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951
2005/01/18(Tue) 11:11
パトロス
佐伯様への返信メール
佐伯様
セミナーの目的に鑑み以下のようなメールを差し上げましたが、メールアドレスにミスがあるようで送信不可能でした。
セミナーはヨチヨチ歩きですが新地震学の創造を目的にしております。書き込みの内容は創造作業とは別かと思いますので、ご返事はメールにするのが適切かなと思いました。よって、このメールでご返事させていただきます。
>いや、「立証できないなら何も言うな」と言っているわけではなく、「立証できないなら認められなくても仕方ないのではないか」と言っているのですが…。
立証されてもいないプレート論が真理であるかのごとく義務教育でも教えられていて、マスコミでもそれに基づいて解説されている現状を「実証できないからしかたがないや・・・」といって済ませておくことはできないと思うのです。
>科学が科学であるために立証は不可欠ですし、プレート説が立証されていないとしても、こちらまで立証責任を放棄してどんぐりの背比べのような理論を作る必要は無いと思います。
現象を合理的に説明できる仮説を見出す作業は科学にとって不可欠だと思いますが・・・、科学の進歩はまず仮説の提唱があり、それを実験や観測で実証していくという流れだと思います。湯川秀樹博士の理論も実証されたのは後年になってからだったように、まず仮説が先に無ければ、進歩は出来ないと思います。
セミナーで検討中の新地震論がどんぐりの背比べのような理論とお考えならば、無理に参加していただかなくてもいいのではないかなと思いますが・・・。
>氷河が動くなんてのは観測のエラーで、実は動いてないんじゃないでしょうか。
そんなことは無いでしょうね。動いていると思います。
おっしゃりたいことは、固体マントルでも対流が起こるというレオロジーのことかと推察しますが、高温の固体が変形することは氷河の蛇行と同じように起こることだと思います。ただその程度の対流で地球磁場が出来るとは思えないし、プレートを移動させる摩擦力を発揮するとは思えないということです。
952
2005/01/19(Wed) 11:56
パトロス
氷河の挙動
会員専用の掲示板で氷河の挙動に関するやり取りがありましたので抜粋して紹介します。
> 氷河が動くのは水(氷)の分子の結合力が弱いからです。よくわからないのですが、水分子が 電気的に偏った形をしているので、弱いイオン結合と言ってもよいのでしょうか。
私もよくわかりませんが、氷の挙動から熱い岩盤の挙動を推定するのは無理があるように思います。
> 氷河もプレートの跳ね上げ現象のようなことを起こしているのか知りたいです。
聞いた事がありませんし、ありえない話だとお思いますネ。
> 氷河同士がぶつかり合って、上の氷河が下にひきずられて、ある時上の氷河が跳ね上がるという現象が実際にあるのでしょうか。
ないでしょうね。
> 氷なので、再結合する気がしますが、氷の表面が汚れていれば、
> 再結合できなくて、2層になっているかもしれません。
プレートという岩盤も高温下では再結合して一体化してしまうのではないでしょうか、たとえ衝突という現象を認めるとしても・・ですが。
それよりも、プレートの衝突という現象が起こるということが私には信じられません。

地球誕生の真相まではわかりませんが、常識的に考えて、地表が固まる前はマグマオーシャンであった筈です。やがてそのマグマの表面が冷却して、固化し、陸地ができ、海ができ、動植物が誕生し、人間が住める環境が出来ていったということは間違いないでしょう。
その固化した地球表面に、フォッサマグナのような大亀裂が入ったとしても、それは固化した表面だけに傷跡として残る話であって、高温である下部ではやがて再結合して傷跡も無くなってしまうでしょう。大手術でメスを入れた肉体表面もやがて、傷跡が分からないくらいに癒着してしまうのと同じように・・・です。
地表から何十キロという深さでは高温の岩盤の筈です。そのような場所で衝突・跳ね上げなどという現象が起こるとは私にはとても考えられません。
氷の表面が汚れていても、その上に積もった雪氷がそれを包み込んで再結合するから、氷河にもバームクーヘンのような紋様ができるんでしょうね。地殻も同じように沈降と浮上を繰り返す中で、熔融と固化が繰り返されて、変成岩が出来るのですよね。プレートの衝突というのはありえない話だと思っています。

953
2005/01/20(Thu) 09:59
パトロス
氷河の挙動 (2)
会員専用の掲示板での「氷河の挙動」に関するやり取りで以下のような書き込みがありました。参考になるかと思いますので紹介します。
身近な人と話しても、プレートについては考えれば考えるほどわからなくなります。数人に聞いた感じでは、プレートとは水飴の硬いものというイメージでした。今回の氷河のようなものです。
でも、そう考えると、跳ね上げはありえません。曲がったら、それっきりです。
では、木の板のようなもので、弾性があって折れるものではないかと考えると、余震が少しずれた部分で起こることが説明できません。板を折ってみるとわかりますが、折れた部分がすぐ固着して別の部分が折れるということはありえないからです
そう考えると、何か未知の物性ではないかとしか考えられません。しかし、いかに地下深くの高温・高圧であっても、このような矛盾した作用をするような未知の物性はありえないのではないでしょうか。

プレート論の人は、その未知の物性について説明責任を果たして欲しいと思います。揶揄しているのではなく、本当にわからないので、知りたいのです。
以上ですが、水飴のように流動する固体、しかも木版やガラス板のように、弾性があって、折れたり破壊してもまた元に戻るような固体、そんな未知の物体が存在するものでしょうか。通説地震学はおかしいと思います。
通説の地震論では「地震とは蓄積されたひずみエネルギーが解放される現象である」という曖昧な表現ですが、いったいそれは岩盤(プレート)の破壊現象なのか、プレートの跳ね上げ現象なのか、跳ね上げ現象ならばどこにも破壊は起こっていないことになります。
「破壊であってかつ跳ね上げである現象」というのではまったく相矛盾した物理現象を意味することになってしまいます。地震とは何なのか、私も地震学者に説明責任を果たして欲しいなあと思います。

954
2005/01/20(Thu) 20:14
パトロス
ニューオフィス45,46追加
ニューオフィス45に平成元年に起きた伊豆東方沖群発地震の5ヶ月も前に観察された手石海丘付近から立ち昇る水蒸気と見られる竜巻のような雲を紹介しました。
http://www.ailab7.com/teisi.html
また46にはスマトラ沖地震で発生した津波のメカニズムを解説しております。
http://www.ailab7.com/sumatra.html
毎日新聞に載っていた通説地震学による解説では納得できませんが、地震爆発論ならば、合理的に説明できるのではないかと思います。
955
2005/01/21(Fri) 14:11
パトロス
中越地震は人為災害か?
ある方から、新潟中越地震の原因は長岡市の帝国石油サイトで行われているCO2の圧入実験と関係があるのではないだろうかというメールをいただきました。大変重要な問題を含んでおりますので、やり取りを紹介します。
【質問】
はじめまして、よくANSのサイトを見せていただいております。いきなりではありますが、ご質問させていただきたいと思います。
中越地震では何度も強い余震がおこり、未だに弱まりながらも続いておりますが、先日NHKのテレビにて温暖化(私もCO2等が原因だとは思いませんが)抑止の為に、地下1000メートル程にある、上をキャップロックと呼ぶ岩盤に覆われた帯水層に、CO2を送り込み、大気に出すCO2を減らすと言う実験を長岡市のあたりで2003年の7月から今月まで、行っていたそうです。

詳しくは 財団法人 地球環境産業技術研究機構(RITE) 

http://www.rite.or.jp/Japanese/project/tityu/nagaoka.html

をご覧ください。
この実験では帯水層の隙間に含まれる水にとってかわって、CO2がその隙間に入るのですが、その追い出された水がどうなるのだろうかと思います。ライブラリーの22(http://www.ailab7.com/lib_022.html#lcn022)にデンバーの注水実験という記事がありますが、それと同じ様な行為なのではないかと考えます。こんなに何度も強い地震が続いた原因なのではと考えたのですが・・。

また北海道のあるところでは、メタンを取り出した層の中へCO2を送り込んでいるようですが、こちらはそんなに危なそうではなさそうです。
ご意見をお伺いできれば幸いです。
【回答】
貴重な情報ありがとうございました。このようなことが実施されているとは全く知りませんでしたので、びっくりしました。
さて、これは大変危険な問題を含んでいると思います。ご指摘のようにCO2を圧入すれば当然水は周辺に押しやられるわけでして、地下内部の熱と圧力の関係を乱します。これはすなわち解離度の変化を引き起こしますので、地震の原因になる可能性が非常に高いと考えられます。
デンバーの実験と全く同じ危険をはらんでおりますが、今の地震学ではそれが分かっておりません。

>北海道のあるところでは、メタンを取り出した層の中へCO2を送り込んでいるようですが、こちらはそんなに危なそうではなさそうですが。

北海道のケースは石油採掘でもやっていることですが、採掘した後に泥水などを送って置換しますので圧力のバランスが破壊されず、問題は少ないのだと思います。しかし長岡市深沢のケースは大変危険ですね、震源地と15キロしか離れていませんし、詳しいことは分かりませんが人為的に起こしてしまった地震の可能性も高いのではないかと私は考えます。

以上のような回答を差し上げました。ひょっとしてほかの場所でもこのようなことが行なわれているのなら、即刻中止していただきたいと思います。
デンバーの実験に関しては、高名な地震学者(竹内均先生[1521])が地下に水を注入したから、地盤の滑りが促進されて地震の発生に繋がった、だから大地震のエネルギーをこの方法で小出しにして散らしてしまうことも可能である、というようなコメントを著書に残しておられます。まったくの見当違いですが、通説地震学の知識はそのようなものですから、CO2を注入することで地震に繋がるなどということは少しも念頭に無いのだと思います。

わたしにも詳しいことは分かりませんが無明とは恐ろしいものだと感じます。

956
2005/01/21(Fri) 15:31
パトロス
地震襲来・予知の知恵(2)

本日の東濃新報に「地震が起こる本当の理由は何か?」の第二回分が掲載されました。第一回掲載分と共に以下に載せておきました。
http://www.ailab7.com/sinnpou.html
次回はマントル熔融論の説明になります。

957
2005/01/21(Fri) 22:03
遠州
プレート説か爆発説か

今はプレート説が広く認められていて、致命的な論理破綻が起こらない限り、今後も定説として広く信じられるのではないかと危惧しています。
今回のスマトラ沖の地震についてもニューオフィス46で指摘されているように、疑問点の多いプレート説で説明していて納得出来ない内容だと思っています。
プレートの先端部分も我々の住んでいる陸地の一部であって陸地と同じような物質で構成されていると思いますが、陸上にも圧力を掛ければ縮み、放せば元に戻る特性を持った地面が何処かに存在するのでしょうか、更なる素朴な疑問か一つ増えてしまいました。
さて、爆発説が正しいとすれば、やがてプレート説は論理破綻を来たし、否定される時が来ますが、その時直ちに石田研究所の爆発説が認知されるのでしょうか、甚だ疑問に思います(大変失礼な表現で申し訳ありません)。立証の少ないプレート説を信じ、それが否定された後に、やはり立証の少ない爆発説を素直に信じることが出来ないのではないかと思うからです。むしろプレート説以上に立証を強く求められるのではないでしょうか。
佐伯様がこの掲示板で仰っている立証の重要性は私も同様に感じております。

私設の研究所に費用の掛かる実験や調査を望むのは酷でありますが、些細な立証で良いから地道に着実に積み上げて行って欲しいと望んで止みません。プレート説の破綻に備えて。

958
2005/01/22(Sat) 08:52
パトロス
Re:[957] プレート説か爆発説か
遠州様ありがとうございました。
> 致命的な論理破綻が起こらない限り、今後も定説として広く信じられるのではないかと危惧しています。

結局は目に見えない世界(霊界と地球内部と)のことですから、信じるか信じないかという信仰みたいなところがありますよね。改宗するのは時間が掛かるのでしょう・・。

> 今回のスマトラ沖の地震についてもニューオフィス46で指摘されているように、疑問点の多いプレート説で説明していて納得出来ない内容だと思っています。
プレートの先端部分も我々の住んでいる陸地の一部であって陸地と同じような物質で構成されていると思いますが、陸上にも圧力を掛ければ縮み、放せば元に戻る特性を持った地面が何処かに存在するのでしょうか、更なる素朴な疑問か一つ増えてしまいました。

こういう疑問を一つずつ積み上げて改宗するしかないのでしょうね・・。試薬を一適ずつ入れていくと最期の一滴でパット変化しますが、あれと一緒かもしれません。一適の投入を止めないことでしょうね。

> さて、爆発説が正しいとすれば、やがてプレート説は論理破綻を来たし、否定される時が来ますが、その時直ちに石田研究所の爆発説が認知されるのでしょうか、甚だ疑問に思います(大変失礼な表現で申し訳ありません)。立証の少ないプレート説を信じ、それが否定された後に、やはり立証の少ない爆発説を素直に信じることが出来ないのではないかと思うからです。

さあどうでしょうか、[955]中越地震は人為災害か? で紹介したCO2の地下貯蔵実験では、以下のような地域に貯蔵に適した場所があるということで、検討されているようです。

・ 福島県東方海域
・ 千葉県東方海域
・ 静岡県南方海域
・ 三重県東方海域
・ 長崎県西方海域
・ 苫小牧南方海域
・ 秋田県西方海域
・ 新潟県北西方海域
すべて海域のようですが、もしこのまま計画が進行して行けば各地で海底地震と津波が生じるのではないかと心配しています。そうなっても、地震爆発説が信じていただけないとは思いません。もちろんそうなる前に中止していただきたいのですが・・・。

>私設の研究所に費用の掛かる実験や調査を望むのは酷でありますが、些細な立証で良いから地道に着実に積み上げて行って欲しいと望んで止みません。プレート説の破綻に備えて。

粘り強く頑張るしかないですね。プロスポーツの選手じゃないですが、応援宜しくお願いしまーす。

959
2005/01/22(Sat) 12:47
遠州
プレート説か爆発説か「続き」
回答ありがとうございました。
今日(1/22)のNHK教育テレビAM9時15分放送の子供向け番組の 科学大好き土よう塾で、「地震はどうしておきる」を放映していました。
途中からしか見ていませんが、番組と東大地震研究所とチームを組んで多くの実験を交え分かり易く説明をしていました。
ただ印象に残ったのは、地震はプレート同士の押し合いで弱い部分が破壊され断層が出来ることにより発生すると説明している部分です。従来のプレートの跳ね上がり説とは違っていました。
パトロス様 若しご覧になっていないようでしたらNHKから入手されたら如何でしょうか、何がしかの参考になるとおもいますが、私は録画設備の無い所にいたので録画出来ませんでした。
960
2005/01/28(Fri) 18:43
パトロス
地震襲来・予知の知恵(3)
本日の東濃新報に「地震が起こる本当の理由は何か?」の第三回分が掲載されました。第一回、第二回掲載分と共に以下に載せておきました。
http://www.ailab7.com/sinnpou.html
これで、完結しました。
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