14:13
石田 昭
八丈島の丹那婆伝説
ニューオフィスに「八丈島の丹那婆伝説」を付け加えました。全部で29項目となりました。
http://www.ailab7.com/hachijou.html
22年前の私の姿が映っております。
397
2003/03/14(Fri) 00:27
石田 昭
根府川の山津波
関東大震災の最大の激震地は、神奈川県丹沢地域と、箱根の南部地区でした。とくに根府川で発生した山津波では多くの人命が列車ごと呑み込まれてしまいました。米神という集落でも同じように山津波で相模湾に押し流されてしまったようです。ニューオフィスに30番目の項目で掲載しました。
http://www.ailab7.com/nebukawa.html
398
2003/03/15(Sat) 09:44
石田 昭
予言的予知と合理的予知の違い
世の中には地震を事前に知ることに何か否定的姿勢を示す人がいるようです。原因は予知という言葉に予言的要素が混入してしまっているからでしょう。ノストラダムスの予言、ファティマの予言などで、五島勉氏などの世紀末予言シリーズが有名になった割りには、その予言が外れたのではないのかという反動から、予言と予知を一括りにして見ているように思います。どこの町がやられるとか、沈没するとかは知らないほうがいいのだ、その時まで元気一杯に過ごしたほうが良いのだということなのでしょう。「それはかえって悪魔の仕事になるのです、天国的仕事ではありません」という言い方になるのかもしれません。又現実に東海地震の該当地区住民がこの30年間近く持たされ続けている不安感への同情から来る行政批判も底流にはあるのでしょう。

しかし、予言と予知とは違うものです。予言には合理的な根拠がないものがあります。私の目指す予知とは、現在は未科学かも知れませんが、ある程度合理的知識に基づいて事前に前兆を検知しようというものです。知識があれば救える人命を予知を否定してみすみす捨ててしまうのが天国的行動ではないはずです。その意味で私は長期予測的地震予知には反対しています。それは合理性のない予言的なものになっている可能性があるからです。しかしANSが目指している直前予知は合理性を含んでいます。その合理性を説明するために、新・地震学を展開しているのです。中国の海城地震で成功した直前の地震予知を見れば、それがどれだけ天国的仕事であったかは明らかです。どうか予言的予知と合理的予知とを混同しないでいただきたいと思います。予言的予知には悪魔の介入してくる隙が確かにあると思います。ANSの成功には密なる観測網が不可欠です。どうか、たくさんの方のご参加をお願いいたします。

399
2003/03/17(Mon) 18:14
石田 昭
超古代文明について
昨日「海に沈んだ超古代文明」講談社クォーク編集部・編という本を入手しました。インドの海底古代遺跡、を始めたくさんの海底遺跡があることを知りました。しかし海底にある理由が、全て海面上昇によってであるという点に関しては納得がいきませんでした。その中からいくつか紹介します。

「発表したのはインドのジヨシ科学技術相で、インド西部グジャラート沖のカンベイ湾海底で九五〇〇年前のものと見られる古代都市の遺跡が見つかった。発見されたのはつぼの破片、人骨の化石、建築に使われていたと見られる資材などで、木片の年代測定から紀元前七五〇〇年前(今から九五〇〇年前)ごろのものと判明した」

「数千年より前の大規模な遺跡というのは、今は海底にある。海面変動で沈んでいるからだ」すなわち、九五〇〇年前の遺跡なら、海面下にあって当然なのである。<br>自然科学、とくに、古気候学、海洋学、地質学によれば、四大文明発生からはるかにさかのぼる、今から二万〜数千年前に、地球は実に一〇〇〜一二〇メートルに及ぶ、きわめて急激かつ大規模な海面上昇に遭遇したことが、藤井昭二・富山大学名誉教授らはじめ、世界の自然科学者たちの研究によって明らかになっている。現在、四大文明と呼ばれているものは、その大規模な海面上昇の終息するころ、たまたま現在の陸地にある大河のほとりに生まれたものに過ぎない。それよりも古い文明すなわち「超古代文明」は、今では、海面下に沈んでいる。こう考えるのである。二一世紀は、四大文明をさらにさかのぼる「超古代文明」を大陸棚に探る「大陸棚考古学(海底考古学)」の時代になるであろう。

というものです。海底考古学の時代は確かだろうとおもいますが、アトランティスやムー大陸は大地震によって沈没したと考えている私には納得がいかない記事でした。詳細は次にリンクしておきました。
http://www.ailab7.com/choukodai.html

400
2003/03/20(Thu) 00:29
石田 昭
瓜生島の潜水調査に期待する
会員専用BBS(ANSフリートーク)で話題になっている、房総半島沖合いや北海道南東沖の海底にある川筋のような模様ですが、
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAIYO/sokuryo/izu.html


http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAIYO/sokuryo/c0.jpg


インドのカンベイ湾海底遺跡も古代の川筋に沿って形勢された遺跡ということですから、やはり古代の川筋と見てもいいのではないでしょうか。海底考古学が発展して、人類史を書き換えると同時に、地震による隆起・陥没を証明する日を待ちたいものと思います。瓜生島の海底調査も「瓜生島沈没」加藤知弘著を読むと、ダイバーが直接潜って調査したのは、大分港沖合いの水深が急に深くなる斜面近辺だけのようです。瓜生島の本体部分は水深50mを越える別府湾の最深部あたりに沈んでいるようですから、もっと沖合いを調べないと遺跡は発見できないでしょう。

國次さんのご意見では、そのくらいの深さでも十分調査可能ということですので、ぜひ将来潜水調査をお願いしたいものだと思います。同書を見ても、瓜生島が消えた原因は急深の斜面下へ崖崩れのような形式で崩れ落ちたことによる、という解釈になっています。しかし瓜生島が存在した当時は当然陸地か浅瀬だったわけで、そこが陥没したことによって結果として急深になったのに、海底崖崩れによって島が消えたという説明はおかしいと思います。結果を先に持ってくるという矛盾があります。私は海底の崖崩れ説には納得がいきません。國次さんが作成された、瓜生島の配置図と現在の水深との関係図を紹介させていただきます。
http://www.izu.biz/pro-tecs/images/beppuwan3.jpg

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