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1031
2005/08/22(Mon) 00:21
パトロス
Re:連続する大きな地震
ノリマン様 高名なU教授には先月末に以下のような内容のメールを差し上げました。 (2015.3.31 U教授とは、上田誠也教授のこと)

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「小生は以前大学で土木工学(水理学、海岸工学)を専攻しておりましたので、地震学はまったくの素人ですが、プレートテクトニクス理論で地震の発生を説明する通説の地震学には以前から疑問を持っておりました。
つまり、地震が起きる原因は地下の水がマグマの高熱に反応して発生する解離ガスの爆発によるものであると考えてきました。解離ガスとは爆鳴気とも言われる酸素と水素の混合ガスですが (この気体は原子水素、原子酸素状態ならばブラウンガスでしょうが・・・)、この混合ガスの爆発が地震であると考えると、マグマ貫入論を唱えられた石本博士の主張は合理的なものに思えてきますし、ギリシャの時代から観察されてきた地震時の諸現象をも合理的に説明できると考えています。

一方、技術ジャーナリストの山本寛氏は今月16日に発刊された、「水素プラズマエネルギー革命」(工学社)の中で、石田説とは同じではありませんが、地下で原子水素ガスが発生し、これが爆発することが地震であるとする山本説を唱えておられて居られます。プレートの反発説や、断層地震説を否定する理科系出身者(名古屋大学航空工学科卒)が居られることに意を強くした次第でありますが、東濃新報に投稿・紹介した記事をご覧ください。http://www.ailab7.com/tounousinpou2.html

さて、新報記事にありますように、山本説にしろ、石田説にしろ、中越地震に関しては、CO2の地下貯留というプロジェクトが人為的に爆発を誘発してしまったのではないかという疑いが起こってきます。今ジャーナリストなどにこれ以上の地下注入はしないよう社会的な啓蒙をしていただきたいと呼びかけておりますが、地震学者はCO2の地下圧入など地震と無関係であると言う「お墨付き」を与えてしまいますので、プロジェクト担当者に危機感が存在しません。

このまま、プロジェクトが進行すると、本番の圧入予定地はすべて海域ですので、津波災害を含んだ中越地震以上の悲惨な人為的災害を引き起こす可能性があると危惧しております。(中略)

山本説では深発地震が、なぜ海溝部にしか起きないのか、海嶺部ではなぜ浅発地震しか起こらないのか、という疑問が説明できませんが、大地震時に起きる核爆発のようなエネルギー放出にはブラックライトプロセスのような未知の現象があることも十分に考えられると思っています。
また、地震爆発説(山本説、石田説)ならば、高温のガスがひび割れや毛細血管のようなマグマの管路内を高速で流れることが予想され、地電流が発生することも考えられますし、地震前兆現象の多くが説明可能のような気がします。
地震学はもう一度、昭和の初期の石本博士の押し円錐理論、マグマ貫入理論までバックして、再スタートを切るべきだと思っておりますが、如何でしょうか。地震学にもルネッサンス運動が必要な時が来ているという気がいたしております。

先生のご感想・ご意見をいただければありがたく思います。」

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以上がその内容ですが、まだ返信は戴いておりません。
また、「プレート境界でひずみを支えていた何カ所かの断層面の一部が滑った」という記述はアスペリティー(固着域)と言う概念に基づいているようですが、
セミナー[222]http://www.ailab7.com/log/eqlog221-230.html
[689] http://www.ailab7.com/log/eqlog681-690.html
にも述べましたように、剛体であるはずのプレートが一部分は滑り、一部分は固着しているというのは矛盾していると思います。滑る部分と滑らない部分の境界はどうなっているのでしょうか。地震爆発説とはまったく相容れない見解です。

1032
2005/08/22(Mon) 13:02
パトロス
学者の反応
ノリマン様 地震学者からの反応はありませんが、電磁波の分野から地震予知に取り組まれている学者から以下のようなメールを6年前に戴いたことがあります。文中にあります「地震学者の反発・無視はすごいと推察します。」については、反発イコール無視なんでしょうね、たしかに、すごいと思います。  (2015.3.31 学者とは、故・池谷元伺教授のこと)

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「先日は興味深い著書をお送り頂き有り難うございました。

プレートテクトニクスや地震学そのものへの挑戦やこのような切り口もあるかと、さぞ地震学者の反発・無視はすごいと推察します。爆発説が証明されるのは、ずっと後の世になるかも知れませんが、「説」として提案しておくのは意味があると思います。
私は電気系の人間ですので、力学的な議論は弱く、電磁波も圧電効果の補償電荷で説明がつくと思っています。」

1033
2005/08/24(Wed) 09:45
パトロス
北方領土で強い地震の恐れ?
ロシア政府が、北方領土で強い地震の恐れがあるとして、すでに救難作業の準備に入っている、とTBSニュースが伝えています。
その根拠はどこにあるのかわかりませんが、測地的予知の手法に拘っている日本では考えられないことです。地震の予知に関してロシアは何かを把握しているのではないでしょうか。少なくとも地震の実態を日本の学者よりも正しく把握しているように思えてなりません。

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 ロシアの非常事態省は22日、極東のカムチャツカ州や北方領土を含む千島列島で今年中に強い地震が起きる恐れがあり、救難作業に必要な装備の輸送をすでに始めたことを明らかにしました。
http://news.tbs.co.jp/headline/tbs_headline3100922.html

1034
2005/08/24(Wed) 22:35
銀次狼
Re:[1033] 北方領土で強い地震の恐れ?
以下参考になれば幸いです。
 ロシアでは電磁波による地震予知観測衛星を打ち上げていると聞いたことがあります。 現在はたしか南米の国に金だしてもらってやはり地震予知観測衛星を打ち上げ計画しているようです。これらの手法も日本のGPS観測方法とは異なるもののようです。
 どのような根拠で衛星で観測した電磁場で地震予知ができるのかは分かりませんが。ただ、ロシアではいろいろな手法で地震予知を行おうとしていることは確かなようです。
削除キー:0123
http://www.natureasia.com/japan/digest/0412-1.php
1035
2005/08/26(Fri) 16:17
パトロス
情報感謝
銀次郎様 情報ありがとうございました。アメリカでは「予知」という言葉さえタブー視される空気があるようですね。

「そうした状況にもかかわらず、地震予知研究を続けている国もある。しかし米国では、研究者が地震予知に取り組むと表だって公表することはわが身のためにならないことになってしまった。熱心な地震学研究者たちは、研究資金を得るためには全米科学財団(NSF)や米地質調査所の意向に配慮しなければならない、と言う。」

1036
2005/08/26(Fri) 21:28
銀次狼
Re:[1035] 情報感謝
 アメリカでタブーな事がロシアで可能なのは非常に不思議ですね。衛星による電磁場衛星観測の結果数ヶ月後の地震を予測できる事も(石田先生の理論をふまえても)不思議ですが、部隊を動かして真剣に対応するロシアという国も不思議です。
 日本には少し不自由な面もあり、アメリカはもっと自由な国という考えもありますが、より不自由な国と思われるロシアは学問的には自由度は高いのかもしれません。
 つまらない情報でも、先生の立派なお仕事に少しでもお役に立てば幸いです。
 郎→狼でした(パソコンを代えてしばらくぶりの投稿でした)。
削除キー:0123
1037
2005/08/27(Sat) 14:17
パトロス
自縄自縛の日本
銀次狼様、仰るように社会生活には不自由があっても、学問的にはロシアは自由度が高いのでしょう。プレートテクトニクス論を展開するウイルソン(カナダ)教授とブロックテクトニクスを主張するベロウソフ教授(ロシア)の学会でのやり取りは有名ですが、ロシアの学会にはプレート論を否定する研究者が今も多いのではないでしょうか。

どこかに紹介したと思いますが(星野教授だったかな・・・)、ヨーロッパの会議で「どうして日本の研究者はそんなにプレート論一色なのか」と質問されたということです。
日本もそうですがアメリカ、カナダの学会はプレート論がまかり通っているようです。
でもさすが自由な民間研究所は違うんでしょうね。人工衛星を利用した地震予知技術に挑戦しているようです。http://www.spaceref.co.jp/news/3Wed/2005_08_17sci.html
このプロジェクトにも背を向けている日本は、自縄自縛で勝手に自分を縛っているように見えます。

1038
2005/08/29(Mon) 04:35
管理スタッフ
不誠実な投稿は削除します
[699]http://www.ailab7.com/log/eqlog691-700.html
をコピーペーストしただけの書き込みがありましたが、投稿者のコメントがありませんでしたし、メールアドレスが正しく記入されていませんでしたので、管理スタッフが削除しました。
タイトル副題にもありますように、不誠実な書き込みに対しては、断りなく管理スタッフの判断で削除させていただきます。
1039
2005/09/24(Sat) 01:02
パトロス
海底鍾乳洞の存在が意味するもの
9月18日(日) 『夢の扉〜NEXT DOOR〜』 という番組で、沖縄の「ヒロベガマ」が報道されていました。広部俊明というダイバーの方が発見したガマ(洞窟)だそうで、正確な規模が現時点では把握されていないほどの大規模なもののようです。
水深37メートルの海底に分かっているだけでも奥行き640メートルの鍾乳洞が存在しているということです。
鍾乳洞は陸地でなければ出来ることはありませんから、このことは、この地がかつて海抜何メートルかの陸上にあって、何らかの原因で海底に沈んだことを意味しています。
これはプレートテクトニクス理論を覆す大変重要な地質学的発見だと思うのですが、何故プレート論者である地震学者が注目しないのか不思議です。
海底鍾乳洞が存在すると言うことは、「海洋プレートは海嶺部分で誕生して、2億年の移動の後に海溝部分で大陸プレートの下に潜りこんで行く」というプレート論の主張が破綻している証拠だと思っています。

つまり、沖縄の地は何回も隆起と沈降を繰り返してきたのであって、一定の速度で水平移動をするということは無いと思っています。
グランドキャニオンも現在は地上に存在していますがかつては海の底にあったのは確かな事実(地層が発達しているということから・・・)であり、沈降と浮上を数回繰り返していると言われています。
プレート論が間違っているとすればそれに基づいて成立している現在の地震学は根底から崩れ去ることになります。

その地震学に基づいて計画されている地震関係の莫大な研究費、防災対策費なども、その効果が怪しげなものになってしまいます。

1040
2005/09/24(Sat) 01:28
パトロス
ある入会者のコメント
本日ANSに入会された方の申し込みフォームに次のようなコメントがありました。
「空を観察し始めて3年目になろうとしています。「地震が起こりそう」までは分かるのですが、雲でいつ?どこで?を予測するのが苦手です。
今年の3月の福岡の地震のことを思い出すと恐怖と、それ以上に予測できなかった悔しさが込み上げてきます。
その後あきらめずに空の観察しています。が・・なんとなく限界を感じて来ました。私の小さなコンパスで皆様、自分、両方の観測に役立つなんて!!感激しています。これから、わずかでもお役に立てるよう協力させていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。」
地震雲がテレビで取り上げられていらい、空を気にしておられる方が多いかと思いますが、この方のように「なんとなく限界を感じて来た。」という方も多いのではないでしょうか。
地震雲というものが存在することは確かだろうと思いますが、それで大地震の予知を行うのには、かなりの経験を積まないと出来ないことであり、一般素人には無理のような気がします。どうしても小さな地震にまで関心が及んでしまい、恐怖心を煽ってしまうような活動になる傾向があります。
ANSでは病人や子供などを避難させたほうが良いような大地震だけを予知出来ればいいと考えています。

そうした大地震ならば、誰でも観測できる簡単な器具(方位磁石、電磁波メーター、小板磁石片など)にも反応し、地震の予知が可能であると考えております。
それにはたくさんの観測点が必要ですので、多くの方のご参加をお願いしたいと思っております。入会の費用とか会費などは戴いておりません。全員が全くのボランティアですので、よろしくお願いいたします。

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