大地震から身を護る法

地震学は進歩してきたのだろうか
地震予知器を作った江戸の町民

 

安政の大地震が江戸の町を襲ったときのことです。浅草蔵前の眼鏡屋さんの店頭にあった磁石が、地震の前には効力を無くし、くっつけてあった鉄釘がすべて落下してしまったそうです。しかし地震が終わってみると、元通りの磁石に戻っていたのです。これを見て、目覚まし時計のような地震予知器を作ったと、安政見聞誌に載っています。磁石にくっつけた留め金がはづれると、重石が落下してベルがなるような仕掛けです。磁石を無効にするような強力な電磁波が発生している、ということを利用したものです。残っていれば、関東大震災を予知したのではないでしょうか。
アメリカのデンバーでは、軍事工場の廃液を圧力をかけて地下に押し込めたのだそうです。解離層を人工的に乱すわけですから、当然地震が起こりました。これを、水を注入して岩盤をすべらせ、大地震のエネルギーを分散できたと解釈する知力とは、地震学は江戸時代から後退しているとしか思えません。

中越地震が発生した直前に、長岡において液化炭酸ガスを地下に圧入していましたが、地震爆発論から言えば、大変に危険な行為であり、地震を誘発したのではないかと心配をしています。 

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江戸期学者の眼力

 安政の時代に広瀬元恭という学者が著わした「理学提要」という書物があります。その中で「地震は地中に起こるある種の爆発が原因であり、それが地上に現れるときが火山であり、地下にこもったのが地震である。」
という文章があります。素直に地震現象を観察している学者の姿が見て取れます。
果たして、現代は地震学が進歩したのでしょうか。はなはだ疑問に感じます。昭和に入ってからも、石本巳四雄博士の「地震マグマ貫入説」という直感に満ちた立派な学説が古い学説というレッテルを貼られるなど、地震学は迷路に入り込んでいるように思えてなりません。
私はプレートテクトニクス理論というものがどうしても信じることができないのです。海洋プレートが大陸プレートの下に潜り込み、その反動で巨大地震が発生する、という説が公理のごとく信じられているようですが、これは、迷路の中の蛙の声のように聞こえるのです。 

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大陸移動は本当か?
 

プレートテクトニクス理論を信じないということは、大陸移動説も信じないということです。地球が十二枚のプレートで包まれているとしたら、どうなるでしょうか。プレート間の継ぎ目は、起潮力によって、毎日二回ギクシャクと動いてしまいます。起潮力が働いても動かないように、卵の殻のように薄い地殻ですが、しっかりと踏ん張ってくれているから、海水だけが膨らんで潮汐現象が起こるのです。南アメリカとアフリカが太古の時代にくっついていたのは確かでしょう。しかしそれは、地殻が大きく破壊された時に起こったことで、毎年少しずつ移動しているわけではありません。2億年前には、パンゲアという一つだけの大陸があって、これが移動して今日の分散した大陸の姿になったということでは、アンデスやヒマラヤのアンモナイトの化石を説明できないと思います。ニューオフィス1819を参照してください。

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